統一教会(朴政権とKCIAが設立に携わる)が1960年代から活動を始めた当初からCIA及びCIAから買収された米国エージェント笹川良一や児玉誉士夫や岸信介などの反共右翼人脈が深く関わっていた。

太平洋戦争後、1950年の朝鮮侵略戦争の開始とともに、アメリカの目的は全アジア地域に対する多角的な反共軍事同盟を次々に結び、ソ連、中国、北朝鮮、ベトナムの社会主義諸国を包囲することだった。アメリカはこうして全世界に軍事基地を置き軍隊を駐留させることに成功した。そして資本を輸出し、イギリス、フランス、オランダの旧植民地を次々と自己の勢力圏にかえ巨大な経済的、政治的、軍事的利益を上げていった。
当時の日本の状況は、左翼活動や安保闘争が行われたのに続いて、池田内閣が強行しようとした政暴法案に対する共産党、社会党を中軸とした反対行動が進められていた。
アメリカCIAにとっても、安保闘争に怯えた支配層にとっても、新しい共産活動に対する既成右翼勢力ではない新しいタイプの反共団体が必要であった。
CIAは、キリスト教原理主義のもと、献身的に活動している統一教会に目をつけ、文鮮明に協力を求める。
そして、宣教師催が日本に密入国して、西川勝という日本名で統一教会を発足させ、原理運動の布教を始めた。呼応するように、笹川良一は密入国で逮捕された催の身元引受人となり、1961年、統一教会の顧問となり、財界、政界、警察にわたりをつけて大々的なテコ入れをした。
国家による暗黙の了解のもと、原理運動は、キリスト教の外皮と呪術的な手法(血液精液を服用する)で、日本社会の矛盾に打ちひしがれた若い男女を会員にした。
そして、統一教会を母体に国際勝共連合が結成される。
日本の反共団体として活動を始めた国際勝共連合は、APACL(アジア諸国人民反共連合)に加盟する。
APACLは、1954年、韓国の李承晩と台湾の蒋介石によって作られた反共組織であり、この根回しをしたのはCIA第三代長官アレン・ダラスである。