2018年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(1月27日全国公開)

映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!



ジャンル:サスペンス
 殺人者の記憶法   【1月27日公開】

殺人者の記憶法 (新しい韓国の文学)/クオン

¥価格不明
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■内容紹介
田舎の獣医キム・ビョンスの裏の顔は、冷徹な殺人犯だった。現在は引退して古典や経典に親しみ詩を書きながら平穏な日々を送る彼には、認知症の兆候が現れ始めている。そんな時、偶然出会った男が連続殺人犯だと直感し、次の狙いが愛娘のウニだと確信したビョンスは、混濁していく記憶力と格闘しながら人生最後の殺人を企てる―。虚と実のあわいをさまよう記憶に翻弄される人間を描いた長編ミステリー小説の傑作。映画原作小説。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 アルツハイマーを患って引退した70歳のシリアル・キラーが、「同類」から義理の娘を守るため、最後の殺人を計画する 
アルツハイマーの連続殺人犯が、混沌とした記憶を一人称で語り始める。引退した連続殺人犯がアルツハイマーにかかったら、という魅力的(?)な設定で、ハラドキなサスペンスかと思いきや、記憶と時間に関する内省を背骨としたバキバキの純文学だった。事件は全て時効を迎えたという設定からして作家の志の高さが伺える。殺人の記憶を失うという事自体が刑罰という斬新さが上手く描かれていると思った。人間にとって死ぬより恐ろしい事は「忘却」かもしれない。死んでもなお想いは引き継がれるが記憶を失えば遺るのは全くの「無」でしかない。惨たらしく殺戮を繰り返した老人のただ1つの使命は娘を新たなる殺人者から守ること。この事実は読者にある種の感傷をもたらすかもしれないが追憶の中の老人の感情と事実には誤認があり混乱させられてゆく。その恐怖、悲哀、絶望。「認知症でも感情は残ってるんだって」《娘》は云う。彼女と交わした会話はもはや現実ではなかったかもしれない。しかし虚実問わずその時間だけが老人の中に燦然と耀き続ける。主人公の記憶崩壊が、読み手である自分をも不安に巻き込んでゆく。読み手の自由に想像させてくれる。連続殺人犯の主人公の記憶はどこまで現実なのか。ミステリーとしては疑問が残る点もあるが、ひとつの人生が忘却という形で閉じていく物語として読めば、小さな辻褄などどうでもいいという気になる。淡々とした記述が続き、時系列も行ったり来たり、現実と妄想の境もあやふや。それにもかかわらず、たいへん読みやすく、物語にスッと入っていけた。




■映画ストーリー
かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患うビョンス(ソル・ギョング)は、接触事故に遭った後にテジュという男と出会う。その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。だが、テジュが警察の人間であったことから誰もまともに取り合おうとしない。たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。そして、新たな殺人事件が発生し……。

★映画チェック★
韓国の作家、キム・ヨンハの小説を映画化したクライムアクション。アルツハイマー病を患う連続殺人犯が、偶然出くわした殺人鬼の凶行を阻止しようとする。メガホンを取るのは『サスペクト 哀しき容疑者』などのウォン・シニョン。『ザ・タワー 超高層ビル大火災』などのソル・ギョング、『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』などのキム・ナムギル、『国際市場で逢いましょう』などのオ・ダルスらが顔をそろえる。


■スタッフ
監督: ウォン・シニョン
脚本: ファン・ジョユン
原作: キム・ヨンハ
撮影: チェ・ヨンファン
美術: イ・ジョンゴン
編集: シン・ミンギョン
音楽: キム・ジュンソン
英題:MEMOIR OF A MURDERER
製作年:2017年
製作国:韓国
日本公開:2018年1月27日 (シネマート新宿ほか)
上映時間:1時間58分
配給:ファインフィルムズ

■キャスト(役柄:俳優)
ビョンス: ソル・ギョング
テジュ: キム・ナムギル
ウンヒ: ソリョン
ビョンマン: オ・ダルス





ジャンル:人生ドラマ
 祈りの幕が下りる時   【1月27日公開】

祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)/講談社

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■内容紹介
明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。それは孤独死した彼の母に繋がっていた。シリーズ最大の謎が決着する。吉川英治文学賞受賞作。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1悲劇なんかじゃない。これが私の人生。
極限まで追い詰められた時、何を思う…。
加賀恭一郎の謎が明らかになる。  

