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こんにちは、税理士の高橋健悟です。


1022日から、毎週木曜日・夜9時、テレビ朝日で遺産「争」族が始まりました。向井理さんが主演で、岸部一徳さん、榮倉奈々さん他、個性豊かな役者さんが出ていて、楽しみにしています。以前、相続に関するドラマと言えば、米倉涼子さん主演で、女系家族というドロドロのドラマがありました。

ドラマではありますが、相続を身近に感じるチャンスですので、興味がありましたらご覧ください。遺言や、遺留分に注目しながら観ると、より面白くなるかもしれません。


さて、残すところ今年も約2ヶ月となりました。

サラリーマンの方や個人事業主の方は、1月~12月の給与や事業所得に応じて、所得税・住民税が課税されます。


今回は、所得控除の一つである、小規模企業共済掛金控除について、以下説明いたします。


大企業に長年勤務されたサラリーマンは、退職時に、数百万円~数千万円の退職金がもらえる、ということが約束されていることが多いです。


しかし、個人事業主や、中小企業の役員にとって、そのように大きな退職金を考えていない方もいるかと思います。

仕事を辞めた後には、老後の生活費の不安が待っています。


そこで、国が提供する、個人事業者向けの退職金として、「小規模企業共済」という制度があります。



【メリットとデメリット】

<メリット>

1.掛金が全額所得控除になります。


 月額@1,000円~@70,000円の範囲内で、増減も可能です。

また、年払いも可能ですので、Max84万円/年額を一発で支払うことも可能です。


※所得控除と税額控除の違い

所得税の計算は、

「所得の合計▲所得控除=課税所得。 課税所得×税率=所得税」です。

◆所得控除・・・事業所得や給与所得などの所得(=利益)から控除するもので、税率をかける前に差引くものです。

ex:社会保険料控除、生命保険料控除、扶養控除、配偶者控除など)

◆税額控除・・・上記の所得税からダイレクトに控除するものです。

 (ex:住宅ローン控除)



仮に、課税所得:300万円の方が、月額@3万円(年額36万円)の掛け金を20年間払い続けると、下記のような結果になりました。

 ・支払う掛け金合計:7,200,000

 ・もらえる共済金A = 事業廃止による共済金のケース:8,359,200

 ・節税効果:@72,800円/年間


2.退職金


払った掛金が、事業を辞めるときなどに、給付金として受け取れます。

給付金は、一括でもらうと退職所得、分割でもらうと雑所得となります。

仮に退職所得の場合、事業所得や給与でもらうよりも税率がグッと低く設定されています。


つまり、支払う時に節税できるだけでなく、受取る時にも節税できる、という良いとこ取りの制度です。


<デメリット>

3.元本割れのリスク


掛け金納付月数が240ヶ月(=20年)未満の場合、元本割れとなります。




一度始めたら、20年間は、掛け続ける、と考えてください。

逆に、246ヶ月以上払うと、一定の割合でプラスされます。


4.掛捨てリスク

 

納付月数が1年未満で解約すると、掛金は戻ってきません。



【加入できる方】


従業員20人以下の個人事業主、または会社役員がメインです。

詳細は小規模企業共済HPをご覧ください。



【加入手続きの流れ】


1.下記、資料請求フォームから、申し込み

http://www.smrj.go.jp/skyosai/request/055921.html

2.資料が家に届く

3.届いた資料に必要項目を記入

4.振替口座の確認(銀行引き落としのため、銀行に印をもらいに行く)及び加入申込

 金融機関での申込みで、その金融機関に振替口座がある場合は、

 『契約申込書』、申込金(前払いの掛金分を含む)、提示書類を金融機関の窓口に提出してください。

5.書類と申込金は確認後に、金融機関が中小機構へ送付します(直接、送付しないでください。)。

6.完了

7.後日(約40日後)、小規模企業共済の手帳が届く

8.年末調整や確定申告の所得控除に使用する掛金の証明書

 当年10月~12月に加入された方には、翌年2月上旬に発送される予定

 


【まとめ】


節税が全面に押し出された制度ですが、制度を良く理解しないと、痛い目にあいます。

デメリットで説明したとおり、20年間掛け続けなければ元本割れリスクがあります。

(契約者貸付制度はあります)

またキャッシュアウトを伴いますので、今年の所得(=利益)を予想して、掛け金は無理の無い範囲で設定してください。

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