2018年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(11月9日全国公開)

映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




ジャンル:愛情/精神/執着
 生きてるだけで、愛。   【11月9日公開】

生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)
本谷 有希子
新潮社
売り上げランキング: 1,920


■内容紹介
あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ。25歳の寧子は、津奈木と同棲して三年になる。鬱から来る過眠症で引きこもり気味の生活に割り込んできたのは、津奈木の元恋人。その女は寧子を追い出すため、執拗に自立を迫るが…。誰かに分かってほしい、そんな願いが届きにくい時代の、新しい“愛”の姿。芥川賞候補の表題作の他、その前日譚である短編「あの明け方の」を収録。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 「あたしはさ、私とは別れられないんだよね一生。」
鬱が抜けても突飛な行動をしてしまう。
同じ熱量で向き合ってほしいけどどうしても説教じみてしまう。 

クズのような女の話だ、と、眉をひそめながら読んでみたが、その激情と苦しみ、破壊されてる思考回路に「生」を強く感じた。寧子は自分のことを考えすぎ。様々なことが妄想で苦しんでてんだけど、特に気晴らしも趣味もないゆえに意識が自分に向くのかなとも思った。そして、寂しいから鬱になる、というオーナーのお母さんの真実の言葉。彼女はそこで踏ん張れたらよかったなと。津奈木はなぜこの子といるのかという命題か私には分からなかったが……。全てを津奈木にぶつける寧子は子供のようで痛々しかった。 短い物語だが強烈なインパクトのあった。

「どうしたら説教じゃなくて会話になるんだろう、どうしてこんなに努力しているのにあたしの言葉は誰にも伝わらないんだろう」という寧子の言葉に辛いくらい共感した。見返りを求める訳では無いけれど、同じ熱量で向き合って欲しい、楽しないで欲しい。自分は何を恋人に求めてるのだろうと思った時、これだと思った。自分とは一生別れられないは当然のことだけど、それがとてつもなく辛いのもまた事実だと思う。津奈木の「本当はちゃんと分かりたかったよ」で全て救われれば良いのに……。

普遍的。本当は、生きてるってことはただそれだけで普遍的なのだろう。あまりにも普遍的すぎて 人はそこに意味や価値を見出そうとするのかもしれない。生きるってことの。ふつう に生きるってことの。でも。フツー 二 イキル って?「あたしはさ、あたしとは別れられないんだよね一生」。逃れられない自分と闘うため。読み終えてから知る、表紙絵の意味。五千分の一秒。その瞬間を求めて。ぶつかって、叩いて、もがいて、吐いて、泣いて、叫んで、生きる。タイトルが絶妙だ。「でもお前のこと、本当はちゃんと分かりたかったよ」。五千分の一秒。さらっと読みやすいですが、濃い味のある作品でした。寧子は勝手だし激情に駆られて周りに迷惑をかけるけど、世の中の人に普通にできることが出来ないつらさと、生きてるだけでとても疲れるというその感覚が痛いほど伝わってきました。






■映画ストーリー
過眠症で引きこもり気味の寧子(趣里)は、恋人でゴシップ雑誌の編集部勤務の津奈木(菅田将暉)と一緒に住んでいる。感情のコントロールが苦手な彼女は、そういう自分に本気で向き合おうとしない津奈木に苛立っていた。ある日、津奈木の元恋人の安堂(仲里依紗)が現れ、寧子を追い出すために、勝手にカフェバーのアルバイトを決める。渋々働きだした寧子だが、少しずつ店の人に心を開くようになり……。

★映画チェック★
小説家、劇作家など多彩な活動をしている本谷有希子の小説を原作にしたドラマ。感情を制御できない女と、恋人である彼女と真摯(しんし)に向き合わない男の姿を見つめる。メガホンを取るのは、映像作家の関根光才。『過ちスクランブル』シリーズなどの趣里、『セトウツミ』などの菅田将暉、ドラマ「あなたのことはそれほど」などの仲里依紗、ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」などの田中哲司らが出演している。

■スタッフ
監督・脚本:関根光才
原作:本谷有希子
製作・プロデューサー:甲斐真樹
製作:松井智/藤本款/森原俊朗
アソシエイトプロデューサー:佐藤公美/金井隆治
協力プロデューサー:高口聖世巨/白川直人/
撮影:重森豊太郎
照明:中須岳士
音楽:世武裕子
美術:井上心平
録音:山本タカアキ
編集:田巻源太
スタイリスト:立花文乃
ヘアメイク:田中マリ子
助監督:久保朝洋
制作担当:中村哲也
製作国:日本
配給:クロックワークス
製作幹事:ハピネット
製作幹事・制作プロダクション:スタイルジャム
カラー
(新宿ピカデリーほか)

■キャスト(役柄)
趣里(寧子)
菅田将暉(津奈木)
田中哲司(村田)
西田尚美(真紀)
松重豊(磯山)
石橋静河(美里)
織田梨沙(莉奈)
仲里依紗(安堂)