小菅にあるアパートの一室で女性の遺体が発見される。しかし、この部屋の住人の男性は行方不明。女性の身元は判明するも、住まいは滋賀県ー何故ここで死んだのか? この事件をきっかけに「新参者」加賀恭一郎がなぜ日本橋に来たのか? 彼の過去に起きた何がこの事件に関係するのか? 加賀恭一郎シリーズの事件はいつも切ない。そして完結とは寂しい。思えば「卒業」では大学生だった。教師から警察官へ。お父さんの事、今回も登場した従兄弟の事、全部読んできたので感慨深い。最後に相応しい読み応えのある作品だった。日本橋で新参者となった所以にも納得。欲をいえば、全てを知りえた加賀恭一郎のこれからも書いて欲しい。それにしても、一人息子が加賀恭一郎だとわかった時は鳥肌が立った。シリーズは全部読んでるから母の消息も分かったものの切ない。浅居親娘も切ないな。仙台各所の地形が忠実に細かく書いてあるのに驚いた。当時の本の帯に『悲劇なんかじゃない これが私の人生 東野圭吾 全身全霊の挑戦』とあり、やっぱり加賀シリーズは読みごたえがあると思いました。映画も観てみようかな。




■映画ストーリー
滋賀県に住む女性が東京都葛飾区で殺され、松宮(溝端淳平)ら警視庁捜査一課の刑事たちが担当するが、捜査は難航する。やがて捜査線上に女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)の存在が浮かび上がり、近くで発見された焼死体との関連を疑う松宮は、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が記されていることを発見する。そのことを知った加賀恭一郎(阿部寛)は心を乱し……。

★映画チェック★
類い稀な推理力で難事件を解決に導く刑事を主人公にした、東野圭吾の人気ミステリー小説を映像化した『新参者』シリーズの完結編。謎に包まれた殺人事件の捜査線上にある女性演出家が浮上したことで、主人公・加賀の母が失踪した理由や父との不和、加賀自身の過去が明かされる。主演の阿部寛をはじめ溝端淳平、田中麗奈、山崎努らレギュラー陣が続投し、新キャストとして松嶋菜々子、伊藤蘭、小日向文世らが参加。テレビドラマ「半沢直樹」などの演出を務めた福澤克雄がメガホンを取る


■スタッフ
原作: 東野圭吾
監督: 福澤克雄
主題歌: JUJU
脚本: 李正美
音楽: 菅野祐悟
エグゼクティブプロデューサー: 那須田淳 / 平野隆
プロデューサー: 伊與田英徳 / 藤井和史 / 川嶋龍太郎 / 露崎裕之
共同プロデューサー: 岡田有正
音楽プロデューサー: 志田博英
宣伝プロデューサー: 小山田晶
撮影: 須田昌弘
照明: 鋤野雅彦
美術: 大西孝紀
録音: 松尾亮介
VE: 塚田郁夫
編集: 朝原正志
記録: 古谷まどか
VFX: 小嶋一徹
音響効果: 谷口広紀
助監督: 北川学
制作隊長: 山野寛道
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年1月27日
特別協力:明治座 協力:名橋「日本橋」保存会 / 三井不動産 / 人形町商店街協同組合 / 甘酒横丁商店会
製作:映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
制作プロダクション:マックロータス
配給:東宝

■キャスト(役柄:俳優)
加賀恭一郎: 阿部寛
浅居博美: 松嶋菜々子
松宮脩平: 溝端淳平
金森登紀子: 田中麗奈
浅居厚子: キムラ緑子
宮本康代: 烏丸せつこ
大林(警視庁捜査一課刑事: 春風亭昇太
?: 音尾琢真
浅居博美(20歳): 飯豊まりえ
上杉祥三
中島ひろ子
浅居博美(14歳): 桜田ひより
?: 及川光博
田島百合子: 伊藤蘭
?: 小日向文世
加賀隆正: 山崎努





