フェライトコア

 写真は、カメラOLYMPUS OM-D EM-1 markⅡのリモートケーブル RM-CB2です。

 ケーブルに付いているこの固まり、樹脂モールドされた中には、フェライトコアが付いています。

 

樹脂モールドの中はこんな感じ

 

 

固いもので叩くと簡単に割れます

 

OLYMPUS リモートケーブル RM-CB2

 フェライトコアの目的

 フェライトコアは、ノイズ対策の為に使用されています。

 特に、電子機器から外に発生するノイズ(不要輻射ノイズ)の対策に用いられる事が多くあります。

 不要輻射ノイズは、ラジオやテレビなどの雑音や、機器の誤動作(心臓ペースメーカの誤動作が、よく例にあげられます)の原因となる場合があります。

 

 不要輻射ノイズは、コンピューターを持つ電子機器(パソコン、電子炊飯器やデジタルカメラなど)を動作させる為の”高周波の水晶振動子”により、電波として放射される場合があります。

 VCCI

 不要輻射ノイズは、製品の安全性として、規制している国があります。

 日本では、VCCI規格があります。

 VCCI規格は、VCCI協会が運営管理する、自主規制です。つまり、法規制ではありません。

 しかも、VCCI協会の会員のみが対象なので、非会員は、VCCI規格は適用されません。

 アメリカではFCCがありますが、こちらは法規制となり、FCCが認定されないと米国内への輸入や販売が出来ません。

【VCCIマーク】

 

 

 参照先