黒猫ナインが、2月16日午前7時55分

我が家から虹の橋へ行ってしまいました

まだ12才でした

2月16日  2+1+6=9(ナイン)なんだよ、って次女が言ってました泣くうさぎ


亡くなる1週間前
骨格が大きいけど、痩せてしまって背中はガリガリでした




1番大きくて、1番頭が良くて、1番甘えん坊なナインでした


引き出しを開けて猫じゃらしを取っていたし、戸棚の上の方の開き戸も開けて、餌を落として食べていたし、お風呂のドアも仁王立ちで押し開けて入ってきたし


いつも膝に乗ってきたし、お風呂にまでついてきて、私の長風呂にも付き合ってくれました

私がお風呂でうたた寝をしても、蓋の上で一緒に寝てくれました


亡くなる前日
ほとんど歩けなくて、離れると鳴くので、抱っこしてお風呂場に連れてきて、蓋の上で一緒にお風呂で過ごしました
しゅがは、ずっとナインにベッタリ



ここ半月くらい、ずっと気にかけていて

できるだけ予定も入れずに、家にいるときは

常に膝の上で撫でて過ごしていたので

ぽっかり穴が空いたようです


ナインが生きてきた何かを残したいなぁと思い

、自分のために記録として残そうと思います

かなり長くなりました


後で思えば12月くらいから、夜に2階に登ってこなくなりました

いつも私が2階に上がると、一緒に上がってきて3匹で私の部屋のこたつ布団の上で寝ていたのですが

しゅがと2匹でリビングのこたつで寝るようになっていました

しゅがは、ナインにベッタリだったので

ナインが2階に行かないので、下で付き合ってくれていたのだと思います

寒いからかなぁとか、年をとったからかなぁ

なんて、あまり気にしていませんでした



1月中旬、少しづつ食欲が落ちてきました

すごく食べにくそうで、食べるのをすぐにやめてしまいます

ちょこちょこ、食べていました

歯周病かな、高齢になって好みが変わったのかなと

いつもと違う小粒の餌など、買ってきても

やはり食べたり食べなかったり


とりあえず病院に連れて行き

先生から食欲以外で、最近動きが悪いとか、元気がないとか、いつもと違うなって思うことはないですか

と聞かれて、そういえば2階に上がって来なくなったことに気づいたのです


たぶん、その頃から体調が良くなかったんだろう、とのことでした

血液検査、エコー検査をしたら

胃に大きな何かあって、胃がほとんど動いていない、1月28日に腫瘍なのか生検をしましょうと言うことでした


それまでは様子を見るつもりでしたが

1月24日(水)から、全く食べなくなりました

チュールさえ、2〜3口なめてくれるだけで、一切受け付けてくれません

水だけはしっかり、飲んでくれますが。。

心配で、もう一度病院に連れて行き

色んな検査をしたところ、猫エイズからの消化器型リンパ腫でした

胃と、小腸に大きな腫瘍ができていて、手術は難しい


治療法としては、入院させての抗癌治療

それをしても、余命を数ヶ月延ばすだけ

こんなに病院が嫌いで、寂しがりやなのに

これ以上病院でひとりぼっちで辛い思いはさせたくないので

そのまま、家に連れて帰り最期の時まで、家族とゆっくり過ごすことに決めました


このとき、食べていないのと癌の為に、かなりの低血糖になっているので

余命2〜3日でしょうと言われました



元々ガッシリしていたおかげが

水だけしか飲まなくて、どんどん痩せてガリガリになって、フラフラしていったけど

全くご飯を食べなくなってから、24日間も頑張ってくれましたえーん



食べたくないなら、食べなくて良い

嫌がる事はしたくない

と、思っても

やはり、どんどん痩せていく姿を見ると、こちらが見ていられなくて

チュールや飲むスープ、介護食など、スポイドやシリンジで口に入れようとしましたが、かなり嫌がります

2〜3滴口に入れて

嫌だよね、ごめんね

と、こちらが心折れるという感じ



こたつ布団の上に寝ていたのに
しゅがに横取りされて、はみ出てしまったところ
ほんとに、常に側にしゅががいたね


何日も食べていないのに、ほとんど動かないのに、亡くなる2〜3日前まで

ヨロヨロしながらも、廊下の奥のトイレまで歩いていきました

お水は、蛇口からのお湯か

お風呂場で洗面器に入れたお湯しか飲みません

