やぁ、ざわえもんです。今回から食が持たらす影響についてというタイトルで新しく投稿する所存ですので、これを読んでいる皆様の生活の一助となれば幸いです。先ず主な栄養素を記載すると、タンパク質、糖質、脂質、ミネラル、食物繊維、ビタミン群、ファイトケミカル等です。ファイトケミカルとは体内における植物性の抗酸化作用等の役割を主に担っています。加えてオックスフォード大学の研究によりますと、全身の神経が切断され麻痺したバッタを同じケースの中に入れたところ、バッタは麻痺した下半身を中心に共食いを始めたという結果になっており、コオロギの群れを対象とした5日間の追跡調査では、車に牽かれたコオロギの死骸を仲間のコオロギが食べ、また車に牽かれると別の仲間のコオロギが食べるという一連の流れが確認され、高炭水化物食が周りに数多くあるのにも関わらず、高タンパクの仲間のコオロギの死骸を優先して摂食するという事が報告されており、昆虫はタンパク質を優先して摂取する傾向にあるとされていますが、人間はどうなのかという事等も含めて今後ご説明します。先ず栄養の観点からについてですが、皆さんも多く見聞する1キロカロリーというのは、水1リットルの温度を1気圧の元で1℃上げる為に必要なエネルギーの事を指し、別の言い方で1キロジュールという単位もありますが、1キロジュールは1キログラムに1ニュートンの力を加えて1メートル移動させるのに必要なエネルギーを指し、1キロジュールはカロリー換算すると0.239006キロカロリーに相当します。ちなみに1ニュートンは約0.102キログラムで、1キロニュートンがその1000倍の約102キログラムに相当します。また、水以外の全ての食品には基本的にカロリーが含まれており、人間を含めた全ての生物はカロリーが無ければ生命活動が維持出来ないのは皆さんもご存知かと思いますが、人間に必要な栄養素と言うのは少なく見積もっても約30~40種類以上あるとされており、厚生労働省の2019年のサイトに掲載された情報によりますと、人体等で作る事が出来ない必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン(スレオニン)、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種類あるとされており、人体等で五大栄養素等を元に作る事が出来る非必須アミノ酸はチロシン、システイン、アスパラギン酸、アスパラギン、セリン、グルタミン酸、グルタミン、プロリン、グリシン、アラニン、アルギニンの11種類であると掲載されています。ちなみに自然界には約500種類以上のアミノ酸があると推測されており、アミノ酸同士が結合すると約10万種類以上あるタンパク質の1つになり、この現象はペプチド結合と呼ばれ、動物性と植物性の2種類に分けられるタンパク質とアミノ酸の約6.25グラムの量には窒素が約1グラム含まれているとされ、タンパク質というのは60~70℃の高温環境に晒されると完全に破壊されます。まぁ現在の地球の大気の約80%は窒素とされており、残りの約20%は酸素、二酸化炭素やアルゴンガスと言った気体は数%にしか及ばないとされており、標準酸素濃度は大気中の約21%と言われ、それより下回ると酸素欠乏症等を患うとされています。加えて呼吸によって得た酸素の90%以上はミトコンドリアに吸収され、エネルギーを産み出すのに利用されます。このエネルギーはアデノシン三リン酸という物質であり、体内のエネルギー通貨とも呼ばれています。加えて地球が誕生したのが約46億年前と言われており、この頃の地球の表面温度は1000℃以上のマグマで覆われており、とても生物が生息出来る環境ではありませんでしたが、約35~40億年ほど前にミカヅキモやアメーバの様な単細胞生物が最初に誕生した生物であると推測されており、そこから進化し、今から約10億年前に多細胞生物が誕生したとされています。