小説と版画が紡ぎだす愛しい物語。
Arika報告書v1アイコン昔ながらの暮らしを守る国ルップマイゼで、波乱に満ちながらも慎ましく温かい生涯を送った女性マリカ。いつも彼女のそばにあったのは、神様の宿る美しい手編みのミトンだった―。小説・小川糸×版画・平澤まりこのコラボレーションが紡ぎだす愛しい物語世界。愛らしい装丁や物語のモデルとなった国・ラトピアを旅するイラストエッセイも必読。



小川 糸
1973年生まれ。作詞家・春嵐として音楽制作チームFairlifeに参加。

平澤まりこ
イラストレーター。東京生まれ。広告、雑誌、装画などを手がける他、国内外問わず気になる人や街を訪ね、絵と文章を用いて本を制作している。著書に『イタリアでのこと~旅で出会ったマンマとヴィーノとパッシオーネ』(集英社)、『1カ月のパリジェンヌ』(主婦と生活社)、『ギャラリーへ行く日』(ピエブックス)、絵本『森へいく』(集英社)など。