あとがきみたいなもの
何よりもまず最初に、ここまで読み続けていただき、誠にありがとうございます。
本文飛ばしてここまで来ちゃった、という天邪鬼な貴方は…よぅ(馬)。
とりあえず、反省しています。
とても大切な一本の筋が、音を立てて崩壊してしまいました。
東方プロジェクトのお話は、基本的には楽しいお話です。
殺伐さとはほぼ無縁のお話です。
タイトルからしてそうですが、
シリアス過ぎて重くのしかかるようなストーリー展開は、
本来の東方プロジェクトのお話とは、
あまりにかけ離れてしまったなぁ、と反省しております。
と、同時に、神主ZUN様の素晴らしい手腕に惚れ惚れしています。
自分は米粒ほどの実力も持たない、しょうも無い書き手なので、
一定の悲しいエピソードがないと、文章に魅力を乗せる事ができません。
いや、悲しくても魅力が無い、と言われてしまうと、
精進します、としか言えません…ごめんなさい。
ので、あんな(良い意味で)能天気な、
日常的な筋をもつお話で人を引き込める、というのは、本当に尊敬します。
あやかりたい、見習いたい、と学ぶ気持ちを掻き立てられます。
RED-SITE様においてあるムービー「unknown scarlet」は、
自分が紅魔郷にのめりこむ切っ掛けでした。
このムービーを目にしなければ、
フランに惚れ込む事は無かったと思います。
いやいや、もしかしたら、
東方プロジェクトをプレイする事も無かったかもしれません。
何せワタクシ、はじめは東方と聞いても、
STGとすらピンと来ない人間でしたので…。いや、お恥ずかしい。
U.N.オーエンは彼女なのか? をチラリと耳にして、
BGMに惚れるところから入ったうつけ者です。
曲名だけを頼りに情報をかき集め、
出会ったのがunknown scarletでした。
このムービーを見た時に、自分の中でフランが具現化し、
東方買ってくるわ、となりました。
いや、買ったのは結局通販でしたけどね(森)。
そして、一通りプレイを終えてもう一度unknown scarletを見た時に、
初めて見た時とはまた違った感動を覚え、
ちょっと書いてみよう、と強く感じました。
この場を借りて、
1つの作品をイメージしながらモノを書く、という事を快諾してくださった、
unknown scarletの作者であるRED様に、お礼申し上げます。
ありがとうございました。
また、2次創作への寛大な姿勢をお持ちである、
神主ことZUN様にもお礼申し上げます。
こういったスタンスを取っていただいているからこそ、
自分のような臆病者が2次創作の世界に脚を突っ込んでみよう、
と踏み切れたのだと思います。ありがとうございました。
ここまで踏み込んで2次創作活動を行ったのは初めてだったのですが、
どれほどお見苦しい点を払拭できていたのか…。
書き終えた今では、そればかり気になります。
これだけの人気を誇る題材を扱うという事の本質を、
書き始めるまでは全く理解していませんでした。
けど、人目を気にしすぎると2次創作の魅力は半減してしまう、
という事も同時に感じました。
この間合いというのは、
偉大な先人の皆様もずっと付き合っているのかな、と尊敬します。
自分も、もっと精進します…。
さて、お話の中での事を少し書いてみようと思います。
ので、ここから先はご希望の方だけ読んでいただければ大丈夫かと思います。
書き始めてすぐぶち当たったのが、
スペルカードは見てナンボ、という点でした。
どうしよう、文字だけで何をどこまで表現できるのか…。
あるいは、表現して良いものか…。
アプローチとしては、これを読んでいただいて、
東方に興味が湧いてくれれば、だったので、
実際にゲームとしてプレイしていく過程で、
「あ、このスペルカードは、あの時の!」
