まほうじゅ+こぎん刺し
まほうじゅPLAZA、ご案内ブログなど、まほうじゅブログの詞
子供たちが駒に向かい 視界を広げ
火車(ひしゃ)や 勝利や 知恵までも つかもうとしている
「まほうじゅとは、おもちゃだよ。」と、ウソを言えない私、
見る間に学力が伸びるの気づいていた
部屋のオブジェが表す 「何か」
ボケかけのママの脳も揺さぶるらしい
互いにとって、気持ちいつも探る遊び
ちょっと、教室じゃ習えない「まほう術」
(Melody:久保田早紀「異邦人」)
*****
人として生きる、と書いて「人生」。
それは、とにかく稼ぐことだろうか?
人を欺いても、稼ぐことは出来る。
詐欺とか、悪徳商法とか。
そうであることが知れるまで、それは商社として認識される。
でもこれ、
人として生きることになっているのか?
油断できない。安心できない。
人の暮らしの不安要因になるのが、
人として許されないこと、と言う認識は無いだろうか?
役に立ってこそ、社会の中での仕事。
我が社が儲かりゃいいってもんじゃない。
詐欺集団でも就職は就職。それは、幸せなのだろうか?
それとも、何かが壊してくれた方が・・・どっちが幸せなのだろうか?
本日の、オメガポリス・ストーリー。前回の、詐欺組織殲滅の続きの一幕。
*
まほうじゅ脳が描き出す理想都市描写
OMEGA-POLICE StoryⅡ
<5> 犯罪者の中の被害者
東京というコンクリートジャングルには、人間に紛れて狼や狐、獣人がごろごろしている。
時には衝動的にまたは欲望任せで人間に牙を剥き、時には狡猾な罠を張り財を狙う。
そんな獣人を狩り安心な街を目指すオメガポリスのチームが、都会に潜入して密かに動いている。
だが、オメガポリスの暗躍はまだ都市伝説に過ぎない。都会は今も獣人だらけだ。
1つの詐欺グループが、オメガポリスによって殲滅された。狐狩り作戦が成功した。
白鳥翔(しらとり・しょう)も狐の1人。目覚めて以来、悪夢の中にいる気分だった。
メンバーの成果にオフィスが沸いたのもつかの間、何者かが現れ、急に眠気に襲われ・・・
その後、なぜこの殺風景な個室にいるのか、飲み込めないでいた。
テーブルを挟んで中年の刑事(に、たぶん、間違いない。)と差し向かいで、いわゆる、取調べ。
穏やかな口調で尋ねてくるが、そんな中にも、逃がさないと言わんばかりの迫力を感じた。
翔は、とにかく狼狽していた。刑事の問いかけに沿って、これまでの自分を振り返った。
真面目に学び、真面目に働いた自分が、なぜ、取調べなんか・・・?
商業高校、大学と、熱心に経理を学び、資格をいくつも取った。それでも、就活は困難を極めた。
なかなか内定が取れない中、1つの商社に事務で就職が決まった時には、両親も喜んだ。
営業班が申告する収入を集計する作業を、先輩に習いながら2年、こなした。
どう収益を得ている会社なのかすらよくわからなかいまま、会計責任者になった。
先輩に、何を売っているのか聞いても、いつもはぐらかされていた気がする。
劇場型詐欺と、具体的には刑事から今初めて聞かされた。薄々、そんな気はしていた。
心の底ではわかっていたのに、会社にとどまった。やめる勇気が出なかった。
この時代、就職した会社を蹴って失職するのも勇気がいる。大学新卒でさえ就職困難な時代だ。
それは実感でわかっている。このまま勤務していた方が、安全だと思っていた。
我が社の真相を刑事から聞き、翔は泣いた。知らずに詐欺に手を貸していたことが悔しかった。
いや、まともではないと感じながら決別する勇気が無かった自分を恥じていたのかも知れない。
「終わらせてくれて、ありがとうございます・・・。」
呆気にとられて見つめる刑事の顔を、俯いたまま涙をこぼす翔が見ることはなかった。
犯罪者は全て獣人なのか?オメガポリスはひとからげに決め付けたりはしない。
それなりの事情が無ければ、性格としては犯罪に手を染めえなかったはずの犯罪者もいる。
一方、別に取り調べた仲間の中には、騙される方が悪いと平気でうそぶく奴もいたのだ。
そうした根っからの獣人か、運命のいたずらに巻き込まれた被害者か、慎重に見極める。
それが獣人審査。人間自体が獣かどうかを審査する。審査基準は必ずしも日本と一致しない。
詐欺の罪状は、上限、懲役何年だろうか?だが、オメガポリスの前で自分の悪辣さを誇示したら
社会復帰は不可能と言っていい。いずれ拘留を解かれると思っているうちに、島に封じ込まれる。
拘束中に改心の様子を見せない限り、有害な獣人として、社会から隔離されるのだ。
「だが、彼は違うな。組織に出くわさなければ、犯罪ビジネスをしたとは考えにくい。」
翔の取調べを担当した中年の刑事は断言した。仲間の刑事たちとたむろする休憩室にて。
獣人かどうかは多角的に調べられる。家族や近隣の住民への聞き込み等も判断材料にする。
そちらを担当した刑事たちの感触も同じだった。彼は運の悪い被害者だ。狐ではない。
強く後悔し、改心している者、いやそれ以前に、本来善良な、利用されただけだった者は
そうとわかればオメガポリスは適正に対応する。獣人でないとわかれば封じ込める道理がない。
