2018年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(2月3日全国公開)

映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!


ジャンル:サブカルチャー
 名前のない女たち ~うそつき女~   【2月3日公開】

名前のない女たち 貧困AV嬢の独白

■内容紹介
企画AV女優の壮絶な人生を描いた中村淳彦氏の人気シリーズ「名前のない女たち」の最新刊。 『月刊宝島』2014年3月号~15年10月号に掲載された「新・名前のない女たち」を大幅加筆、新規取材も含め20人のAV女優の人生を活写する。女子大生、有名大学卒、元芸能人、主婦、元バレエ日本代表、高齢者……彼女たちに共通するのは「貧困」。大手メディアでは報道されないAV業界の舞台裏、AV女優たちの本音を抉り出す問題作!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 “セックスを売る”18人の壮絶すぎる過去と現在―「AV女優」残酷物語。 
発狂母と心中未遂、奨学金借金地獄、アナルセックス不倫、中学3年でレイプ妊娠、65歳・年収3万円、介護ネグレクト…。“セックスを売る”18人の壮絶すぎる過去と現在を描いた「AV女優」残酷物語。読み始めてからずっと、最初から最後までいたたまれない気持ち。自分が見ている世界だけが、今この世界で起きていることではないのだということを、いい年の大人が初めて知るAV女優の現実だった。そんな育て方されたら当然の負の連鎖だと思われるケースが多かったが、自己肯定感のない、苛められていた子が、中学生でセックスしまくっていたという独白。AV界も需要と供給のアンバランスで、思ったほど稼ぐことも出来ず、堕ちていく。刻まれたリストカットのあとをあっけらかんと見せて、死にたい、死にたいと言って生きている。同じ女性として、いろいろ考えさせられた。同じ時代をいきているのに、こんなにも境遇が違う、知らない世界を知れてよかった。




■映画ストーリー
AV女優専門のルポライター志村篤(吹越満)は、心の中で彼女たちを見下しながらも顔には出さず、取材を続けて本を出版していた。ある日、取材で企画AV女優の前田葉菜子(城アンティア)と知り合い、ほかのAV女優たちとはどこかが違うと感じる。一方、葉菜子の妹・明日香(円田はるか)は高校をやめてブラブラしていた。

★映画チェック★
数々のピンク映画を撮ってきたサトウトシキ監督と俳優の吹越満が組み、中村淳彦のノンフィクション「名前のない女たち 貧困AV嬢の独白」を映画化。AV業界を舞台に、ルポライターの主人公と名前がクレジットされない企画AV女優を取り巻く人間模様を映し出す。女優役の城アンティアと妹役の円田はるかが大胆な濡れ場にチャレンジ。笠松将、吉岡睦雄、川瀬陽太らが共演している。

■スタッフ
監督: サトウトシキ
原作: 中村淳彦
プロデューサー: 森原俊朗 / 小林良二 / 橘慎
脚本: 加瀬仁美
撮影監督・スティル・編集: 小川真司
録音: 岩間翼
助監督: 大城義弘
音楽: 入江陽
ラインプロデューサー: 川上泰弘
主題歌: アクメ
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年2月3日 (新宿K’s cinema)
上映時間:1時間26分
配給:渋谷プロダクション
製作:「名前のない女たち うそつき女」製作委員会
制作会社:ソリッドフィーチャー

■キャスト(役柄:俳優)
志村: 吹越満
葉菜子: 城アンティア
明日香: 円田はるか
辻本: 笠松将
ツバサ: 小南光司
篠田: 吉岡睦雄
順子: 不二子
麗子: クノ真季子
児玉: 川瀬陽太




ジャンル:ホラー
 羊の木  【2月3日公開】

羊の木(1) (イブニングコミックス)

羊の木(2) (イブニングコミックス)

羊の木(3) (イブニングコミックス)

羊の木(4) (イブニングコミックス)

羊の木(5) (イブニングコミックス)

■内容紹介…受賞情報:文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(第18回)

本年度漫画界,最高の話題作、ついに単行本化!
原作/山上たつひこ氏、作画/いがらしみきお氏、ギャグ漫画の巨匠2人が奏でる「不安」「願望」そして「笑い」の先にある物語!

とある日本の地方都市。かつては海上交易で栄えた港町。名を魚深市という。その町が、犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘プロジェクトの試行都市となる。一般市民には何も知らせずに元受刑者の過去を隠し転入させるこのプロジェクトの全容を知るのは市長とその友人月末、大塚の3人のみ。移住するは、凶悪犯罪を犯した11人の元受刑者。はたして、このプロジェクトの行方は!?

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1さびれた港町に越してきた6人の男女──彼らは全員”元殺人犯”  
殺人を犯した元受刑者たちを引き受けてしまう市長と町内会の顔役たち。11人の元凶悪犯を受け入れた架空の自治体の奮闘を描くって、ヒューマンドラマじゃありません。「元受刑者だからといって差別していいのか」という建前と「何をしでかすかわからないという本音」 ・・が描かれてゆく作品。サスペンスというかホラーというか、土着的に気持ち悪ーいお話です。個性的な受刑者たちのドタバタコメディ感といつヤバいことをし出すかわからないサスペンス感のバランスがいい。危ういバランスを保っていた犯罪者たちは、ラブクラフトの作品に出てきそうな「のろろ祭り」にて本性を現す? …という1巻。前科者でなくても挙動がおかしい人は結構いるし、話が通じるようで通じない人も結構いる。価値観なんてみんなバラバラで、キレない人は実は少ない…つまり現実を浮き彫りにしているようで、ホント怖い。一癖も二癖もある受刑者たちがそれぞれきちんと描かれている。原作、山上たつひこ。作画、いがらしみきおでおもしろくないはずがない。全5巻。




