建国以来、脈々と続いてきた下劣で恥ずべき行動原理
今日のアメリカの真実を記す本書は、明日の日本に対する警告の書でもある

Arika報告書v1アイコン50年前からアメリカ社会の富の偏重に警告を発していたチョムスキー。その予想通り極端な格差社会と成り果てた現在のアメリカを前に、なぜそのようになったのか、背後にある社会的政治的な流れの変化を分析。長期にわたるインタビューをもとにしたドキュメンタリー映画に、豊富な資料、注、スタイリッシュなイラストを加えて書籍化したもので、平易な語り口とPOPなブックデザインは、新世代にこそ読んでもらいたいというチョムスキーの意向が表れている。伝説的な知の巨人が新しい世代に向けて語り下ろした、警告の書です。
 



チョムスキー・ノーム
政治哲学者、活動家、言語学者。1928年12月7日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれ、ペンシルベニア大学で言語学、数学、哲学を学び、1955年、博士号を取得。その後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で50年間教鞭をとり、現在はMITの名誉教授。政治に関する著作も数多く、ベストセラー著作も多数

寺島隆吉
1944年生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)卒業。元岐阜大学教育学部(英語教育講座)教授。現在、国際教育総合文化研究所所長。岐阜大学在職中に、コロンビア大学、カリフォルニア大学バークリー校、サザン・カリフォルニア大学客員研究員。ノースカロライナ州立農工大学(グリーンズボロ)、カリフォルニア州立大学ヘイワード校日本語講師などを歴任。共著『センとマルとセンで英語が好き!に変わる本』(中経出版、全国学校図書館協議会選定図書2004年度)

寺島美紀子
津田塾大学学芸学部国際関係論学科卒業。現在、朝日大学経営学部教授。東京大学客員研究員、イーロンカレッジ客員研究員(アメリカ、ノースカロライナ州)を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)