iPadでは、2つのアプリを同時に操作するマルチタスク機能があります。

 この操作方法が、iOS11で変わっていたのでまとめてました。

 

 マルチタスク機能のSlide OverとSplit Viewについて

□ Slide Over

  

 表示しているアプリに2つ目のアプリを重ねて表示します。

 Slide Over は、iPad Pro、iPad (第 5 世代)、iPad Air 以降、または iPad mini 2 以降で使えます。

 

□ Split View

  

 画面を分割して2つのアプリを表示します。分割の割合は境界線を移動することで変更できす。

 Split View を使うには、iPad Pro、iPad (第 5 世代)、iPad Air 2、または iPad mini 4 が必要です。

 

 iOS10のマルチタスク機能の操作方法

 iOS10では、右端から左にスワイプすると、アプリのアイコンが表示されます。

 アプリの一覧は上下にスクロールできます。

  

 表示したいアプリをタップすると、同じエリアに表示されます(Slide Over)。

  

 

 しかし、iOS11にバージョンアップ後、この操作が出来ませんでした。

 

 iOS11のマルチタスク機能の操作方法

 [設定]→[一般]→[マルチタスクとDock]を開くと、「・・・直前のSlide Over Appが表示されます。」と書かれています。つまり、初めての場合は右端からのスワイプとは別の手順となります。

  

 

□ Slide Overで表示する

 アプリを開いている状態で下端から上にスワイプすると、Dockが表示されます。

  

 

 Dockのアイコンを長押しして画面上にドラッグすると、Slide Overで表示されます。

  

 iOS11では、右端から離れた(浮いた)表示となります。 表示が右側固定ではなく、Slide Over画面を左側にスワイプすると表示も左側に移動します。

  

 

Slide Overで選択できるアプリ

 iOS11では、Slide Overで選択できるアプリは、Dockに表示されているアプリに限定されます。Dockに登録可能なアプリ数が増えたり、最近使ったアプリがDockに表示されるように機能変更された理由の一つなのかもしれません。

 
Slide Overの画面を消す

 Slide Overの画面が右側にある状態で、右側にスワイプすると表示が消えます。この状態で、右端からスワイプすると、再度Slide Overの画面が表示されます。これが、最初に書いた、「・・・直前のSlide Over Appが表示されます。」のことです。

 

>親画面の操作について

 iOS10では、親画面をタップするとSlide Overの画面が消えましたが、iOS11では、Slide Overの画面が表示された状態で親画面の操作が可能でした。

 

□ Split Viewを表示する

 Slide Over画面の上端にあるツマミを上側にドラッグすると、分割画面に表示が変ります(Split View)。

  

 分割線の位置は、分割線をドラッグすることで調整できます。

 

 Split ViewからSlide Overに戻すには、画面上端のツマミを下側にドラッグします。

 

 1画面表示に戻す場合は、分割線を、閉じたいアプリ側の画面端までドラッグします。

 

 Split Viewで表示された画面間でアイテムをコピーする

 iOS11の新たな機能として、ドラッグ&ドロップを使って、テキストや写真、ファイルを アプリ間でコピーできます。

 方法は、コピーしたいアイテムを浮き上がるまで長押しして、コピー先にドラッグ&ドロップします。

  

 

 マルチタスク機能の恩恵

 iPadを、ノートPCの代替として利用しているケースでは、使い勝手が良くなるのではないでしょうか。

 ただ、自分は、iPadを閲覧用として利用しているので、現時点では特に恩恵を受けることはないでしょう。