みたいな感覚を得てもらえれば、こちらとしては万々歳です。
自分もそういう経験があって、その心地良さが、
何の情報も得ていないスペルカードを見るのとは、
また一味違った感覚で、
それを少しでも他の人に感じてもらえれば、と思った次第です。
こういったところから、ある程度「画」としてイメージできないといけない。
けど、あくまでこのお話がメインではなく、
ゲームを行って「画」を初めて見た時の感動が大きくなければいけない。
スペルカードはゲームという工程の中で、
その造形美を楽しまないと意味が無い、と自分は考えているので、
ここだけはどれだけ苦労しても、
自分の納得いくバランスにしないと、と心がけていました。
書いている時に時間がかかった部分は、9割方がスペルカードの描写です。
どれだけ実現できたのか、厳しい目でご判断いただければ幸いです。
そんなスペルカードバトル
、一番苦労したのは、なんと言っても咲夜です。
時間の扱いか…さて、どうしたものか。
プレイ中、自分も含め初心者の厚い壁となる、メイド長。
強く、瀟洒な、とか、
そんな事考えてる余裕はほとんどありませんでした。ごめんなさい。
どうやって時間操作を表現したら良いものか、本当に苦労しました。
んで、更に困ったのが、どうやって決着つけるのか。
これは本当に困った。
どうしても、隙ができてくれないんです。
咲夜さん、だめです、強過ぎです。
結局、あんなギャンブル性の高い決着になってしまいましたが、
今の自分にはこれが精一杯でした…。
しかも、自分の中の咲夜さんは、
レミリアお嬢様への忠誠心があまりにも高過ぎて、
調子に乗って決死結界だのラストスペルだの言い出す始末…。
咲夜さん、作品が違います…。
この点に関しては、猛反省しています…。
作中でキャラクターが勝手に動き出すのは、
本来ありがたい事なんですが、
ちょっと暴走が過ぎたのは、自分の責任です。
逆に、比較的スムーズに書けたのが美鈴でした。
美鈴は、このお話の中での設定では、
相当悲劇的なエピソードを背負って紅魔館に住んでいるのですが、
その脳内設定の都合上、
どうしても格闘メインで立ち回って欲しい部分がありました。
美鈴のスペルカードの選択が少し不自然だな~、
と思えた方もいらっしゃるかもしれませんが、
その設定がもたらした結果、
彩雨があそこまで強化されてしまったんです。
裏の理由に、自分自身、ゲームでは彩雨が1番苦手、
ということもあるんですが(糊)。
本当、なにかと風当たり強い立場じゃないですか、美鈴って。
自分、美鈴はもっと大切に扱ってほしくて…。
皆さんのそれが、美鈴への愛情ゆえなのは、
重々承知しているつもりなんですが…。
という気持ちが、少し入っています。
スカーレット姉妹に関しては、
戦闘そのものよりも2人の心境を表したかったので、
あまり戦闘風景ばかり頭に浮かんでしまわないように、と意識しました。
それでも話の筋が重たいせいで、全体的に殺伐とした感はぬぐえず、
自分の未熟さを思い知った次第です。
レミリアはもっと上品に、
フランはもっと狂った感じに書きたかったのですが…。
とはいえ、本来フランはそこまで、
狂気に憑かれたようなキャラじゃないのでは? とも思います。
この辺りは、意見が割れそうなので、
自分の持ったイメージにブレが生じないように、と考え直しました。
1番好きなキャラだからこそ、
1番神経を使いましたが、
1番書きたかった部分なので、
1番スムーズだった、
という思い入れの強いバトルにできたのは、
この作品を書いていて、唯一手放しで喜んでいるところです。
ただ、お姉様も暴走して、
メイド長と同じような事をしてしまいました…。
永夜抄に参戦した2人、という事で、
なんとかお茶を濁していただくわけにはいきませんか…?
