やぁ、ざわえもんです。今回は新たに礼儀の重要性についてというタイトルで投稿するお。先ず人間というのは無礼な態度を誰かに取られた時に、次の様な行動をするという事が17の業界の800人の管理職又は従業員を対象とした調査により報告され、それらの一部が

1.48%の人々が、仕事に費やす労力を意図的に減らす。
2.47%の人々が、仕事に費やす時間を意図的に減らす。
3.38%の人々が、仕事の質を意図的に減らす。

まだまだありますが、簡単に言えばマナーや礼節に欠けた行為というのは、上記の様なデメリットを発生させてしまい、無礼な態度をもし誰かにしてしまうと、自分も損をする確率が高いという事です。また、サンダーバード国際経営大学院のクリスティーン・ピアソン氏とクリスティーン・ポラス氏の1998年の合同研究によりますと、調査の対象となった人々の約25%は、少なくとも1週間に一回は誰かに酷い扱いを受けたと感じると回答しており、クリスティーン・ポラス氏の2005年の同様の研究でも、約50%の人々が少なくとも1週間に1回は誰かに酷い扱いを受けたと感じると回答しており、単純計算で2倍に増えていますね。また、「Civility in America 2016、アメリカの礼節2016」、こう名付けられた論文に掲載された調査によりますと、次項の様な結果になっています。

1.回答者の約95%が、「現在のアメリカの礼節には問題があると感じる」と回答。
2.回答者の約74%が、「数年前に比べて現在の礼節やマナーの状況が悪化していると感じる」と回答。
3.回答者の約70%が、「現在の礼節の欠如は、危険な水準に達している」と回答。

つまりこちらの論文に掲載された調査の対象者の約70~約95%は、自国の礼節の欠如に危機感を持っていると回答したという事になります。加えて、礼儀を欠いた行動をする人の特徴として、柔軟性のない人や余裕の無い人、単に礼儀やマナー等を知らない人が挙げられますが、代表例としては鼻に付く上司ですよねw ちなみに、上司が部下に対して厳しくする特徴としては、単純に気に入らない等の理由もあるかと思いますが、自分が叱られて成長した記憶がある、叱ると部下が成長する実感がある、叱る事は論理的に相手を変えるよりもエネルギーを節約出来る等が挙げられます。つまりですね、何故短気な人が存在するのかとしては、元々の性格やホルモンバランス等にもよりますが、怒るという事は殆どの場合は論理的思考をしない為に脳の負荷が少なく済み、相手や自分を強制的に変えようとする場合に一番エネルギーを節約出来るという事です。理性というのは本能と比べて稼働した時のエネルギー消費量が多いのでねw 後は社会的比較理論の上方比較と下方比較で、人は自分よりも外見や内面で優れている人を見ると自信を失くす傾向にあり、自分よりも外見や内面で劣っている人を見ると自信が増す傾向にあり、すぐ怒る人というのは、皆の前で怒る事で相手にネガティブなイメージを植え付け、相対的に自分のイメージを上げようとする性質があります。加えて批判者の知性というものがあり、すぐに怒る人は他人を批判する事で相対的に自分を有能に見せようとする心理が働いているケースが多いので、すぐに人を批判したり貶めよう等とする人は単純に承認欲求の塊なので、気にしなくて大丈夫だお~w ちなみに承認欲求というのは昨今ではネガティブなイメージが世間ではあるかと思いますが、旧石器時代等は集団から逸脱している人間は追放されるか処刑等をされていたので、承認欲求というのは自分の有能さを集団にアピールして生存率を上げようとする本能が受け継がれており、承認欲求が人間からアンインストールされると秩序という概念が崩壊し、世界がぶっ壊れるのは言わずもがなですので、物事は一長一短という事をお忘れなくw そして話を元に戻しますが、ブラック上司の主な特徴としては、

・部下を人前で嘲る、雑に扱う。
・部下の仕事振りを常に過小評価し、自分の組織の中での地位を低いと思い込ませる。
・部下の心が傷付くほど酷くからかう。
・成功した時の手柄は自分のものにし、何か問題が発生したら他者のせいにする。

