程なくして、ドアをノックする音が響く。
「レミィ、入るわよ?」
「どうぞ。」
入ってきた少女が、2人の前に立つ。
「紹介するわ。私の友達で、魔女のパチュリー・ノーレッジ。
パチェ、こちらが迷い込んできた、人間の十六夜 咲夜よ。」
「あ…はじめまして。」
「よろしく。そんなに緊張しなくても、私は取って食べたりしないわ。」
「パチェは生まれつき、少し身体が弱いの。
だから、顔色が良くないことが多いし、口数も少ないけど、
とてもいい子だから、安心して大丈夫よ。
それに、とてつもなく博識だから、解らないことがあれば、
何でも聞いてみると良いわ。大抵の事は答えてくれるはずよ。」
「貴方の事、大まかにだけどレミィから聞いたわ。
結構な人生だったみたいね…。」
咲夜は黙ってうつむいたままだ。
「パチェ、貴方の事から話してみてくれない?」
「随分買っているのね。そんなに魅力のある子なの?」
「この子と話していれば、必ず解ってくる。
貴方にも持ち得なかった力が、この子にはある。」