そして生物は基本的に酸素を必要とする好気性生物と、酸素を必要としない嫌気性生物の2種類に分かれており、地球が誕生してから数億年の間は酸素が殆ど無かったらしいのですが、今から約25億年前にシアノバクテリアという酸素を吐き出すバクテリアが海の中で誕生し、地球の酸素が徐々に増えていったのではないかと推測されています。しかし約25億年前は酸素は有害な気体であり、多くの嫌気性生物が酸素の蔓延により絶滅したとされています。まぁちょっと大気の雑学はこの辺で置いといてw このタンパク質とアミノ酸に含まれる窒素についてですが、窒素はホルモンや酵素、それに情報を蓄積したり保存したりするデオキシリボ核酸とリボ核酸を始めとした体内の様々な物質を作る働きを促進する役割があります。そしてお次の脂肪についてですが、脂肪1グラムは約9キロカロリーのエネルギーに相当するとされており、脂肪は体温の低下を防ぐ、ビタミンを貯蔵する、肌の潤いを保つ、眼球や関節や骨や筋肉等を外的衝撃から保護する等の役割があり、脂肪の構成要素である脂肪酸は全ての細胞を包む細胞膜や血液やホルモンを形成し、ビタミンというのはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの9種類の水溶性ビタミンと、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの4種類の脂溶性ビタミンで構成されているのですが、脂肪は脂溶性ビタミンの吸収を促す役割も担っており、食品中の脂質の9割は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とトランス脂肪酸の3種類で構成されており、飽和脂肪酸は主に動物性の脂肪酸であり、不飽和脂肪酸は主に植物性の脂肪酸であり、トランス脂肪酸は主に植物性の脂肪酸を加工したものであり、トランス脂肪酸はポテトチップスやドーナツやアイスクリーム等のジャンクフードと称される食品に多く含まれており、トランス脂肪酸の過剰な摂取は悪玉コレステロールや中性脂肪を増加させて善玉コレステロールを減少させ、トランス脂肪酸は分解と代謝が困難でありビタミンやミネラルが過剰に消費されてしまう等の弊害を持たらすとされています。また植物ステロールと動物性のコレステロールの2種類は主に細胞膜を構成したり、消化酵素の1つである胆汁酸や様々なホルモンの原料として知られており、シトステロール,カンペステロール,スチグマステロール等の特別な種類の脂肪であるステロール群は、生命維持に必要な化学的機構を連携させるメッセンジャーとしての役割も担っており、脂質はトリグリセリド(中性脂肪)、コレステロール、リン脂質、脂肪酸の4つに分けられ、中性脂肪は皮下や内臓周辺に貯蔵され、必要に応じて脂肪酸に分解されエネルギーになるとされており、コレステロールとリン脂質については、コレステロールの一部は脂肪酸と結合して細胞中に貯蔵され、細胞内でコレステロールはミトコンドリアに運ばれ、酵素で酸化されるとホルモンの母と呼ばれるプレグネノロンに変えられ、副腎皮質ホルモンの糖質コルチコイドと鉱質コルチコイド、アルドステロン、副腎性アンドロゲンの95%を占める性ホルモンである精巣のテストステロン、卵巣のエストロゲンとプロゲステロン等のステロイドホルモンやビタミンDの原料になります。また、脂肪酸については、食事から摂取する必要があるリノール酸、α-リノレン酸、アラキドン酸、そしてDHA、EPA等の必須脂肪酸があり、生体膜に含まれるアラキドン酸内のシクロオキシゲナーゼという酵素の作用により生成されるプロスタグランジンという痛み物質が痛みや熱や腫れ等を併発させ、プロスタグランジンは子宮を収縮させる働きも担い、プロスタグランジンが多く分泌されると月経期に経血を排出する際の下腹部や腰の痛み等と関係する生理痛が増すとされています。そしてお次の炭水化物については、炭水化物は糖質とデンプンと食物繊維に分けられ、殆どの炭水化物は極めて小さい分子であるとされており、糖質を過剰摂取すると脂肪として蓄積され、逆に糖質が不足するとアデノシンと呼ばれる疲労物質が分泌され疲労感に襲われ、脳はブドウ糖又はグルコースが唯一のエネルギー源とされており、血糖値が低下するのに比例して集中力も低下するとされています。