第三弾 1(~5:35) ⇒
(5:35~10:31)
Dave: 君たちは、いつ頃から音楽で金を稼ごうと考え始めたの?
Alex: 金銭の問題ではなかったんだ。
Dave: いや、自活って意味で。音楽で生計をたてていこう、レコードを作って売って・・・と考え始めたのはいつ頃からかな。目標とする誰かの足跡を辿ろうと考えたり・・・。憧れの人っていたかい?僕の場合はビートルズだ。ビートルズに刺激されて、僕もいつかロックか何かのバンド活動をしたいと思ったんだ。
Eddie: 僕はデイブ・クラーク・ファイブだな。
Alex: いつ音楽で食べていく決心をしたか・・・。そうだな、ブロークン・コームズ(The Broken Combs)として初めてステージに立った頃には芽生えていたかも。人前で演奏する影響力に気がついたんだよ。
Dave: ブロークン・コームズは誰と?
Alex: エディと僕、そして他の2人でね。僕はサクソフォーン担当で。
Eddie: ハミルトン小学校でランチタイムに演奏したんだよ。
Alex: 広間に楽器をセットして演奏したり、他にも色々な場面場所で演ったけれど。
Eddie そうだね。
Alex: こう言ってしまうと浅薄に聞こえるかもしれないけれど、人前で演奏するというのは中毒性があると同時に観客と演奏者の交換作用があると思うんだ。
Dave: 素晴らしい交流が・・・。
Eddie: 特に女の子とね。
Dave: それはかなりの比重を占めるよ(笑)
Eddie: 思い出すよ。あれは4年生の頃だったかな。バンド(ブロークン・コーム)をやるとガールフレンドが出来るってわかったんだ(笑)
Dave: 「Napoleon Dynamite」(注:2004年作のティーン向け映画)でも言われるように、女の子にモテたかったらスキルが必要なんだよ、スキルが!(笑)ナンパするにしたって何か得意技がないとだめだからね。そこらへんのこと、凄くよくわかるよ。
で、きっかけはビートルズなんだ。当時僕は、ビートルズのトリビュートバンド2組を掛け持ちしていてね。親たちの前や学校の集会のときなんかに演奏したよ。先ずは外見を真似て、リハーサルして。衣装もビートルズスーツを持っていた仲間がいたからね。ビートルズのカツラなんてのもあって被ったりしたよ。形から入ったんだ。
Eddie: タートルネックも着ただろう(笑)
Alex: そうだな。それはクラーク・ファイブの格好だけど。
Eddie: うん。
Alex: 詰まる所、本当にやりたいことを楽しみながら続けると、明確な進路や方向性が決まっていなくても、行くべき所へは自然に辿り着くようになっているんだ。単独で何かが起きるってことではないけれど・・・。
Dave: 僕はいつも方向性を意識していたよ。下準備をしたり、リハーサルも入念に用意していたし、演出のことも研究していた。「これからどうする、何をする?」と、あの頃の僕らはまるで犬の群れようだったからね。
僕たちはじゃれ合う犬の群れのように見えた時代があったよ。覚えているかい?ツアーに出るようになった頃、みんなでお揃いの靴を履いたり、革ジャンもお揃いのを着てただろう。
Eddie & Alex: (笑)
Dave: 同じ煙草を吸って、スラングや言葉遣いも同じにして、まるで、なんとかファミリーのようにね(笑)僕たちだけに共通する独特の世界をわざと作ったものだ。
Alex: バスも一緒。
Dave: そう、バスまで一緒に乗っていた。全て共有だ。
Eddie: あれから随分と時は経ったのに、バスで一緒に移動したことが強烈に思い出されるよ。
Alex: バスには他にもセキュリティーや照明スタッフも一緒に乗っていた。