パチュリー戦。何がしんどいって、
スペルカードどれ使おうかな…という悩みでした。
ボリューム的な制約から、
使えるカードの枚数やシチュエーションに制限がかかるし、
エクストラが分離していないこのお話では、
賢者の石はここしか出番が無いし…。
霊夢プレイと魔理沙プレイから、
満遍なく強カードと思われる物をチョイスして、
この結果に落ち着きました。
魔女の見解は、自分が数々読んだ文献から、
最も作品に都合の良い設定を使用しました。
原作の「魔女」の定義と合致しているかは少し疑問ですが、そ
こはご勘弁ください…。
ルーミアとチルノ。
この2人、とっても好きなんで、
本当はもっとやりたかったんですが、
紅魔館に焦点をあてたお話で、そ
れはちょっとマズいかな、と思ったので、泣く泣くこの程度に。
ゲームの進行上、徐々に相手が強敵になって行ってくれないとこまるので、
そういった意味では、ゲームでは良い仕事してるな~、と感心しています。
この作品の中でも、そんな役割を果たせていれば、本望なんですが…。
見ていただいた通り、作品の所々で、色々小ネタが挟まってます。
原作とつながっているネタやなんかも沢山入っているんですが、
実は7割くらいは、知らないうちにやっていました。
どういうことか、というと、自分が好きで小ネタを入れていったのですが、
作品が7割くらい完成する頃に、
ようやく紅・妖・永のEXステージを補完した程度能力なんですが、
先に文章書いてから同じ元ネタが原作に見つかった、
というのがいくつもあります。
何かよく解りませんが、
辺に恥ずかしい気持ちになったのを良く覚えています。
もちろん、原作と関係無い物もふんだんに入っています。
全部解った人は、多分作者と友達になれます。
…なりたくないとおっしゃるかと思いますが。
それと、東方プロジェクトを扱う時に、
どうしても切り離せない要素、2次設定ですが…。
自分自身は、2次設定で育ったキャラクターも、
大切な要素なんじゃないかな、と考えていますので、
なるべく壊してしまわないように心がけました。
ただ、表に出過ぎないように、とも思いました。
極力公式設定で押し出して、2次設定はチラリとのぞく、
くらいのスタンスを目指したつもりです。
作中、特に紅魔館の人たちを中心に、
何か思わせぶりなセリフがいくつか出てきたな、
と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
この辺なんですが、この作品の自分の脳内設定で、
既にそれを表現した「東方紅悲哀 ~想いの先に~ 外伝」
なんてモノが7割くらい書き上がっています。
紅悲哀のお話より、少し前の紅魔館のお話で…。
楽しみにしていただいている、珍しい方も少なからずいらっしゃる、
と期待して、これくらいにしておきます。
もし興味を持っていただければ、
こちらも世に出たら眺めてみてください。
自分の頭の中では、この設定を引き継いだ、
妖々夢、永夜抄も、大方出来上がってきています。
あとは、文章を起こすだけ、というところまで来ていますが、
書き出せばちょいちょい修正も入るでしょう。
花映塚、萃夢想、文花帖は…ちょっとまだできてません。
花映塚が2割程度、といったところでしょうか…。
が、今のところは、書き始める見通しが立っていません。
何かを始める、というのは大抵そうですが、
いざ始めてしまうと、何かと周辺が忙しくなって、
なかなか手が付かなくなってしまう、という状況になりがちです。
そうなって本業を圧迫してしまうと、
なんだか2次創作である意味が無いのかな、とも思いつつ、
やはり受け手のあるモノに携わる以上、
それは言っちゃいけない事なのかな、とも感じます。
ので、少し様子を見させてください。
もし、幸いにも評価していただける声や、
続編を希望される声が多ければ、
すぐにでも時間をメイド長に見直してもらい、
何とか続きを書こうかと思います。
逆に、特に反応が無かったり、
厳しい評価をいただいた時は、むしろ今のまま続ける事は、
色々な意味で失礼にあたってしまうかと思いますので、
長い時間をかけ、しっかり修行を積んで、
もっと人にお見せしても恥ずかしくない程度の、
最低限の能力を身に付けてから続けようと思っています。
なんだか脈絡もなくつらつら書き続けましたが、
その辺りが、あとがき「みたいなもの」です。
基本的に、まえがきでほとんど終わっている事だったのかもしれません。
の、割に、あとがきみたいなもの、も相当長くなってしまいました。
ここまで根気強くお付き合いいただけた事は、本当に幸せなことです。
どうも、ありがとうございました。
では、ご縁がありましたら、またどこかでお会いしましょう。
ノーマルシューター:SUNAO
影響を受けて文章を書く程度の能力