英人好きだな。
光だけじゃなくて影の中まで描き込んでるところが好き。
光の対比で必ず影を描いてる。
すごーく前に転職活動してる時、作品持って会社をまわったけど、それまでレース・カー等の立体造形やコンポジット部門にいたから作品ストックなんて無いし昔の物なんて使い物にならない。
それで新しいのをあわてて描くわけだけど、全然ダメで参考になるモチーフが必要だった。
プロの描いたレンダリング集よりイラストレーターの作品にそれを求めた。
手に入れた何冊かの作品集で一番好きだったのが「一台の車」。
鈴木英人のほか、リアルマッコイズの岡本博、そしてBOW・・7人のイラストレーターのオムニバスだった。
デッサン力・ゼロの自分はひたすらそれらの手法を模倣した。できてなかったけど。
描きながら「今やってる事はアーチストのそれじゃないなー・・」と自分ポジションの確認作業みたいで、ある意味落ち込んだ。
でも工業デザインだから立体造形と図面のトータルな発想だぜ!とやる気を無理にふるい立たせたりした。
藤沢にある今はトラック専門になったメーカーでは「メーカーデザイナー」は経歴上とてもムリで「モデラー」という職種でなんとか3回目の面接まで行ったが、人事じゃなくて開発現場の人が作品を見る段になって「立体」は「ふーん」・・絵は「フッ」て感じ。通用しなかった。
自動車メーカーはそもそも無理だった。分かっちゃいたけどチャレンジしたかったんだ。
ちょうど一人の時でもあったし気長に行こうと周辺機器メーカーをあたって弱小会社に何とか引っかかった。
でもCAD図面とモデリング造形がほとんどでレンダリング・スケッチを描く機会はすごく少ない。

英人作品って、光と影はもとより、空にばらまかれた「ミックス・ベジタブル」(?)もいいな。
空と飛ぶ温野菜!短冊も飛んでる。
山下達郎のDAYDREAMだったっけ?あんな世界観をビジュアル表現するならこの人かなー、なんて。
BOWも好き。やわらかなタッチで・・たしかトライアンフのスポーツカーTR-4に乗ってた。
バイク乗りでもある。乗っていなければ見えない視点で描いてる。
HONDAの公式HPでも描いてる。エスロクとRC-01ナナハンとガレージの絵なんて最高だ。
たまたま僕がデザインしたある製品の開発コードがTR-4だったので、その時BOWのことを思い出した。
この頃かな?ジョンの映画「イマジン」を面接会場近くの映画館で見た。
駅にブリティッシュ・グリーンの「ハンドリング・バイ・ロータス」の広告があった。

「英人」というキーワード?であの頃、「何とかしよう」ともがいてた頃の想いが甦っちゃった。
子供の頃から順風満帆で歩めた時期など無くていつもバタバタしてた。
それで今は「何とかなった」のか?というと今ももがいてるけどね。



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