なんか書いてたら上司がしたミスを俺の責任にしてきた前の職場の上司を思い出してピキってきた( ゚皿゚) そういう時は深呼吸をすれば落ち着くので皆もやってみるがよろしw また、何故礼儀やマナー等が欠如している人間が減らないのかについて考えられる主な原因としては、グローバリゼーション等が挙げられます。まぁつまり文化の違い等による価値観の相違というもので、例えば日本では基本的にラーメンは音を立てて啜りますよね?ですがラーメンを音を立てて啜るのは殆どの外国ではタブーとしている文化であり、国や地域や人種等でのステレオタイプが互いに受容し難い為であるとされています。他にはアジアの一部諸国では犬や猫を食べるとかね。また、アメリカのサンディエゴ州立大学の教授であるジーン・トゥエンジ氏の調査によりますと、現在の学生の約30%以上は、25年前の平均的な学生と比べて自己愛が強い傾向にあるという事が報告されており、自己愛が強くなると相対的に他者への興味関心が減り、その事が原因で自分さえよければ良いという利己的な考えに至り、礼儀やマナーを欠いた行動をする人が増加傾向にあるという事です。加えて現在はコロナウイルス等の影響でテレワークや在宅勤務等をしている人々が増加傾向にあり、自分の言動や行動が他者に対してどう言った影響を与えるかを見る機会が少なくなっている事も原因の1つとされており、知的かつ専門的な職業を指すホワイトカラーの約2万人以上の社員を対象とした調査でも、約半数以上が現在にストレスを感じており、自分への負担が重すぎると感じると回答しており、「自分は無礼な態度を取る事がある」と回答した人々を対象とした別の調査でも、半数以上が自分への負担が大きすぎる為であると回答しており、この調査の対象者の約40%以上が他者に対して礼儀正しくしている余裕が無いと回答しており、約25%の人々は、上司が無礼な態度を取ってくるので、自分も呼応する様に無礼な態度を取る為であると回答しており、自分の所属している会社には人付き合いのガイドラインやトレーニング講座は何もないと回答しています。また、専門職に就いている人々は平均で1日約6時間をメールのやり取りに費やしており、他にも各種のウェブサイトやソーシャルメディアの閲覧、更にオンラインショッピング等にも時間を費やしているとされており、現在ではデジタル機器を介してのコミュニケーションが主流になりつつありますよねw しかしですね、このデジタル機器を介してのコミュニケーションというのは対面でのコミュニケーションと比べてデメリットがあり、カリフォルニア大学のパトリシア・エリッソン氏の研究によりますと、街中で自動車を走らせ、後ろから他の車がやってきた時に、信号が青に変わっても最大12秒まで停車したままにし、後ろの車がクラクションを鳴らしてくるまでの時間を計測したという実験で、オープンカーの天井を開けたままにして自身の姿が後ろの車に見える様にした場合と、天井を閉めたままにして自身の姿が後ろの車から見えない様にした場合の2つの条件で比較したところ、自身の姿が後ろの車から見える状態にした場合は、信号が青になった後に最大で12秒待っても中々クラクションを鳴らさなかったという結果になったのですが、オープンカーの天井を閉めて自身の姿が後ろから見えない状態にした場合は、後ろの車はすぐにクラクションを鳴らし、クラクションの継続時間や回数が長い傾向にあるという結果になっています。つまりですね、人というのは相手の姿が見えない状態だと匿名性という鎧を着る事が出来るので、報復される事への恐怖心が緩和され、攻撃的になりやすくなるという事です。まぁ所謂没個性化ですw 加えてデジタル機器を介してのコミュニケーションというのは相手の姿が見えない事が大半である為に、どうしても攻撃的になりやすくなるとされており、それが礼儀やマナーを欠いた言動や行動に繋がりやすくなるという事です。まさに岩に隠れて石を投げるですねw 加えてここ数十年の礼儀やマナーと関連した様々な研究により明らかになっているのが、礼儀やマナーが欠如した言動や行動の殆どが悪意ではなく、無知から来るものであるという事が報告されています。それらは、

インフォメーションギャップ↓
会話において片方が知っている情報を片方が知らない場合に起こる。知識の誤謬とも言う。

カルチャーギャップ↓ 
文化間の価値観等の認識の違いで発生する。

コミュニケーションギャップ↓
お互いの認識の違いによって発生する。

ジェンダーギャップ↓
男女間の認識の違いよって発生する。

テクノロジーギャップ↓
科学技術の発展に置き去りにされる事によって発生する。パラダイムシフト。

トイレギャップ↓
トイレ事情の仕組みや認識の違いによって発生する。

パーセプションギャップ↓
互いに対する問題認識の違いによって発生する。

ワクチンギャップ↓
ワクチンの摂取量が外国と比べて多い又は少ない事により発生する。

他にも、
・経済ギャップ
・経済的ギャップ
・精神的ギャップ
・世代ギャップ
・世代間ギャップ
・医療ギャップ
・地域ギャップ
・需給ギャップ
・GDPギャップ
・政治間ギャップ
・文化的ギャップ

これらのギャップによる互いの認識の相違が、礼節やマナーが欠如していると思う又は思われる主な原因であるとされています。また、人は無礼な態度を取られると免疫システムを害するという事が最近の科学的研究によっても明らかになっており、ハーバード公衆衛生大学院の2012年の論文では、女性の集団を10年間追跡調査したところ、大きなストレスの掛かる職業というのは喫煙や肥満と同等の健康被害があるという事が報告されており、社会心理的要素というのは、寿命に対して一番の影響力がある確率が高いという調査結果もあり、イスラエルのテルアビブ大学のアリー・シロム教授が、医療職や事務職等の様々な職業に就いてる820人の成人を約20年間追跡調査し、その間に被験者達の職場の環境や、上司や同僚との関係性を定期的に被験者達に回答してもらい、同時に820人全員の健康状態の変化を詳しく記録し続けたところ、勤務時間の長さ、仕事の負荷、与えられている権限等は寿命に大きな影響は無い事が確認されたのですが、職場の人間関係は唯一寿命や健康状態に直接的な影響があるという事が判明しており、職場に友好的ではない人がいるだけでも死亡リスクが高まり、30代~50代の会社員に至っては、職場に友好的ではない人がいる又はいない場合を比較したところ、友好的ではない人がいる場合は約2.4倍もの人数が20年間で亡くなったという結果になっており、この研究によりますと、平均的な人間は職場でストレスを溜め込むと家庭内で発散してしまう傾向にあり、その一方で家庭内で溜め込んだストレスを職場で発散するという負のスパイラルが起こりやすい社会形態であるところが世界では多いという事が指摘されており、家庭内で受けたストレスによって仕事のパフォーマンスが低下する傾向にあるという事も報告されています。またアメリカ心理学会の試算によりますと、

・職場のストレスによってアメリカは1年間に約5000億ドルの経済損失をしている。
・職場のストレスが原因で毎年約5500億日もの就業日が失われている。
・職場で発生する事故の約60~80%がストレスが原因。

これらの報告をしており、仕事のストレスはストレスの中でも最大級であるという事が推測出来ますよね。ですので、逃げるのも1つの手段ですよw つう事で次回に続くw ご視聴ダンクーウェルw

参考文献↓

「「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」

著者 クリスティーン・ポラス氏

訳者 夏目大氏

様々なサイト、