ジャンル:夫婦
 神と人との間   【1月27日公開】

潤一郎ラビリンス〈12〉神と人との間 (中公文庫)/中央公論新社

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■内容紹介
小田原事件に発展した佐藤春夫とのトラブル、添田=谷崎、穂積=佐藤、朝子=千代夫人の三角関係を虚構を織りまぜて小説化した長篇「神と人との間」、既婚者の文学士と離婚者の法学士による理想的な離婚についての対話劇「既婚者と離婚者」、中国趣味を折込んだ「鶴唳」の三篇を収める。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 不思議な三角関係。 
長編1作と短編2作が収められている。長編のほうは有名になった谷崎潤一郎と佐藤春夫の夫婦を交えた事件(世に小田原事件と呼ばれているそうですが)を小説化したものです。話は相当の長期にわたって展開されますが、この三角関係の幕引きは犯罪小説の臭いを濃厚に漂わせています。しかしながらこの幕引きという意図的な行為の結果は、この特殊な構図の関係を崩壊させてしまい、この構図への参加者の存在意義を消去してしまうようです。「鶴唳」はその始まりの風景描写は、谷崎には珍しいほどのさわやかな小田原の風景描写で始まりますが、結末は足場を失った人間の崩壊という陰惨なものです。千代にはやっぱり男だからかっこいいと思わせたいというのがどこかあると思う。千代の性格からして男としての腕、この場合は作品としていいなと思わせたい。佐藤には作品の中で素直に詫びることで戦意喪失させつつも作家としての力を見せつけたい。というものの集大成。世間、千代、佐藤。その三点を視野に入れて書いたと思う。嫌なくらい頭がいい。長編は読むには読みましたが私の肌合いには合わない感じでした。短篇のほうが読みやすく最後の作品が印象に残りました。




■映画ストーリー
町医者の穂積(渋川清彦)は熱帯魚屋で働く朝子(内田慈)に思いを寄せていたが、親友の漫画家・添田(戸次重幸)に彼女を譲る。ところが添田は朝子と結婚するなり愛人を作って妻を虐待し、そればかりか穂積と朝子が過ちを犯すように仕向ける始末。かつての親友にバカにされながらも、いちずに朝子を思う穂積だったが、ある出来事をきっかけにその気持ちは憎しみに変わり……。

★映画チェック★
文豪・谷崎潤一郎の短編小説を、『グレイトフルデッド』などの内田英治監督が現代劇として映画化。谷崎と最初の妻、谷崎の友人を巻き込んだスキャンダルをモデルに、泥沼の三角関係に陥った男女の奇妙な愛を描く。内田監督とは『下衆の愛』でも組んでいる渋川清彦と、演劇ユニット「TEAM NACS」の戸次重幸が主演を務め、二人を翻弄(ほんろう)する女性を『ロストパラダイス・イン・トーキョー』などの内田慈が演じる。


■スタッフ
原案: 谷崎潤一郎
監督: 内田英治
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年1月27日 (テアトル新宿ほか)
上映時間:1時間29分
制作プロダクション・配給:TBSサービス

■キャスト(役柄:俳優)
穂積:渋川清彦
添田:戸次重幸
朝子:内田慈
山田キヌヲ
根矢涼香
萬歳光恵






ジャンル:※アニメ作品
 新妹魔王の契約者(テスタメント) DEPARTURES   【1月27日から2週間限定公開】

新妹魔王の契約者X (角川スニーカー文庫)/KADOKAWA

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■内容紹介・・・東京壊滅!?刃更達の行方を阻む『四神』との大決戦!
「行こう。あの人を―斯波さんを止めに」それは、この世界で静かに始まった絶望へのカウントダウン―。勇者の一族が生み出した禁忌の存在、斯波恭一。『四神』を奪い去った斯波の計画とは、勇者の一族の『闇』を炙り出し、人間界・魔界・神界のバランスをも崩すものだった。斯波の後を追う刃更達の行く手を阻む『四神』。そして想像を遙かに上回る斯波の力の前に打つ手を見出せず―。東京全土を巻き込んだ大決戦が幕を開ける!!