Eddie: そうそう。
Dave: 今回のインタビュー特集のスタッフの一人で、今ここでカメラを回しているデイナなんだけど、彼女に聞かれてね。僕がニューヨークからのフライトで戻ってきたときに「本当にファーストクラスに乗ったの?」ってね。せっかくだから、ファーストクラス以前の移動手段についての思い出話をしてあげようってことになったんだ(笑)
イギリスで乗ったバスのこと覚えているかい?(笑)
Eddie: 覚えているよ。通路の真ん中に荷物(ハリバートンのスーツケース)を置いてね。僕たちの寝床だった。
Dave: 説明するから、補足があったら言ってくれ。ここが通路だったとしたら、ひじ掛けが2つこっちにあって、もう2つのひじ掛けが今エディがいるところ辺りで・・・。まるでロケットのモジュールに乗り込むような格好で、片足をひじ掛けの上に乗せたら、
Eddie: もう一方の足はひじ掛けの下に伸ばすんだ。
Dave: そう、下にね(笑) 彼女(カメラ担当のデイナ)は信じてくれなかったんだよ!(笑)
Eddie: あれは、まさしくツアーバスだったんだよ。観光という意味のツアーだよ。ミュージシャンが普通ツアーで乗るキャラバンじゃなくてね。普通に窓もあるやつで。
Alex: 座席は石よりも固くて・・・。僕たちは毎日仕事さ。
Dave: 足をこうやって下に伸ばしてね・・・。
Eddie: 25日の間に22回の公演があったんだ。
Dave: イギリスにそれだけの都市があるってことさえ知らなくて。
Eddie: 僕も知らなかったよ。
Dave: イギリスについての予備知識は、マーク・トウェインの一節にある「イギリスには22の宗教があるが、ソースの味は一つしかない。」だけだったからな。本当に味は一つしかなかったよな(笑) まだ衛星もなければ何もない昔のことだから。70年代の終わり頃だったかな?
Eddie: うん。
Dave: イギリスにはBBC放送のテレビ局が4つしかなくって。
Eddie: CNN放送はまだなかった。
Dave: ないよ。
Alex: CNNが全てを台無しにしたんだ。
Dave: で、ある放送局がこう言っていたんだ。「北イングランドでは一番人気のロックンロール番組で・・・」うん、そうだ。「毎週木曜日午後3時から4時の放送です。」とね(笑)
追記
★Daveが言っていた子供の頃のビートルズのトリビュートバンドですが、トリビュートというよりも口パクバンドという感じです。(Lip Sync Band)
★Eddieが言っていたバスの通路に置いた荷物とは、具体的にはハリバートンのスーツケースのことです。
★今回の私の一番のツボはAlexの冷静な一言「CNNが全てを台無しにした。"CNN ruined it all."」です。すっごく可笑しい!(笑)

(5:35~10:31)
Dave: 君たちは、いつ頃から音楽で金を稼ごうと考え始めたの?
Alex: 金銭の問題ではなかったんだ。
Dave: いや、自活って意味で。音楽で生計をたてていこう、レコードを作って売って・・・と考え始めたのはいつ頃からかな。目標とする誰かの足跡を辿ろうと考えたり・・・。憧れの人っていたかい?僕の場合はビートルズだ。ビートルズに刺激されて、僕もいつかロックか何かのバンド活動をしたいと思ったんだ。
Eddie: 僕はデイブ・クラーク・ファイブだな。
Alex: いつ音楽で食べていく決心をしたか・・・。そうだな、ブロークン・コームズ(The Broken Combs)として初めてステージに立った頃には芽生えていたかも。人前で演奏する影響力に気がついたんだよ。
Dave: ブロークン・コームズは誰と?
