📚フィクション


豪腕でやり手だが、高額な報酬を要求することで知られる悪徳弁護士・御子柴礼司(みこしばれいじ)。彼は夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦・亜季子の事件に興味を抱き、高裁から弁護人に希望する。対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして果たして第二審の判断は…… ? 『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』に続く、大人気・御子柴シリーズ第2弾。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。驚愕の逆転法廷劇!