新妹魔王の契約者 (9) (角川スニーカー文庫)/KADOKAWA/角川書店

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■内容紹介…新たな戦いの場は刃更たちの故郷・勇者の一族の里へ…。
「これから君が訪れる場所は、勇者の一族の領域だ」3学期が始まり、平穏な日常を取り戻したのも束の間、柚希と胡桃に“里”から突如、一時帰還命令が下る。しかもそこには刃更と澪も同行させるように記されていた。思わぬ形で戻った故郷で果たされる幾つもの再会。一同の前に現れたのは、勇者の一族の総本山“バチカン”の審問官で、刃更の幼馴染みのセリス・レイドハートだった。そんな中、静かに笑う斯波がもたらすものとは―。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 もう絶対離さないんだから――― 
これまである意味単純に力業で進めてきたのに今回は唐突に五行思想が入ってきました。ラスボスに挑んで返り討ちに遭う。ラスボスを打ち倒すには更なるパワーアップが必要。パワーアップの秘策とは?当然のごとく、主人公とヒロインたちとのエロ行為。しかも、今回はラスボスとの最終決戦を控え、エロ行為を最終決戦。そう、生挿入の中出しプレイ。それをエピローグで行うとは…メインヒロインは五人いてそのうちの澪とだけ。いよいよクライマックス!ということで、マシマシなバトルがあって個人的には楽しめました。しかし、まさかこの作品で五行とか四神とかここまで絡めてくるとは思わなかったです。まあ、それをいえば、ラスボスが彼になるのも想像してしまったわけですが、ラスト、ついに結ばれるわけですが、まあ、いままでも大概だったので、なんというか覚悟完了していたのであまり盛り上がりましでした。 しかしラノベって四神好きだよね。本来ただの方位神で神話内の格付け外の筈なのに、下手すると主神格より強い。魔神や十神も形無し… そして膜を破らないって伏線?がここに来て奇跡のパワーアップへ(笑) 次巻は最終巻なので、巻頭で残りのヒロインたちとプレイですかね。どうせなら、もう一冊間に挟んで、エロ行為のみの一冊でも良かったように思うよ。エピローグの澪も含めてね。




■映画ストーリー
魔界全土を巻き込んだ覇権争いに決着をつけ、平穏な日常を取り戻した刃更たち。 澪たちによる「いけない浴室泡三昧」から始まったある日、万理亜の勧めで一行は屋内プールに。 ところが、刃更のふとした行動で澪が催淫の呪いを発動してしまう!  切なく悶える澪のため、意を決した刃更はプールの中で……!?  一方、不穏な動きを見せる勇者の里から、柚希と胡桃にある指令が下される。束の間の休息、刃更たちの色めくバケーションの幕が上がる!!

★映画チェック★
上栖綴人(原作)と大熊猫介(イラスト)による人気ライトノベルを原作に、義理の妹たちを守るために魔族や勇者たちと戦う男子高校生の姿を、王道のバトルアクションと過激なセクシー描写満載で描いたテレビアニメ「新妹魔王の契約者」シリーズの新作OVA。第2期のその後を約60分の完全新作で描く。引き続き斎藤久が監督を務め、脚本を「魔装学園H×H」の山田靖智が手がける。2018年1月に2週間限定イベント上映を実施。


■スタッフ
監督:斎藤久
原作:上栖綴人(株式会社KADOKAWA 角川書店刊「スニーカー文庫」)
原作イラスト:大熊猫介 (ニトロプラス)
脚本:山田靖智
脚本監修:吉岡たかを
キャラクターデザイン:わたなべよしひろ
総作画監督:わたなべよしひろ、今井雅美、萩尾圭太、森前和也
衣装デザイン:わたなべよしひろ
アクションディレクター:山根まさひろ
アクションアニメーター:石本英冶
色彩設計 / 特殊効果:村上朋輝
美術:HIJIRI
3DCGディレクター:渡辺哲也
撮影監督:田中浩介(IMS)
編集:木村祥明(IMAGICA)
編集室:IMAGICA
音響監督:高橋剛
音響制作:グロービジョン
音楽:高梨康治(Team-MAX)
音楽制作:日本コロムビア
主題歌:「Over The Testament」Metamorphose
・アニメーション制作:プロダクションアイムズ
製作:「新妹魔王の契約者 DEPARTURES」製作委員会
製作国:日本
制作年:2018
上映時間:60分
日本公開:2018年1月27日(土)~2018年2月9日(金)
▶角川シネマ新宿
▶伏見ミリオン座
▶梅田ブルク7
配給:角川ANIMATION

■キャスト(役柄:俳優)
東城刃更:中村悠一
成瀬 澪:朝井彩加
野中柚希:ブリドカット セーラ 恵美
成瀬万理亜:福原香織
野中胡桃:野水伊織
ゼスト:吉田聖子
長谷川千里:浅川悠
滝川八尋:杉田智和