ジャンル:恋愛/青春/高校生
 ういらぶ。   【11月9日公開】

ういらぶ。ー初々しい恋のおはなしー (1) (少コミフラワーコミックス)
星森 ゆきも
小学館 (2015-08-26)
売り上げランキング: 43,171


■内容紹介
幼なじみの凜に「お前はゴミクズでダメなヤツ」と言われ続け自分に自信が無い美少女・優羽。そんな2人を見守る同じマンションのご近所さん暦と蛍太。
優羽を好きすぎる凜と、けなげに凜を思い続ける優羽の激キュンピュアラブストーリー!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1めんどくさくて初々しい恋物語、開幕!
めんどくさい恋がどんどんキラキラする恋に変わっていく。
純愛の魔術師星森先生の「溺愛×こじらせ」ラブ、堪能してください! 

こじらせ系恋愛ストーリーです。美少女なのにヘタレな女子優羽と優羽が好きすぎてついつい苛めてしまう凛の幼馴染。凛の理解者蛍太と優羽の優しく見守る暦の4人が仲良し。凛の言動にビクつく優羽だが、お互い好き同士で…。付き合う前の状態だからこれがカップルになるには今の関係を変えなくてはいけないけど…。お互いに子供過ぎるからどうなんだろう?? 初々しいというより、うじうじしてる(笑) そして……な、なかなかのこじらせっぷり。こんな俺様ドSいじめっこいいか?イケメンだからまだ許されるw優羽みたいな、ここまでのネガティブ女子も可愛いから許されるw こんな感じで10巻まで続きます。自分を卑下しすぎる子のお話は読んでてなんだか辛くなるんだけど… ちょっとずつ変わっていくことに期待を込めて、続きを読んでみようと思う。気持ちを正直に言えないにしても限度があるよね…。主人公・春名優羽(表紙女の子)、幼馴染の和泉凛(表紙男の子)が好き。凛も優羽のことが好きなのだが、優羽を「ゴミ」とか「クズ」と呼ぶのが好きになれない。好きな子をいじめたくなるって気持ちはわからくもないけど、ここまで来ると引く。ヒロインの性格ゆがめて生活力や楽しむことまで奪ってる感じがする。ヒロインが小さなころからのその刷り込みで卑屈になってるのも、それでもヒーローのを好きなのもどうかと。でもここまでネガティヴ思考だと突き抜けて逆に面白さがあるので、1巻読み終わって次を読むか悩んでる方は、とりあえず2巻まで読んで判断してほしい。自分がダメな子と信じてる美少女とイケメン幼なじみの恋愛。初々しいけどこじれすぎてちょっとめんどくさい(笑)




■映画ストーリー
同じマンションに住む幼なじみで、高校では美男美女チームとして有名な凛(平野紫耀)、優羽(桜井日奈子)、暦(玉城ティナ)と蛍太(磯村勇斗)。凛は優羽に思いを寄せていることを悟られないよう彼女に対して冷たい態度を取ってしまい、凛のことを好きな優羽は彼の言動のせいで自信が持てずにいた。二人の様子を暦と蛍太が見守る中、凛のライバルとなる和真(伊藤健太郎)が現れ……。

★映画チェック★
星森ゆきものコミック「ういらぶ。-初々しい恋のおはなし-」を実写化したラブストーリー。幼なじみの高校生男女4人の関係が、ある男子の登場を機に変化していくさまを描く。監督は『キサラギ』などの佐藤祐市。『honey』などの平野紫耀、『ママレード・ボーイ』などの桜井日奈子、『サクラダリセット』シリーズに出演した玉城ティナと伊藤健太郎、『仮面ライダーゴースト』シリーズなどの磯村勇斗らが出演している。

■スタッフ
原作:星森ゆきも
監督:佐藤祐市
脚本:高橋ナツコ
音楽:佐藤直紀
主題歌:King & Prince
エグゼクティブプロデューサー:豊島雅郎
プロデューサー:田辺圭吾/橋本芙美
ラインプロデューサー:坂本忠久
撮影:小宮山充
照明:保坂温
美術:寒河江陽子
録音:金杉貴史
装飾:田中宏
編集:田口拓也
衣装:纐纈春樹
メイク:宮内三千代
スクリプター:藤島理恵
選曲:藤村義孝
音響効果:壁谷貴弘
VFXプロデューサー:加賀美正和
助監督:吉村昌晃
制作担当:持田一政
製作国:日本
製作:『ういらぶ。』製作委員会
配給・制作プロダクション:アスミック・エース
制作プロダクション:共同テレビジョン
カラー/ビスタサイズ/5.1ch

■キャスト(役柄)
平野紫耀(和泉凛)
桜井日奈子(春名優羽)
玉城ティナ(坂下暦)
磯村勇斗(藤蛍太)
桜田ひより(佐伯実花)
伊藤健太郎(佐伯和真)