やあやあ、ざわえもんです。今回は新たに諦める&辞める事のメリットについてというタイトルで投稿していきまちゅ。あの、多分新しいタイトルの投稿がこれから乱立するかと思いますので、ご了承くださいw まぁこの話は置いておいてw 先ず皆さんも生きていれば何かを諦めたり辞めたりする事があるかと思います。また、ワシントン・ポスト紙等のコーナーであるアスク・エイミーの担当コラムニストのエイミー・ディキンソン氏によれば、人生の悩みの大半が辞めたり諦めたりする事に関するものだとしており、何かを諦めたり辞めたりした者に対して、落伍者や臆病者等のネガティブなレッテルを貼る人も少なくはありません。しかしですね、これは諸説ありますが、英語の辞めるを意味する「quit」は、ラテン語の休ませるを意味する「quietare」が語源だとされています。また、仏教用語で諦観や諦聴という言葉がありますが、これらは物事の真理を明らかにするという意味であり、ただ諦めるだけでは後悔や不安等が残りますが、本来は諦める事で物事の真理を理解し、自身の目標や願望が達成困難又は達成不可能であると結論付けが出来たのであれば、今は他の事に尽力しようという心構えになり、それに伴って別の道でのチャンスもある事に気が付く事が可能な訳です。要は諦めるとは、ただ辞めるのではなく、別の道に行くというのが本来の意味であり、辞める事も同様に選択するという事です。深いですよねw まぁそれを言うなら現在この世で最も信憑性が高いとされる科学も、新しい発見があれば古い概念を手放しているので、辞める事で人類は進化してきたと言っても過言ではありません。そもそも粘り強さを意味するグリッドと辞める事を意味するクイットという2つの概念において、グリッドは正義でクイットは悪であるという思想はいつから定着し始めたかと言いますと、プロテスタントの労働倫理が大きく関係しています。ちなみにローマ帝国が東西に分断された際に、東方教会と西方教会に分かれ、1054年に教会のトップが仲違いするという相互破門が起こり、この一連の流れは大シスマと呼ばれています。そしてローマの東方教会は正教会という名前になり、西方教会はドイツの聖職者であるマルティン・ルター氏が1517年に宗教改革を起こした事によって、カトリック教会からプロテスタント教会が独立しています。また、カトリックでは聖職者の事を神父や司祭と呼ぶ一方で、プロテスタントでは聖職者を牧師と呼び、カトリックは君主が自ら政治に積極的に関わっている絶対君主制であり、プロテスタントは憲法を原則として議会が政治を行い、君主は象徴的な存在である立憲君主制とされています。まぁ別の言い方ではカトリックは絶対王政、プロテスタントは民主共和制という事です。また、17世紀のイギリスの裁判官であるエドワード・コーク氏も、「国王は何人の下にも立つ事はない。しかし、神と法の下にある」という言葉を残しており、簡単に言えば昔は君主は神の様なものであるという思想が世間で跋扈していたのも事実です。まぁそして少し話を戻しますと、ペンシルベニア大学ウォートンスクールの教授であるアダム・グラント氏も、「根性や忍耐を美徳として捉えるのは、プロテスタントの宗教改革の遺物である」、こう述べており、作家のチャーリー・タイソン氏も、「中国で2021年4月にネットワークを中心に競争社会を避ける寝そべり主義運動から、日本や韓国等の過労死問題に対する抗議まで、先進国では非人道的な労働観に対する憤りが高まっている」と述べており、歴史学者のレナ・メッター氏も、「中国のソーシャルメディアでは潤学という流行語があり、これは逃げ延びる事についての学問であり、中国の若い労働者はパンデミックによる厳しい行動制限や、競争の激しい労働分野、結婚や経済的成功を求める社会的なプレッシャー等によって意気消沈している」と述べています。また、2021年にニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたキャサディ・ローゼンブラム氏のエッセイの一文では、「現代では仕事は耐え難いものであり、それに対する抵抗は休息である」と述べており、2016年には認知心理学者のダニエル・ウィリンガム氏も、「ある日突然に長期的な目標の達成に情熱を注ぎ、それを追及するスタミナを示すという意味を持つ単語のグリッドに関連した話を多く目にする様になった」と述べています。つまり何かを粘り強く続ける事はメリットがあるのですが、それを辞めて他の事に集中するのもメリットがあるという事です。また、コロナウイルスの影響により2021年の8月までには約3000万人の労働者が仕事を辞め、過去20年間で最高の数字となり、大恐慌を意味するグレート・デプレッションから派生した言葉で、大退職を意味するグレート・レジグネーションという言葉も世間では一時期浸透していましたが、今や粘り強さを意味するグリッドに関係したグッズの収益は年間で約110億ドル以上と推定されており、調査機関のピュー・リサーチセンターの最近の調査によれば、米国人の約8割は自らを勤勉であると評価しているという報告もあります。