金賢姫は、数々のパスポートを持ち、北朝鮮からでたのち、手をかえ品をかえ移動している。
北朝鮮発行のパスポートを複数所持する工作員が、日本のパスポートは一つだけというのはおかしい。
事実、バーレーンにガルフ航空機で移動し、マナマのホテルに滞在したことは、韓国大使館が即座につかみ、その夜に蜂谷真由美、真一と接触している。
複数のパスポートを持ち歩くのであれば、ホテルチェックイン時に身元を攪乱するために別のものを使うだろうし、あるいはとんでもない犯罪を犯しているわけだから、仲間のアジトに身を寄せることの方がテロ完徹の目的を果たし、身を守る選択である。
訓練された選りすぐりの工作員としては、足跡を残し過ぎといえはしまいか。
私はバーレーンからガルフ航空機で移動し、マナマのホテルにいます。早くきてくださいと言っているに等しい。
金賢姫は、航空券に名前しか書かず、日本大使館職員は疑義を感じマークしたらしいが、そんな間抜けなミスをすることは、選りすぐりの工作員には有り得ないと思われる。

金賢姫は、捜査員に国籍を問われて、日本人、中国人を名乗り、「日本に住んでいる頃に使っていたテレビは、」と聞かれて「チンダルレ(北朝鮮のブランド)」と答え、北朝鮮の工作員の素性がバレたらしいが、あまりにもお粗末で、笑い話にさえならない。

KAL爆破事件の起こる直前に、日本では日本赤軍の丸岡修が逮捕されている。丸岡は、オリンピックを妨害するためにソウル行きを計画していたことが、取り調べで明かされ、韓国当局は、日本人の出入国には神経をとがらしたとあるが、蜂谷親子は、バグダッドで搭乗する際、空港職員と持ち込みのラジオの電池をめぐり口論になっている。イランーイラク戦争のおり、検問の厳しい当時の状況からこれは金の偽証だとされているが、事実であれば、韓国当局は何故動かなかったのだろう。韓国当局が日本人旅行者をマークしていた割には、手緩い。ましてや、偽証として、何故、ラジオと液体爆発物の機内への持ち込みが出来たのか、はなはた疑問である。
何故、バーレーンで機内チェックをし、金が置いたとされる爆弾が放置されたままだったのか、乗り継ぎ便はそういう作業がおろそかになることもあるらしいが、乗り合わせた人も気づかなかった。
そして、生き証人はいない。