また糖質は炭水化物から食物繊維を引いた物質であり、単糖類、二糖類、多糖類、少糖類、糖アルコールの5種類があり、単糖類は糖類の中で最も甘く、果物やはちみつの甘味成分であり、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース等があり、二糖類は乳糖、ショ糖、麦芽糖等であり、2つの単糖がグリコシド結合した分子構造であり、二糖類は砂糖やデンプンの分解酵素、シュクロース (ショ糖)、果物、サトウキビ、砂糖、マルトース (麦芽糖)、麦芽、水あめ、甘酒等があり、多糖類はグリコーゲン、デンプン等の単糖が3つ以上グリコシド結合したものであり、米、小麦粉、とうもろこし等に多く含まれています。そして少糖類はオリゴ糖等が分類され、糖アルコールはキシリトールやエリスリトール等であり、2つの主な違いはエリスリトール1グラムが0.2キロカロリーに相当するのに対し、キシリトール1グラムが2.4キロカロリーであり、どちらも果物や植物に含まれる天然甘味料です。ちなみに糖質と糖類は別物であり、糖類は糖質の内の1つであるとされており、糖質は少糖類、多糖類、糖アルコールの3つ及び糖類を含めた5つの総称とされ、糖類は単糖類と二糖類の2つとされており、糖類は糖質よりも消化吸収が早いため食後の血糖値が比較的上がりやすくなるとされています。所謂血糖値スパイク状態になります。また白米やパスタやバナナ等の糖質を制限するよりも、チョコレートやコーラ等の糖類を制限した方が良いという論文もありますので、取り敢えずジャンクフードは控えた方がよきw また、どの種類の単塘で出来ているかで炭水化物の栄養的特徴は異なり、例えば地球上に最も多く存在する植物性繊維である多糖類のセルロースはブドウ糖と極めて密接に結合しており、人間には消化と分解は出来ないですとか、先程も申し上げた様にブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源とされており、ブドウ糖がタンパク質の分子に含まれる窒素と結合するとデオキシリボ核酸とリボ核酸が生成されます。ちなみにブドウ糖はタンパク質と脂肪を分解すると生成出来ますので脳内のブドウ糖が枯渇する事は稀ですが、集中力が低下してきたと感じた時はラムネ等をベロンベロンにペロペロしましょう。えっーとですね、ここで主な栄養素をそれぞれカテゴライズしてご説明しますが、先ず1グラム辺りの炭水化物が4キロカロリー、脂質が9キロカロリー、タンパク質が4キロカロリー、ビタミン群が0キロカロリー、ミネラル群が0キロカロリーに相当するとされています。そして食物繊維は難消化性炭水化物と呼ばれており、栄養素は主要栄養素と呼ばれる脂肪、易消化性炭水化物、タンパク質の3つであり、主要栄養素が主にエネルギーの元になるとされ、ビタミン群とミネラル群の2つは微量栄養素と呼ばれ、易消化性炭水化物はデンプンと糖質の2つで構成され、タンパク質はアミノ酸で構成されています。まぁビタミン群とミネラル群はタンパク質、脂質、糖質の分解と合成を促進する働きを持ち、健康維持や体調管理等にも必須な栄養素であり、これらはエネルギーにはなりませんがナトリウム、カルシウム、マグネシウム、塩素、カリウムが体内で電流を発生させ、その電流によって心臓が拍動する事で、血液の拍出や神経細胞の発火等の心臓のガソリンの様な役割を持ちます。えーつまり簡単に言えばビタミンとミネラルを摂らないと心臓が止まり、ダイソン並の吸引力で霊柩車に吸い込まれ天国への一方通行待ったなしという惨憺たる状態になる訳です。ちなみにニューロン発火とは神経細胞の興奮と捉えてもらって構いません。まぁちょっと取り敢えず今回はここまでw 次回に続くw ご視聴タックだお!?

参考文献↓

「食欲人」

著者 ディヴィット・ローベンハイマー氏
   スティーヴン・J・シンプソン氏

訳者 櫻井 祐子氏

様々なサイト、