Alex: エディと僕、そして他の2人でね。僕はサクソフォーン担当で。
Eddie: ハミルトン小学校でランチタイムに演奏したんだよ。
Alex: 広間に楽器をセットして演奏したり、他にも色々な場面場所で演ったけれど。
Eddie そうだね。
Alex: こう言ってしまうと浅薄に聞こえるかもしれないけれど、人前で演奏するというのは中毒性があると同時に観客と演奏者の交換作用があると思うんだ。
Dave: 素晴らしい交流が・・・。
Eddie: 特に女の子とね。
Dave: それはかなりの比重を占めるよ(笑)
Eddie: 思い出すよ。あれは4年生の頃だったかな。バンド(ブロークン・コーム)をやるとガールフレンドが出来るってわかったんだ(笑)
Dave: 「Napoleon Dynamite」(注:2004年作のティーン向け映画)でも言われるように、女の子にモテたかったらスキルが必要なんだよ、スキルが!(笑)ナンパするにしたって何か得意技がないとだめだからね。そこらへんのこと、凄くよくわかるよ。
で、きっかけはビートルズなんだ。当時僕は、ビートルズのトリビュートバンド2組を掛け持ちしていてね。親たちの前や学校の集会のときなんかに演奏したよ。先ずは外見を真似て、リハーサルして。衣装もビートルズスーツを持っていた仲間がいたからね。ビートルズのカツラなんてのもあって被ったりしたよ。形から入ったんだ。
Eddie: タートルネックも着ただろう(笑)
Alex: そうだな。それはクラーク・ファイブの格好だけど。
Eddie: うん。
Alex: 詰まる所、本当にやりたいことを楽しみながら続けると、明確な進路や方向性が決まっていなくても、行くべき所へは自然に辿り着くようになっているんだ。単独で何かが起きるってことではないけれど・・・。
Dave: 僕はいつも方向性を意識していたよ。下準備をしたり、リハーサルも入念に用意していたし、演出のことも研究していた。「これからどうする、何をする?」と、あの頃の僕らはまるで犬の群れようだったからね。
僕たちはじゃれ合う犬の群れのように見えた時代があったよ。覚えているかい?ツアーに出るようになった頃、みんなでお揃いの靴を履いたり、革ジャンもお揃いのを着てただろう。
Eddie & Alex: (笑)
Dave: 同じ煙草を吸って、スラングや言葉遣いも同じにして、まるで、なんとかファミリーのようにね(笑)僕たちだけに共通する独特の世界をわざと作ったものだ。
Alex: バスも一緒。
Dave: そう、バスまで一緒に乗っていた。全て共有だ。
Eddie: あれから随分と時は経ったのに、バスで一緒に移動したことが強烈に思い出されるよ。
Alex: バスには他にもセキュリティーや照明スタッフも一緒に乗っていた。
Eddie: そうそう。
Dave: 今回のインタビュー特集のスタッフの一人で、今ここでカメラを回しているデイナなんだけど、彼女に聞かれてね。僕がニューヨークからのフライトで戻ってきたときに「本当にファーストクラスに乗ったの?」ってね。せっかくだから、ファーストクラス以前の移動手段についての思い出話をしてあげようってことになったんだ(笑)
イギリスで乗ったバスのこと覚えているかい?(笑)
Eddie: 覚えているよ。通路の真ん中に荷物(ハリバートンのスーツケース)を置いてね。僕たちの寝床だった。
Dave: 説明するから、補足があったら言ってくれ。ここが通路だったとしたら、ひじ掛けが2つこっちにあって、もう2つのひじ掛けが今エディがいるところ辺りで・・・。まるでロケットのモジュールに乗り込むような格好で、片足をひじ掛けの上に乗せたら、
Eddie: もう一方の足はひじ掛けの下に伸ばすんだ。
Dave: そう、下にね(笑) 彼女(カメラ担当のデイナ)は信じてくれなかったんだよ!(笑)
Eddie: あれは、まさしくツアーバスだったんだよ。観光という意味のツアーだよ。ミュージシャンが普通ツアーで乗るキャラバンじゃなくてね。普通に窓もあるやつで。
Alex: 座席は石よりも固くて・・・。僕たちは毎日仕事さ。
Dave: 足をこうやって下に伸ばしてね・・・。
Eddie: 25日の間に22回の公演があったんだ。
Dave: イギリスにそれだけの都市があるってことさえ知らなくて。
Eddie: 僕も知らなかったよ。
Dave: イギリスについての予備知識は、マーク・トウェインの一節にある「イギリスには22の宗教があるが、ソースの味は一つしかない。」だけだったからな。本当に味は一つしかなかったよな(笑) まだ衛星もなければ何もない昔のことだから。70年代の終わり頃だったかな?
Eddie: うん。
Dave: イギリスにはBBC放送のテレビ局が4つしかなくって。
Eddie: CNN放送はまだなかった。
Dave: ないよ。
Alex: CNNが全てを台無しにしたんだ。
Dave: で、ある放送局がこう言っていたんだ。「北イングランドでは一番人気のロックンロール番組で・・・」うん、そうだ。「毎週木曜日午後3時から4時の放送です。」とね(笑)
追記
★Daveが言っていた子供の頃のビートルズのトリビュートバンドですが、トリビュートというよりも口パクバンドという感じです。(Lip Sync Band)
★Eddieが言っていたバスの通路に置いた荷物とは、具体的にはハリバートンのスーツケースのことです。
★今回の私の一番のツボはAlexの冷静な一言「CNNが全てを台無しにした。"CNN ruined it all."」です。すっごく可笑しい!(笑)