翔はほどなく解放された。
翔は悪夢から覚めた。逮捕された悪夢、いや、それ以前に、詐欺組織にいた悪夢から覚めた。
オメガポリスから真相詳細報告書を持たされていた。両親が読めばわかってくれるだろう、と。
次は再就職。その道は決して楽ではない。翔は、今後に大きな不安を感じて立ちすくんでいた。
ただ、吹っ切れた。邪悪な呪縛から解放され、心が軽くなった思いを、確かに感じていた。
つづく
当然、このおはなしはフィクションです。
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まほうじゅ脳が描き出す理想都市描写
OMEGA-POLICE StoryⅡ
<5> 犯罪者の中の被害者
東京というコンクリートジャングルには、人間に紛れて狼や狐、獣人がごろごろしている。
時には衝動的にまたは欲望任せで人間に牙を剥き、時には狡猾な罠を張り財を狙う。
そんな獣人を狩り安心な街を目指すオメガポリスのチームが、都会に潜入して密かに動いている。
だが、オメガポリスの暗躍はまだ都市伝説に過ぎない。都会は今も獣人だらけだ。
1つの詐欺グループが、オメガポリスによって殲滅された。狐狩り作戦が成功した。
白鳥翔(しらとり・しょう)も狐の1人。目覚めて以来、悪夢の中にいる気分だった。
メンバーの成果にオフィスが沸いたのもつかの間、何者かが現れ、急に眠気に襲われ・・・
その後、なぜこの殺風景な個室にいるのか、飲み込めないでいた。
テーブルを挟んで中年の刑事(に、たぶん、間違いない。)と差し向かいで、いわゆる、取調べ。
穏やかな口調で尋ねてくるが、そんな中にも、逃がさないと言わんばかりの迫力を感じた。
翔は、とにかく狼狽していた。刑事の問いかけに沿って、これまでの自分を振り返った。
真面目に学び、真面目に働いた自分が、なぜ、取調べなんか・・・?
商業高校、大学と、熱心に経理を学び、資格をいくつも取った。それでも、就活は困難を極めた。
なかなか内定が取れない中、1つの商社に事務で就職が決まった時には、両親も喜んだ。
営業班が申告する収入を集計する作業を、先輩に習いながら2年、こなした。
どう収益を得ている会社なのかすらよくわからなかいまま、会計責任者になった。
先輩に、何を売っているのか聞いても、いつもはぐらかされていた気がする。
劇場型詐欺と、具体的には刑事から今初めて聞かされた。薄々、そんな気はしていた。
心の底ではわかっていたのに、会社にとどまった。やめる勇気が出なかった。
この時代、就職した会社を蹴って失職するのも勇気がいる。大学新卒でさえ就職困難な時代だ。
それは実感でわかっている。このまま勤務していた方が、安全だと思っていた。
我が社の真相を刑事から聞き、翔は泣いた。知らずに詐欺に手を貸していたことが悔しかった。
いや、まともではないと感じながら決別する勇気が無かった自分を恥じていたのかも知れない。
「終わらせてくれて、ありがとうございます・・・。」
呆気にとられて見つめる刑事の顔を、俯いたまま涙をこぼす翔が見ることはなかった。
犯罪者は全て獣人なのか?オメガポリスはひとからげに決め付けたりはしない。
それなりの事情が無ければ、性格としては犯罪に手を染めえなかったはずの犯罪者もいる。
一方、別に取り調べた仲間の中には、騙される方が悪いと平気でうそぶく奴もいたのだ。
そうした根っからの獣人か、運命のいたずらに巻き込まれた被害者か、慎重に見極める。
それが獣人審査。人間自体が獣かどうかを審査する。審査基準は必ずしも日本と一致しない。
詐欺の罪状は、上限、懲役何年だろうか?だが、オメガポリスの前で自分の悪辣さを誇示したら
社会復帰は不可能と言っていい。いずれ拘留を解かれると思っているうちに、島に封じ込まれる。
拘束中に改心の様子を見せない限り、有害な獣人として、社会から隔離されるのだ。
「だが、彼は違うな。組織に出くわさなければ、犯罪ビジネスをしたとは考えにくい。」
翔の取調べを担当した中年の刑事は断言した。仲間の刑事たちとたむろする休憩室にて。
獣人かどうかは多角的に調べられる。家族や近隣の住民への聞き込み等も判断材料にする。
そちらを担当した刑事たちの感触も同じだった。彼は運の悪い被害者だ。狐ではない。
強く後悔し、改心している者、いやそれ以前に、本来善良な、利用されただけだった者は
そうとわかればオメガポリスは適正に対応する。獣人でないとわかれば封じ込める道理がない。
翔はほどなく解放された。
翔は悪夢から覚めた。逮捕された悪夢、いや、それ以前に、詐欺組織にいた悪夢から覚めた。
オメガポリスから真相詳細報告書を持たされていた。両親が読めばわかってくれるだろう、と。
次は再就職。その道は決して楽ではない。翔は、今後に大きな不安を感じて立ちすくんでいた。
ただ、吹っ切れた。邪悪な呪縛から解放され、心が軽くなった思いを、確かに感じていた。
つづく
当然、このおはなしはフィクションです。
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