💒「結婚」という名の壮大な悲喜劇を描く全米話題作!
Arika報告書v1アイコン電撃的な出会いで結婚した、売れない俳優ロットと美貌のマチルド。純真な妻に支えられた夫はやがて脚本家として成功し、それは幸せに満ちた人生のはずだった――妻のいまわしき秘密を知るまでは。夫の視点で綴られた美しき結婚生活は、後半の妻の視点になると一転。スキャンダラスで悲劇的な真相が明らかになっていく。家族の愛は夫婦の嘘に打ち勝てるのか? 熱烈な結婚生活を送る夫婦を、第一部は夫の視点、第二部は物語の味わいをまったく変える妻の視点から、それぞれの人生を明かしながら描く巧みなプロットと古典劇の文学性を併せ持ち、全米図書賞候補にもなった圧巻の大河恋愛小説。



グロフ・ローレン(著)
1978年ニューヨーク州生まれ。ウィスコンシン大学大学院で創作を学ぶ。「ニューヨーカー」などの雑誌に短篇を発表。『アメリカ短篇小説傑作集』に収録されて注目を集める

光野多惠子(訳)
1953年生まれ。津田塾大学卒業後、舞台制作の仕事などを経て1994年から翻訳家に。訳書にジャネット・S・アンダーソン『最後の宝』(産経児童出版文化賞推薦受賞)など。