段々とジャンプする力がなくなり、洗面台や窓辺に上がるのに失敗するようになりました


それでも、撫でるとゴロゴロいってくれますし

こたつに座ると、ヨロヨロと膝の上に乗ってきます



延命治療はしないと決めて

ナインを見守ることしかできないのは

毎日が辛くて

毎日、明日こそ病院に電話して

まだ生きてますから、点滴をお願いします

と、言おうか

でもナインはそれを本当に望むのか。。

病院でストレスを与えてないから、ここまで持ちこたえているのかも

と思いとどまり


もちろん正解はなくて、飼い主の気持ちなんですよね

毎日病院に連れて行って、色んな治療をして

少しでも長く一緒にいたい、それも大正解

私のように、自然に任せて

ナインのストレスにならないようにと思う人もいるだろうし


長女も福岡にいる長男も、ナインに会いに来てくれました


亡くなる数日前から、撫でてもゴロゴロといわなくなりました

その日が近づいているんだなぁと実感しました


2月14日 亡くなる2日前

朝起きたら、ナインが私の部屋のこたつ布団に寝ていました

猫トイレが1階にあり、ヨロヨロとでもトイレに行くので、ナインはずっと下で寝ていました

歩くのもやっとなのに、どうやって階段を上がったんだろう


その日の夜から、トイレに行けなくなりました


2月15日、夕方までは

日向ぼっこの窓際と、こたつ布団の1メートルくらいは動けていました

今にも倒れそうな歩きかたでした

夜には、ほとんど歩けなくなりました


水を全く飲まなくなりました

スポイドで飲まそうとすると、吐きそうになるので、飲ませることができません



2月15日の夕方から

大きな声で鳴き、撫でてあげると鳴きやみます。目が見えていなかったのかもしれません

夜は一緒に寝て、目が覚めた時に鳴くので、頭や体を撫でていました


2月16日朝

じっと横たわったまま、体を起こすことができなくなりました

ベッドを作って、横たわらせました

スヤスヤと眠っているようにも見えます

ナインと声をかけても目を開けてくれません

顔を抱き起こすと、目を開けますが、焦点が合わないような

瞳孔が開いているのか、真っ黒の目をしていました


もう数時間かもしれない


仕事を変えて1年

前の職場だと、絶対に休めたけど

今の職場では休みにくくて

しかも、朝の7時20分には家を出ないといけません


次女が昼までは休めると言うので、お願いすることに

私が帰るまで、絶対に待ってくれるはず

と、仕事に行きました


40分後、次女から泣きながら電話がありました

最後に呼吸が早くなって、亡くなってしまったと


次女が中学1年の時に、留守番中

1人でドキドキして出産を見守る中、ナインとテンは産まれてきました

真っ黒な子猫で区別がつかず、額にうっすら白いテンがある方がテン

無い方がナインと名付けられました


そして、ナインの最期の瞬間を見守ったのも、次女1人でした

運命的だね


テンは、やんちゃなしゅがに絡まれるのが嫌すぎて、しゅがを避けて動き回り

餌を食べるとき以外は、私の部屋でひとりで過ごすようになってしまったし

しゅがが、ナインにウザくまとわりついても、ナインは寛容だったけど、たまにガチギレして取っ組み合いになっていました

それでも、しゅがはナインにベッタリでした

特に調子が悪くなってからは、常にナインの横にいました


だから、私にベッタリ懐いていたのは、ナインだけだったんだよね



しゅがやテンには内緒だけど

私はナインが1番好きだったよ

1番私と一緒に過ごしたよね

本当に淋しい

思うだけで、涙が溢れる

いつか慣れるのかなぁ


しゅがはナインがいなくなって

いつも何かを探しています

お風呂場に入ってきても、ナインがいないから出ていくし

窓辺のベッドにナインはいないから、しゅがも寝ることはなくなったし


寂しくソファで寝てました




昨夜はどこに寝るのかなぁと思ったら

2階に上がってきました

テンは嫌そうでしたけど

これから2匹で仲良くしていかないとね



今朝の食事中のしゅが
ナインの為に買ってきた、スープやチュールや介護食など
ナインが食べたくなさそうなとき、すぐ横からガツガツと横取りしてきたので
太った。。。。よね