皆さま、こんにちは、ブログにお越しいただきありがとうございます。
スペインバスク在住のフリーランス翻訳家、ナナコです。
ここ数週間かなり忙しくしておりまして、久しぶりの投稿となります。
じつはその間、根を詰めて仕事していたせいか、無理な姿勢で何時間もタイプしていたせいか、首筋を痛めて数日間、激痛で右肩が全く上がらなくなってしまい、でも〆切は迫っているわで、どうしよう!?と焦りもあり、けっこう大変でした。
ありがたいことに今はもう完全に治りましたけれど…今回のはたぶん、机の高さに対して椅子が低すぎたことにも要因があったようです。
快適な仕事環境を整えることがいかに大切なことであるか、思い知らされました。
や、今使っている椅子も決して安物というわけではなくて、プロのオーケストラが使っているのと同じものなので、座り心地はかなりいいし、一応現在は椅子の高さと傾きを調整して、かなり改善されたんですよ。
現在はこんな感じ。座ると体がかなり前傾になるよう座面を設定しました。
ただ、アームレストがあったほうが肩に負担がかからず、結果肩こりだとか、首筋の緊張の回避になるのではないか?とは思います。
さらに、プロの翻訳家の方たちの見解とかいろいろ読んでみて、バランスボールとかスタンディングデスクの購入も検討中。
ずいぶん昔の話ですが、同居人が毎日毎日座りっぱなしの作業で静脈血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)になり、慌てて救急病院に連れていったことがあってですね、その時の苦しみとか痛みとか、手遅れになれば死ぬ可能性もあったこととかを目の当たりにして、長時間同じ姿勢で座り続けていることの怖さを思い知らされたんですよ。
私と同じ音楽家は音楽家でも、指揮者は、基本立ち仕事なので寿命が長いという話を聞いたことがありますし、事実『座って過ごす時間の長さと寿命に相関性があり、運動をしていてもそれは変わらない』という衝撃的な研究結果もあるそうで、椅子に座ってコンピューター作業をするのをやめる人が増えてきているんだとか。
そういえば著名なユーチューバーのDaigoさんも、ステッパーでエクササイズしながらスタンディングで仕事なさっているとおっしゃっていましたっけ。
ですから、スタンディングデスクの導入は本気で考えてます。
バランスボールに関しては、そのメリットを理解してはいるんですけれど、あれ、時々破裂するんですよねー え?しない??
破裂音には心臓バクバクだし、尻もちついて座骨痛めたら本末転倒なので、二の足を踏んでます…それとも、クオリティの高いものだと破裂しないんですかね?
私の場合、生まれてこの方、腰痛を患ったことがありませんで、それについては本当にラッキーだと思っております。
基本きわめて健康体なので、というか、普段いたって健康体なだけに、たまに今回のように、肩の痛み(首筋の緊張から来たのだと思いますが)で苦しんだりして、体に変調をきたすたびにパニクります…で、思うんですよ、
人間の身体は奇跡だって。
だって、どこか一つ小さな故障が起こっただけで、ふだん無意識にやっているすべての動作に影響が出て、日常生活に支障が出るですから。
手の指がどれかひとつに痛みがあるだけで、物をつかんだり、水道の蛇口をひねったり、靴ひもを結んだり、いとも簡単にできるはずことが極端に難しくなる。
腕が痛くて上がらないと、すぐ横になるものがふと取れなかったり、服を着たり脱いだりするたびに大声で叫ぶはめになったり、車のギアチェンジができなくなったりする。
痛みのある箇所をかばおうとして緩慢になるなど、ほかの動作にまで影響が出る。
大から小まで、何千何万という膨大な動作の組み合わせで成り立っている体の動きって、そのどれか一つでも故障すると、全体の歯車が狂ってしまって「普通」に生活できなくなってしまうんですよね。
つまり逆を返せば、普段、どんな精巧な機械にも勝る複雑怪奇なメカニズムで動いているってことです、私たちの体って。
しかも多くの動作は「難しい」なんてこれっぽっちも思わないでやりのけてるし。
本当は、脳の中枢と、神経と、関節と、筋肉との非常になめらかな、かつ一瞬の連係プレーで初めて可能になる、すごい難しいことなのに、ですよ?!
普通に生活できるってだけで、超絶ラッキー、感謝感激雨あられっていう話ですよね。
今回の肩の故障を機に、この超お利巧なメカニズムを最高のコンディションをできるだけ長く維持するために、甘やかすべきところはきちんと甘やかして溺愛してあげようと心に決めたのでありました。
ちなみに、先ほど「基本きわめて健康体」と書いたものの、自分ももう50歳を超えておりますので、この「体を甘やかす」ってことには今後、かなり投資する必要が出てくるのではないかと(笑)
事実、いきなり立ち上がったりとか、急に方向転換をしたりとかするとかしますとね、最近はどこかがギクッとかガクッとかして、痛みが走ったりするのですよ…ああ、情けな。
でも、まだまだ現役で仕事を続けるつもりですので(てか、続けなければならないので)は「体を甘やかす投資」に関して、この先決してケチるまいと思っております。
ではまた、
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
¡Hasta luego, chicos!
ナナコ