ジャンル:ファンタジーバトル
 ダークタワー   【1月27日公開】

ダークタワー I ガンスリンガー (角川文庫)/KADOKAWA / 角川書店

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■内容紹介
時間も空間も変転する異界の地“中間世界”。最後の拳銃使いローランドは、宿敵である“黒衣の男”を追いつづけていた。タルの町で死から甦った男や妖艶な女説教師らから情報を聞き出し、旅は続く。やがて、別の世界からやってきた少年ジェイクと出会い、少しずつ心を通わせてゆく。だが思いがけない事態が2人を襲った…。キングの物語世界はすべて、本シリーズにつながる。今世紀最高のダーク・ファンタジー、待望の復活!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1スティーヴン・キングの作家人生の集大成、壮大なダークファンタジー!
シリーズⅠは「プロローグ」的な印象。世界観の説明みたいな感じ。序章なのでいささか退屈であるという前意見が多く見られたのであまり期待せず読み始めた。全く裏切られた。たしかに話は序章でありこれから先の大いなる旅へ向かう話だったがとても面白い。一度読み始めるとスルスルと先へ進んで行く。敵を追って荒涼な大地を行く孤高のガンマン。立ち寄った先でのささやかな交流と閃くように蘇る過去の想い出。そして思いがけない道つれ。途中、フラッシュバック(ジェイクの記憶等)があったりで、時間軸がどこにあるのか不安になり、迷子になりそうになることもしばしばあったが、読みづらいことはなかった。シリーズⅠですらこれなのだからこの先の話への期待が膨らむ。 ちなみに好きになったキャラクターはあらすじでの予想通り、黒衣の男ウォルター。キング世界の根幹をなす作品とのことで、これからキングを読む際の道標になることを期待。そして完遂まで、先は長い…が、これから面白くなっていきそうな予感がするので次にも期待。装画が山田章博氏なのもいい。




■映画ストーリー
巨大なタワー、拳銃使いの戦士、魔術を操る黒衣の男が現れる悪夢を見続けていた少年ジェイク(トム・テイラー)は、ある日夢で見た中間世界と呼ばれる異界が現実世界とつながっている場所を発見する。中間世界に導かれたジェイクは、世界のバランスを維持するタワーの守護者であるガンスリンガーのローランド(イドリス・エルバ)と、タワーを破壊しようとする黒衣の男ウォルター(マシュー・マコノヒー)の戦いに巻き込まれてしまい……。

★映画チェック★
ホラー小説の大家スティーヴン・キングによるダークファンタジーを映画化。一人の少年が夢に導かれて入り込んだ世界で、世界の支柱とされる“タワー”をめぐって銃使いと世界の崩壊を画策する黒衣の男が死闘を繰り広げる。『マンデラ 自由への長い道』などのイドリス・エルバと、『ダラス・バイヤーズクラブ』などのマシュー・マコノヒーが共演。メガホンを取ったのは『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』などのニコライ・アーセル。

■スタッフ
監督: ニコライ・アーセル
原作: スティーヴン・キング
脚本・製作: アキヴァ・ゴールズマン
脚本: ジェフ・ピンクナー / アナス・トマス・イェンセン / ニコライ・アーセル
製作: ロン・ハワード / エリカ・ハギンズ
製作総指揮: G・マック・ブラウン / ジェフ・ピンクナー
編集: アラン・エドワード・ベル / ダン・ジマーマン
プロダクションデザイン: クリストファー・グラス
撮影監督: ラスムス・ヴィデベック
衣装デザイン: トリッシュ・サマーヴィル
音楽: トム・ホーケンバーグ
英題:THE DARK TOWER
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年1月27日 (丸の内ピカデリーほか)
上映時間:1時間35分
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

■キャスト(役柄:俳優)
ローランド: イドリス・エルバ
ウォルター: マシュー・マコノヒー
ジェイク: トム・テイラー
アラ: キム・スヒョン
ピムリ: フラン・クランツ
ティアラ: アビー・リー
セイヤー: ジャッキー・アール・ヘイリー





ジャンル:青春
 ちょっとまて野球部!   【1月27日公開】

ちょっとまて野球部! ‐県立神弦高校野球部の日常‐ (BUNCH COMICS)/新潮社

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■内容紹介
全国約17万人もいる高校球児たちの青春とは!? 「部室の陣地取りは戦争だ!!」「お茶当番は冷たい水を求めてひた走る!?」「夏休みの補習参加者は合宿にはいけません!!」「外周ランニング中に可愛い出会いが!?」などなど…ささやかな日常ながら、運動部経験者なら懐かしくなる必笑エピソード盛りだくさんです!!

