2018年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(3月10日全国公開)

映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!



ジャンル:ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
 去年の冬、きみと別れ   【3月10日公開】

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

■内容紹介
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。この異様さは何なのか?それは本当に殺人だったのか?「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。なぜなら、この事件は実は―。話題騒然のベストセラー、遂に文庫化!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)12013年唯一の書き下ろし小説!
人は常々欲望と共に生き、欲望に翻弄されている。

期待は裏切られなかった。事件の真相、木原坂に取材を申し込むふたりの人物、物語の(意図的な)ゆれ、思惑など楽しませてもらいました。ラストのイニシャルの趣向は理解できているつもりですが、もう一捻りあったりするのでしょうか?ミステリ読みとしては真相が明らかになる瞬間がじわりじわりと穏やかな感じだったので、強い衝撃が欲しかったですが、それにしてもすごいな、これ。これ自体が、、、だったとは!トリックよりも狂気、純愛、欲望の加減が中村文則氏らしい。この作者が描く生々しさは本当に湿度が高いというか粘度があるというか…。アートが人を狂わせるのか、それとも狂気がアートを生み出すのか。インサートされる性描写。白黒と青緑のカット。作者が思い描いたであろう映像美がそのまま脳内で再現されるのは凄いの一言。そして相変わらず鬱屈した世界を描くのがうまい作家である。キーワードを挙げるとしたら、欲望。 人は常々欲望と共に生き、欲望に翻弄されている。欲望をコントロールできる人間はかなり少ないのではないか。 本作では愛情と欲望が紙一重に書かれている。 タイトルの意味が分かった時、愛情よりも欲望が上回った瞬間だった。←ネタバレしないためにあえて書かないけど、それがわかったラスト!思わず一番最初の ほんとに一番最初に戻って確認した。 すごいとしか言い様がない!!映画CMでは「見た人全員騙される!」と煽り過敏の期待させてるのはどうかと思うが・・・映画の方が一般的にわかりやすいかも。




■映画ストーリー
松田百合子(山本美月)と婚約しているルポライター耶雲恭介(岩田剛典)は、猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン木原坂雄大(斎藤工)のスクープを狙っている。この事件は世間を大きく騒がせたが、真相はわかっていなかった。耶雲は事件を解明しようと奔走するが、百合子が木原坂の標的になり……。

★映画チェック★
『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などの岩田剛典を主演に迎え、中村文則の小説を映画化したサスペンスドラマ。とある焼死事件の真相を追うルポライターが、次第に抜き差しならない状態に陥っていくさまを描写する。『グラスホッパー』などの瀧本智行が監督を務め、主人公の婚約者を『ピーチガール』などの山本美月が好演。そのほか斎藤工、浅見れいな、北村一輝らが共演している。

■スタッフ
監督: 瀧本智行
脚本: 大石哲也
音楽: 上野耕路
原作: 中村文則
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年3月10日
上映時間:1時間59分
配給:ワーナー・ブラザース映画
制作プロダクション:C&Iエンタテイメント
製作:映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会

■キャスト(役柄:俳優)
耶雲恭介:岩田剛典
松田百合子:山本美月
木原坂雄大:斎藤工
木原坂朱里:浅見れいな
小林良樹:北村一輝
吉岡亜希子:土村芳






ジャンル:ヒーロー
 劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!   【3月10日公開】

ウルトラマンジード超全集 (てれびくんデラックス 愛蔵版)

■内容紹介
ウルトラマンジード唯一の超全集!!

ウルトラマンジード超全集が劇場版公開と同時についに発売!
進化し続ける「てれびくん」の超全集はここがすごい!

・シリーズ構成の乙一さん語り尽くしインタビュー!
・濱田龍臣さん、ウルトラ愛尽くしインタビュー!
・メイン監督・坂本浩一監督をはじめ全監督熱血インタビュー!
・巻頭ではここでしか読めない「ドンシャイン超全集」
・綴じ込み付録はリクも持っている「ドンシャイン完全復刻お面」
・タイトルの影絵がなんと1枚の絵に・・・影絵ギャラリー大公開!
・ジード全ストーリー、全フュージョンライズ、怪獣図鑑
・設定資料、イベント網羅
・劇場版ももちろん完全紹介

「てれびくん」編集部が全身全霊で作った「超全集」です!「ウルトラマンジード」ファンに捧げる1冊になっています!!




■映画ストーリー
知的生命体が存在する星を破壊する巨大人工頭脳ギルバリスが地球に近づく。朝倉リク(濱田龍臣)ことウルトラマンジードはギルバリスが“赤き鋼”を入手するために地球へやって来たことを知り、その手掛かりのある沖縄へ行く。沖縄で出会ったアイル(本仮屋ユイカ)にある使命を託されたリクのもとにクレナイ ガイことウルトラマンオーブ(石黒英雄)、ウルトラマンゼロが駆けつけ、ギルバリスに戦いを挑む。

★映画チェック★
ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐウルトラマンジードを主人公とする特撮ドラマシリーズの劇場版。究極形態ウルティメイトファイナルとして目覚めたジード、ウルトラマンオーブ、ウルトラマンゼロが集結し、巨大人工頭脳と戦う。朝倉リク(ジード)を演じる濱田龍臣をはじめ、山本千尋や長谷川眞優らドラマ版のキャストに加え、ゲストとして本仮屋ユイカらが出演する。本作のドラマ版や、多くの特撮作品を手掛けてきた坂本浩一が監督を務める。