つまり、それだけ世界ではグリッドの重要性ばかりが説かれているという事になります。しかしそうは言うものの、辞める事が常に正しいとは言い切れず、2019年の秋にはアメリカの四年制大学に進学した学生全体の約4分の1以上が中退しており、前年よりも2ポイントも中退率が高く、コミュニティ・カレッジの中退率も3.5%と高く、教育機関等を辞めるのを薦める事は出来ません。まぁ人間関係の問題とかなら仕方ないですが。つまり、人間の後悔はやる後悔とやらなかった後悔があり、やらなかった後悔の方が圧倒的に強いとされているのですが、辞める事も同様に、何かを辞めた事で起こる後悔よりも、辞めるべきタイミングで辞めなかった後悔の方が大きくなりやすいという事です。ギャンブルとかねw んー例えるなら荷物が満杯に詰め込まれたリュックサックがあるとして、それを背負うのは重くて疲れますよねw ですが、リュックサックから一旦荷物を取り出せば軽くなり、新たな別の荷物を入れるスペースが空くという訳です。また、シカゴ大学経済学部特別教授であるジョン・A・リスト氏によりますと、「見当違いの根性は、人間が持ち得る最悪の資質である」、こう述べており、シカゴ大学名誉教授のジェリー・コイン氏も、人間以外の様々な動物は頻繁に物事を辞めて執着しないのに、何故人間はこうも根性論を信仰しているのかを疑問に思ったと語っており、「自然界では我慢する事に特別な地位はない」と述べ、人間と動物の決定的な違いについてコイン氏は言及しています。まぁ人間も動物なんですけどねw 加えて1835年にイギリスの生物学者であるチャールズ・ダーウィン氏が提唱した生物は自然の状況、環境に適した種のみが残り、そうでないものは滅びるという自然淘汰説の着想を得たとされるエクアドル本土から西に約1000キロメートルの位置にあるガラパゴス諸島で生息するフィンチという鳥は、アメリカの科学ジャーナリストでピューリッツァー賞の受賞者であるジョナサン・ワイナー氏の「フィンチのくちばし」、こちらの著作でも説明されている通り、アメリカの生物学者グラント夫妻がテントを持参して約20年間ガラパゴス諸島に通い続け、グラント夫妻は島に棲む数百羽のフィンチを、サイズから行動や生態等を一羽一羽分析し、同時平行で、餌となる実や種の大きさや堅さや割りやすさ等を緻密に調べたところ、降雨と干ばつの中で、フィンチの集団は繁栄と衰弱を繰り返すという事が判明しており、フィンチの生死を分ける一番の理由としては、0.5ミリメートルほどのくちばしの大きさの違いである事を発見し、フィンチのくちばしは全体で1cmほどとされているのですが、太いくちばしをもつ体の大きな個体だけが、干ばつの時でも堅いハマビシの実を割って食べられ、くちばしが小さければ餓死するという現象が確認されています。またフィンチは長年の進化の過程で諦める事を覚え、くちばしがハマビシの実に届かなかったり、ハマビシの身が硬くて取り出すのが困難な場合はすぐに別のハマビシに行くという事を繰り返したお陰で生存率を上げてきたという事をワイナー氏は述べています。また、個体によってはハマビシの身を取り出すのに約6分間費やしているフィンチもおり、鳥からしてみれば相当長い時間とされています。まぁ端的に言えば、動物の最大の目的は生存して子孫を残す事にあり、動物達は諦めたり辞める事を道徳的な失敗とは捉えず、何かを諦めずに続けるという事は死を意味するので、忍耐力というのは本能に逆らっている能力である事が伺い知れます。また、ケンブリッジ大学の生物学者であるマーリン・シェルドレイク氏の「菌類が世界を救う」、こちらの著作によりますと、粘菌には中枢神経系はないが、触手の様な血管で出来た探索ネットワークを用いて意志決定をする事が出来る上に、粘菌は一旦立ち止まり別の方向へ進む事で意志決定をする事も出来ると報告されており、日本の研究チームの報告によりますと、シャーレで観察した時の粘菌は可能な行動範囲を比較し、迷路内のスタートとゴールの二点間の最短距離を見付けられる事が可能だという事が発見されています。また、粘菌は光を嫌う性質があり、研究チームが粘菌に光を当てるとすぐに進路を変更するという事も発見しており、簡単に言えば粘菌も動物と同じく進路が少しでも間違っていると判断すれば直ぐに別の道に行くという事であり、人間は間違っていると分かっていても継続する事が美徳とされている世の中の理念に影響され、辞めたくても辞められないという人が非常に多いという事です。つかやべぇ、なんか今日はモチベーションが海外留学行っちゃったから、ここら辺で終わりますw 今日は取り敢えず辞めるおw 次回に続くw またなw ご視聴ナンドゥリw

参考文献↓
「QUITTING やめる力 最良の人生戦略」

著者 ジェリア・ケラー氏
訳者 児島 修氏

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