こんにちは、スペイン・バスク在住のフリーランス翻訳家のナナコです。
ブログにお越しいただきありがとうございます。
タイピングの練習を始めて1週間、意地でもキーワードを見ないようにしてタイプしておりまして、はっきり言って生産性が以前の 5分の1 ぐらいに落ちてます。
どれだけ自己流でタイピングしてたんだか、思い知らされました。
ま、でもここが踏ん張りどころですわ。
とはいえ、未だキーを打ったあと一瞬でホームポジションに戻れず、打ち損じの連発で、まだまだ両手が野放し状態ということですねえ…
ホームポジションといえば、バイオリンを弾く際に、よく「どうして指板に印や線がないのに、押さえる場所がわかるんですか?」と不思議がられることがあります。
あれって、もう左手が指板上のポジションをしっかり覚えているからなんですね。
バイオリンの場合だと、第1ポジションというのがそれに相当します。
広義にいうと、たいてい第1ポジションの次に教わる第3ポジションもかな?
これはごくごく幼少の頃から叩き込まれているんで、もう何というか、なーんにも考えなくても手がそこに収まる感じ?で、そこを基点にして様々なポジションに移動しながら、旋律を作り上げていくわけです。
要するに、正しい音程作りの基盤となるのが、第1ポジションと第3ポジションというわけなんです。
ここがしっかりしていないと、全体が揺らいでしまう。
私、演奏家になるのに絶対音感は必ずしも必要でなくて(そもそも私にはありませんし、多くの同僚たちもまたしかり)、それより大切なのが、他の音との調和からインターバルを測って音を決定する、相対的な音感だと思っています。
だからこそ、基盤となるポジションは、きっちり身につけないといけません。
そこから先はもう (話は完全に脱線しますが)、音を外さないようにするため気の遠くなるほど長くて猛烈な訓練(指のというよりは耳の、ですね)が必要で、技術の習得ばかりでなく、到達したレベルの維持といった観点から言ったら、弦楽器奏者にとって音程は、一生付きまとうテーマです 。(全然苦労しないで出来ちゃう人もいるんですけどね、ズルい!)
とはいえ、演奏者が人間である限り、音を外すのは想定内でどれだけ素早く対処できるか(0,01秒の世界)がカギとなります。
つまり、プロになればなるほど、素人には分からない素早さで間違って抑えた指の位置を正すということですね。
一流のソリストともなれば、もう神業の領域です。
ここで言う”間違えて抑えた位置”というのも、たいていは1ミリかそれ以下のレベルですので、聴衆は全く気が付かない、と言っても過言ではありません。
おっといけない、つい熱く語ってしまいました、ごめんなさい。
上に長々と書いたことで結局、何が言いたかったかというと、自分はバイオリニスとして左手のポジション習得という関門をくぐり抜けてきているわけですから、もう少し、自分に自信を持っていいんでね?って話です。
タッチタイピングのホームポジションだって、絶対にマスターできるはず。
第一、以前私のところにバイオリンを習いにきていた小さいお子さんたちにも、まずは正しいポジション位置を習得しなさい、と、ポジション位置を手がしっかり覚えないことには先に進めないよ、と口を酸っぱくして(偉そうに)言っていたんですから。
ここで投げ出しては、子供たちに示しが付きません。
はっきり言って指さして笑われます。
というわけで、相変らず亀の歩みですが、めげずに続けていこうと思います。
目標は『今から1週間以内に寿司打に移行できるレベルにもっていく』です。
バイオリンはギターと違ってフレットは一切なし。でも訓練次第で正確な音程で弾けるようになります
ではまた、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
近いうちにお会いしましょ~
¡¡¡Hasta luego, chicos!!!
ナナコ