また何気なく見つけたカマドウマ。

後ろ脚がない！かなり衰弱していたので急遽保護。

取り敢えず昆虫ゼリー。

かなり食べてくれた。

不慣れな4本の脚でお腹を引き摺りながら歩くのでこの子はもうそう長くない、とどうすべきか考えていた。

頭をよぎるのがやはりちびくん。

両脚を失い、そのまま亡くなった。

自然に委ねようと思っても葛藤。

餌を自力で食べるようになり、かなり活発に動くようになった。

4本の脚でジャンプもこなせるまで回復。

思っていた以上に生命の生きようとする力は凄まじい。

お腹を引き摺ることもなくなり、元気そのもの。

冬場のあの時と違い、餌は沢山手に入る。

やはり人工のドッグフードなどでは補えない、昆虫の死骸。これもよく食べる。

まだ亜成虫なので脱皮すれば脚も再生する可能性は十分にある。

残った脚に負担がかからないよう障害物となるものは撤去。

そして参号♀は相変わらず元気すぎる。

拾ってきたハエの死骸からウジが湧くと言う事態が起きたので、即加熱処分。

そのままにするのもアレなので参号の餌にしておいた。その後もゲージにいないか、くまなく探し、一度ゲージも洗剤で洗っておいた。

汚いゲージに置いておくのは昆虫にも非常に宜しくないのでこの時期は何度もキッチンペーパーを取り替えないといけない。

もしこれが昆虫マットならウジ虫だらけになる所だった。

夏の暑さ対策として、流石に一日中室外機をフル稼働させるわけにはいかない為、

ゲージの蓋に使い回しタイプの保冷剤をタオルに包んで乗せるとかなりの効果があった。カマドウマは暑さと蒸れに非常に弱い生き物なのでこれはかなり使えそう。

意地でも床材を土にしないのは、やはりこの時期の昆虫マットは蒸れやすいのとフンの状態を確かめるため。フンは健康のパロメーター。今のところ三号、脚なし君元に以上なし。強いて言うなら暴食の参号のフンがやたらでかいことくらい。

局地的な豪雨で他のカマドウマたちがどうなったかは分からないが生きていると信じたい。

後ろ脚がなくても、生きる力はそれすら凌駕する。昆虫たちは最も生に貪欲で、やがて訪れる死を前にしても抗おうとする。

やはりちびちゃんブランケットパワーは凄かった。

参号♀はやはり脚が長すぎる…

障がいのある昆虫