■スタッフ
監督: 坂本浩一
脚本: 根元歳三
脚本協力: 安達寛高
監修: 大岡新一
チーフプロデューサー: 北浦嗣巳
プロデューサー: 鶴田幸伸
撮影: 新井毅
照明: 武山弘道
録音: 藤丸和徳
美術: 木場太郎
編集: 矢船陽介
アクションコーディネート: 寺井大介
キャスティング: 空閑由美子 / 島田和正
VFX: 三輪智章
音楽 作・編曲: 川井憲次
主題歌: May J.
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年3月10日
上映時間:1時間10分
配給:松竹メディア事業部
製作:劇場版ウルトラマンジード製作委員会
撮影協力:OCVB OKINAWA
制作支援:沖縄県

■キャスト(役柄:俳優)
朝倉リク: 濱田龍臣
鳥羽ライハ: 山本千尋
愛崎モア: 長谷川眞優
伊賀栗レイト: 小澤雄太
比嘉愛琉(アイル・サデルーナ): 本仮屋ユイカ
ブラン・サデルーナ: 宍戸開
ジャキ星人 アーロン: ジャッキーちゃん
ジャグラス ジャグラー: 青柳尊哉
クレナイ ガイ: 石黒英雄
西岡徳馬

(声の出演)
小西克幸
レム: 三森すずこ
ペガッサ星人 ペガ: 潘めぐみ
浅沼晋太郎
宮野真守
緑川光
神谷浩史
関智一
入野自由
田中秀幸
池田昌子





ジャンル:青春・音楽・ジャズ
 坂道のアポロン   【3月10日公開】

坂道のアポロン(1) (フラワーコミックスα)

坂道のアポロン (2) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン(3) (フラワーコミックスα)

坂道のアポロン(4) (フラワーコミックスα)

坂道のアポロン (5) (フラワーコミックス)


映画 坂道のアポロン (小学館文庫)

■内容紹介
1966年初夏、男子高校生・西見薫は船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校[注 1]に転校した。

転校初日、同じクラスのバンカラな男・川渕千太郎との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまり、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。更に、薫は千太郎の幼馴染である迎律子を好きになるが、律子は千太郎に、千太郎は上級生の深堀百合香に、百合香は桂木淳一に思いを寄せていて、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。

ある日、薫は律子が千太郎のことが好きなのを承知の上で、律子に自分の思いを告白する。薫の告白に途惑う律子であったが、千太郎が律子の思いに気がつかないことから、次第に薫に魅かれていく。

一方、千太郎は百合香が淳一が住むアパートに居るのを偶然見かけ、激しく動揺する。

百合香は、家族から大学を中退し佐世保で無為に過ごす淳一との交際を反対されていた。

淳一は現在の自堕落な生活から立ち直ろうと、東京の出版社への就職を決める。それは、まだ高校生で佐世保から離れられない百合香との別れを意味していた。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1佐世保という舞台、昭和40年代の雰囲気♪
ジャズというテーマが過不足なく物語と絡み合っている良作  

1966年の高校生グラフィティ。横須賀から佐世保に転校してきた主人公薫。親戚にも学校にもイマイチ馴染めずにいたが、委員長の律ちゃん、律ちゃんの幼なじみ千太郎、ジャズを演奏してくれる大人たちの中で成長していく。久しぶりに読んだけど、1巻1話から話と作画が出来上がってることに今更感動。 読みながら頭の中でモーニンが流れさらに感動w主人公と千太郎が出会う場面がキラキラしていて素敵。転校した学校の屋上で、運命の出会いを果たした相手は不良で少し意地悪…なんて少女漫画みたいな始まりでしたが、これおもしろそう!心をつかまれました。昔の青春映画を見ているようだ。方言もいい。作中に出てくるジャズの名曲を図書館などで借りるなりして読むといっそう楽しい。恋と友情と音楽。思春期というものは、いつの時代も眩しくて少し苦い。個人的には千太郎より眼鏡男子の薫さんがタイプです。




■映画ストーリー
親戚が住む長崎県佐世保市のとある町へと越してきた、高校1年生の西見薫(知念侑李)。周囲に心を開かずにいたが、ひょんなことから同級生で町のレコード屋の娘・迎律子(小松菜奈)と、素行の悪さで有名な川渕千太郎(中川大志)と言葉を交わすようになる。律子に恋心を抱き、千太郎と固い絆を育む薫。充実した日々を過ごす中、薫は千太郎を通じてジャズと出会い、その魅力に取りつかれ……。

★映画チェック★
2012年にテレビアニメ版も放映された、小玉ユキのコミックを原作にした青春ドラマ。長崎県佐世保市へと引っ越してきた高校生の友情、恋、ジャズとの出会いを映す。『僕等がいた』シリーズなどの三木孝浩が監督を務める。『金メダル男』などの知念侑李、『ReLIFE リライフ』などの中川大志、『渇き。』などの小松菜奈、『結婚』などのディーン・フジオカらが顔をそろえる。ディーンが劇中で歌を披露するシーンも見どころの一つ。

■スタッフ
監督: 三木孝浩
脚本: 高橋泉
原作: 小玉ユキ
主題歌: 小田和正
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年3月10日
上映時間:2時間0分
製作幹事・配給・制作プロダクション:アスミック・エース、
製作幹事・配給:東宝
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント

■キャスト(役柄:俳優)
西見薫: 知念侑李
川渕千太郎: 中川大志
迎律子: 小松菜奈
深堀百合香: 真野恵里菜
伯母: 山下容莉枝
松岡星児: 松村北斗
千太郎の父: 野間口徹
迎勉: 中村梅雀
桂木淳一: ディーン・フジオカ