■映画ストーリー
刑期を終えた元受刑者を自治体が受け入れる新仮釈放制度により、閑散とした港町・魚深市に男女6人が移住してくる。市役所職員の月末一(錦戸亮)は彼らの受け入れ担当を命じられるが、移住者たちの過去を住民たちに知られてはならないという決まりがあった。やがて、全員に殺人歴がある犯罪者を受け入れた町と人々の日常に、少しずつ狂いが生じていき……。

★映画チェック★
山上たつひこといがらしみきおによる、第18回文化庁メディア芸術祭優秀賞(マンガ部門)に輝いた問題作を、アレンジを加え実写映画化。殺人歴のある元受刑者の移住を受け入れた町を舞台に、移住者の素性を知らされていない町の人々の日常がゆがんでいくさまを描く。『桐島、部活やめるってよ』などの吉田大八監督がメガホンを取る。お人よしな市役所職員を錦戸亮、彼の同級生を木村文乃が演じるほか、元受刑者役で北村一輝、優香、松田龍平らが出演する。

■スタッフ
監督: 吉田大八
脚本: 香川まさひと
原作: 山上たつひこ / いがらしみきお
音楽: 山口龍夫
エグゼクティブプロデューサー: 豊島雅郎 / 福田一平
プロデューサー: 井手陽子
アソシエイトプロデューサー: 青村麻実 / 橋本竜太
撮影: 芦澤明子
照明: 永田英則 / 志村昭裕
美術: 安宅紀史
録音: 石寺健一
助監督: 甲斐聖太郎
編集: 佐藤崇
整音: 矢野正人
装飾: 山本直輝
衣装: 小里幸子
ヘアメイク: 酒井夢月
スクリプター: 工藤みずほ
制作担当: 坪井力
キャスティングプロデューサー: 坪井あすみ
ラインプロデューサー: 榊田茂樹
VFXプロデューサー: 小坂一順
VFXスーパーバイザー: 白石哲也
音楽プロデューサー: 緑川徹 / 濱野睦美
宣伝プロデューサー: 中澤淳二
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年2月3日
上映時間:2時間6分
製作:『羊の木』製作委員会
配給・制作:アスミック・エース
制作協力:ギークサイト

■キャスト(役柄:俳優)
月末一: 錦戸亮
石田文: 木村文乃
杉山勝志: 北村一輝
太田理江子: 優香
栗本清美: 市川実日子
福元宏喜: 水澤紳吾
大野克美: 田中泯
宮腰一郎: 松田龍平
雨森辰夫: 中村有志
内藤朝子: 安藤玉恵
田代翔太: 細田善彦
月末亮介: 北見敏之
須藤勇雄: 松尾諭
志村妙子: 山口美也子
神崎良作: 鈴木晋介
目黒厚: 深水三章





ジャンル:ファンタジー
 巫女っちゃけん。   【2月3日公開】

巫女っちゃけん。 (光文社文庫)

■内容紹介
父が宮司をする神社で、やりたくもない巫女のバイトをしている大鳥しわす。「就職したらやめちゃるけん!」と豪語はするが、態度も口も悪ければ、常識も礼儀もやる気もない。そのくせ、うまくいかないのはすべて人のせい―そんな、夢も希望もオッパイも(?)ない彼女の前に、ある日、五歳の悪ガキ・健太が現れて…。広瀬アリス主演映画、待望のノベライズ!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1全てを甘んじて受け入れる  
表紙のインパクトと映画ノベライズということだけで気楽に読み始めたが、いやいやなかなかハード。小説が面白くて一気に読んでしまった。その後じっくりもう1度。しわすと健太、それぞれの思いが切ない。親子関係だけでなく、いろんなことを考えさせられた。ダメ巫女の成長を、幼児虐待、就活、婚活、離婚、結婚等を絡めて書いてある。神社が舞台なので、神社用語が色々出てきてアクセントになっていい!知らないことばかりで、ところどころ心に沁みる台詞があり、小説では主に親子間でのことだけど、あらゆる人間関係に 当てはまるな、あとしわすにケンタが、ケンタにしわすがいてよかった。やっぱり神様はいる。本作はしわすと健太中心に物語が語られたが、途中に挿入されたいろんな登場人物のサイドストーリーも気になる。みんな幸せになって欲しいものだ。映画も観に行こうかな。




■映画ストーリー
将来の夢もないまま就職活動中のしわす(広瀬アリス)は、父親(リリー・フランキー)が宮司を務める神社で巫女のアルバイトをしている。幼いころに家を出た母親(飯島直子)のことが心の傷になっている彼女は、何かと反抗ばかりしていた。ある日、神社で食べ物やさい銭が盗まれ、しわすが境内にいた5歳の健太(山口太幹)を捕まえるが……。

★映画チェック★
『氷菓』などの広瀬アリスを主演に迎え、『ハードロマンチッカー』などのグ・スーヨンが監督を務めた人間ドラマ。将来の夢も希望も持たない主人公が、口のきけない少年と出会い変化する姿を描く。主人公の父親をリリー・フランキー、母親を飯島直子が演じる。撮影は福岡県福津市の宮地嶽神社で行われた。

■スタッフ
監督: グ・スーヨン
主題歌: アレクサンドラ・スタン
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年2月3日 (新宿武蔵野館、渋谷TOEIほか)
上映時間:1時間38分
配給:スリーパーエージェント
配給協力:アーク・フィルムズ

■キャスト(役柄:俳優)
しわす: 広瀬アリス
健太: 山口太幹
仁村紗和
山崎萌香
川津明日香
美和: MEGUMI
真紀: 飯島直子
大島: リリー・フランキー