スキルアップの心得

スキルアップの心得

なりたいナースに近づくための秘訣をまとめています。

ナースとして働きながら、「もっとこうなりたい」と感じることはないでしょうか。理想のナース像があっても、どういった方向で努力すれば良いかわからない方もいるでしょう。ここでは、その方向性の基本となるステップを紹介していきます。第一に、「こんなナースになりたい」という理想に近い存在を見つけることが大切です。それは、職場の先輩かもしれませんし、研修で出会った素晴らしいナースかもしれません。あるいは、テレビドラマに出てくるような架空の人物でも構いません。その人が、なぜあなたにとって魅力的なのか、どんな点に惹かれるのかを具体的に考えてみてください。たとえば、「患者さんへの接し方がとても丁寧」「どんなときも冷静で的確な判断ができる」など、具体的な行動や姿勢を洗い出すことで、漠然とした憧れが明確な目標へと変わっていくはずです。

次に、その憧れのナースの考え方を深く理解するよう努めます。なぜそのような行動をとるのか、どんな価値観を持っているのか、といった内面的な部分に注目してみましょう。直接話を聞ける機会があれば、積極的に質問してみるのも良いです。日々の業務の中で、その人ならどう判断し、どう行動するかを想像してみるのも有効な方法といえます。表面的な部分だけでなく、その行動の背景にある思考パターンを把握することで、あなた自身の看護観も深まっていきます。

そして、その憧れの存在の行動や対応を積極的に真似してみましょう。それは、理想のナースへ近づくための大事な一歩です。最初はぎこちなくても、形から入ってみることで、少しずつそれが自分のものになっていきます。患者さんへの声かけの仕方、多忙な時のタスク管理、チームメンバーとのコミュニケーションの取り方など、具体的な場面で真似できることはたくさんあります。真似する中で新たな発見をして、自分なりのアレンジを加えられるようになれば、飛躍的な成長を遂げられるはずです。

医療業界では、知識だけでなくスキルや技術が必要になります。もし知識や技術、スキルがない場合は、患者さんの治療を任すことはできません。もし自分が患者であれば、安心して治療を受ける事が出来ないと思います。そのため、しっかりとした技術やスキルを身につけることは、ナースとしての最低条件と言えるかもしれません。

ナースとしての経験や技術を磨くことは大変だと思いますが、いつしかそれは自分の財産になります。そのため、様々な診療科で働いたり、専門性を高めるために一つの診療科に特化したところで働いたりすることで、経験の幅を広く深くする努力が大切です。病院によっては、ナースのために特別な勉強ができるサポートを用意していることがあります。そのため、自分がどのように進んでいきたいかを予め考えておき、就職する際にそれにあったところを選ぶようにしましょう。

ナースの場合、スペシャリストやジェネラリストといったキャリアアップの方向性があるので、ざっくりとでもいいので考えておくことが大切です。スペシャリストナースは特定の分野に深く精通しているのが特徴で、ジェネラリストナースは様々な分野に広く精通しているのが特徴です。スペシャリストは認定看護師や専門看護師とも呼ばれており、なるためにはそれなりの努力が必要となりますが、その資格を持つことでより患者さんに安心感を与えることができるでしょう。理想のナースになるためにはそれなりの時間がかかるので、自分の目指すナース像をしっかりと描いておき、まっすぐにキャリアの道を歩んでいくことが大切なのです。

ナースとして最終的に重要になるのは自分の専門領域を決めることであり、それが合っているかどうかで適職と感じられるかが決まると言っても過言ではありません。
興味のある領域であっても実際に働いてみると「好きではなかった」という可能性もあるため、働いてみなければわからないという理解が欠かせません。

職場によって専門領域を選ぶまでの教育制度にも大差があるので、その点に着目して職場を選ぶのは賢い考え方です。制度として初任者には期間を限って複数の所属を経験できる職場もあります。一方、初任者として配属される先が職場から決められてしまう場合もあれば、自分で一つだけ選択して勤め始めるという場合もあるのです。
新卒の場合には初任者に対して複数の所属を経験できる教育制度がある職場は多いものの、ナースの人数が慢性的に不足している職場では必ずしもそのような機会が与えられているわけではありません。働きたい職場を探すというときに給与や勤務時間などで絞り込みをかけることはよくありますが、その職場での教育制度についても加味して選ぶと自分の将来の可能性を広げられます。

興味のある診療科がいくつもある場合には、できるだけ多くの所属を経験できる職場を選びましょう。もし一つにしか興味がないという場合でも、他の領域の教育を受けられるのは最初の内だけであり、数少ない貴重な機会なのでナースとしての能力の幅を広げるために考慮に入れておくのが賢明です。
ナースの教育制度をもっと詳しく調べたい方へ・・・【ナースの教育制度を知ろう