ちょっとまて野球部! ‐県立神弦高校野球部の日常‐(2) (BUNCH COMICS)/新潮社

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■内容紹介
スポ根だけが高校球児のすべてじゃない!! 強豪でも弱小でもない日本一平均的なチーム、県立神弦高校野球部を舞台に、圧倒的「日常」を描く、野球をやらない野球部コメディ第2巻。夏合宿が本格始動し、ライバル校も登場で、大いに練習に励む神弦ナインだが――!?

ちょっとまて野球部! 3: 県立神弦高校野球部の日常 (BUNCH COMICS)/新潮社

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■内容紹介
オールイケメンキャストでまさかの実写映画化!! ゆるっと笑える野球部コメディ第3巻! 秋の地区大会を勝ち進み県大会に向けて練習に励む神弦高校野球部だが、大堀のケガ以外にも問題は山積みで…。1年と2年の一致団結が生むチームワークで勝利をつかみとれるのか!?

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1野球部の一年生3バカトリオを中心に、笑いも涙も全部つまった部活コメディ!!  
映画の告知で「野球部の日常が描かれた作品」と知り読み始めました。ふれ込み通り、野球部員の授業中や練習中の様子が楽しく描かれていて、高校の部活を思い出して、なんだか懐かしい気分になった。豪で甲子園目指していたり、弱小がいきなり生まれ変わったりするようなスポコンではなく、どこにでもある普通の野球部の日常。朝練して、放課後練習して、休日もたまに練習して、ゆるく上下関係もあってわちゃわちゃ。共学だけど女っ気はなく、マネージャーも男子。練習しながら猫と戯れ、草むしりをしながら花冠を作り、冷たいお茶を作るために校内を奔走し、授業中に体力温存。そんな野球部の日常。野球漫画なのに試合の様子が一切描かれていないことも新鮮でした。1巻では女子が出て来ていないので野球部の紹介と三バカ、先輩、コートと段々と成長して行きそうな感じに楽しみ。虎のパンツカッコいいって言われて懐かれたwww三バカで笑わせて貰った。




■映画ストーリー
強豪でもなく、弱小でもない県立神弦高校野球部。3年生が最後の夏を終え、1年生の大堀(須賀健太)、秋本(小関裕太)、宮田(山本涼介)らは、いいかげんに授業をこなし、雑用に追われながら野球に打ち込んでいたが、ある日大堀がテストの追試で赤点を取ってしまう。再追試でも赤点だと夏の合宿に参加できないのだが……。

★映画チェック★
ゆくえ高那の人気コミックを映画化した青春コメディー。高校野球部に所属する男子3人組の、ゆるやかな日常を描く。メガホンを取るのは、テレビシリーズ「孤独のグルメ」やテレビドラマ「嘘の戦争」などに携わってきた宝来忠昭。『獣道』などの須賀健太、『ドロメ』シリーズなどの小関裕太、『仮面ライダーゴースト』シリーズなどの山本涼介らが顔をそろえる。野球をテーマにした作品でありながら、ほのぼのとした世界が楽しめる。

■スタッフ
原作: ゆくえ高那
監督: 宝来忠昭
主題歌: Shout it Out
エグゼクティブプロデューサー: 安井邦好 / 加藤和夫
プロデューサー: 片山武志 / 中野剛 / 坪ノ内俊也
宣伝プロデューサー: 手嶋亮介
脚本: 友池一彦
音楽: フジモトヨシタカ
撮影: 青木泰弘
照明: 蔵重亮
録音: 中村雅光
美術: 高桑道明
VE: 香山達也
CG: 宮下蔵 / 福地寿樹
EED: 佐藤利史
MA: 河野弘貴
音響効果: 木村実玖子
ヘアメイク: 大久保恵美子
衣裳: 手塚勇
美術プロデューサー: 佐藤康
助監督: 小島正道
制作担当: 浦上嘉久
スチール: 大塚秀美
メイキング: 櫻井信太郎
デザイン: 小坂香織
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年1月27日 (池袋HUMAXシネマズほか)
上映時間:1時間16分
製作・配給:日本出版販売 / 東映ビデオ
企画協力:新潮社
制作プロダクション:ビデオフォーカス

■キャスト(役柄:俳優)
大堀広揮: 須賀健太
秋本高兵: 小関裕太
宮田捺生: 山本涼介
日野原豪: 宮崎秋人
晴見春雄: 荒井敦史
石橋大和: 塩野瑛久
木村圭侍: 柳喬之
尾関陸
田村升吾
西野太盛
磯崎亮太
田中聡元
田中日奈子
大隣望鈴
長田侑子
池原猛
庵原匠悟
堀部圭亮
安藤梅蔵: 福士誠治




ジャンル:人生ドラマ/家族の再会
 ミッドナイト・バス   【1月27日公開】

ミッドナイト・バス (文春文庫)/文藝春秋

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■内容紹介
故郷に戻り、深夜バスの運転手として働く利一。子供たちも独立し、恋人との将来を考え始めた矢先、バスに乗車してきたのは、16年前に別れた妻だった。会社を辞めた長男、結婚と仕事で揺れる長女。人生の岐路で、忘れていた傷と向き合う家族たち。バスの乗客の人間模様を絡めながら、家族の再出発を描いた感動長篇。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 家族の再出発を描く感動長篇。 
故郷に戻り、深夜バスの運転手として二人の子供を育ててきた利一。
ある夜、乗客に別れた妻の姿が…。

深夜の高速バスに乗る、主人公利一を中心にその周囲の人間模様も描かれた作品。故郷に戻り、深夜バスの運転手として二人の子供を育ててきた利一。ある夜、乗客に別れた妻の姿が――。家族の再出発を描く感動長篇。深夜長距離バスの運転手の利一。そして利一の元妻美雪、長男の怜司、長女の彩菜。各々に悩みを抱える乗客達を乗せた深夜バスは今宵も静かにひた走る。真っ暗闇の夜を通り越したら、みんなに等しく朝はやって来る。長年バラバラに散らばっていた不器用な家族も、やがて自分達のペースで人生を進み始める。ゆっくりと穏やかに。本編も良かったけれど、時折挟まれるアナザーストーリーがとても好き。しんみり泣きそうになる話が多く、とても良かった。今、先の見えない暗がりの中でもがいていたとしても、明けない夜は決してない。その先には輝かしい朝日が待っている前向きに頑張ろうって思える1冊。利一と志穂のその後が気になるところだけど。正直共感しがたい部分もちらちら。もう少し年を重ねればわかる部分が増えるのだろうか。 生きるって難しい‼




■映画ストーリー
新潟と東京を往復する深夜高速バスの運転手で、別々に暮らす娘(葵わかな)と息子(七瀬公)がいる高宮利一(原田泰造)は、東京で定食屋を営む恋人・志穂(小西真奈美)との逢瀬がささやかな楽しみだった。ある日、利一が乗務するバスに16年前に離婚した妻・美雪(山本未來)が乗り込んでくる。同じころ、東京で働いていた息子が仕事を辞め、家に戻ってきて……。

★映画チェック★
第27回山本周五郎賞と第151回直木賞の候補に選出された伊吹有喜の小説を映画化。東京から故郷の新潟に戻り深夜バスの運転手として働く男と元妻の再会をきっかけに、離れ離れになった家族が再出発するさまを、バスの乗客たちの人間模様を交えて描く。主人公に原田泰造がふんするほか、山本未來、小西真奈美らが共演。原田主演の『ジャンプ』でメガホンを取った竹下昌男が監督を務め、音楽を川井郁子が担当する。


■スタッフ
原作: 伊吹有喜
監督・製作: 竹下昌男
脚本: 加藤正人
音楽: 川井郁子
プロデュ―サー: 本間英行 / 遠藤日登思 / 姫田伸也
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年1月27日 (有楽町スバル座ほか)
上映時間:2時間37分
配給:アークエンタテインメント
製作・制作:ストラーダフィルムズ
製作:新潟日報 / 「ミッドナイト・バス」協賛パートナー ズ
制作:アミューズ

■キャスト(役柄:俳優)
高宮利一:原田泰造
加賀美雪:山本未來
古井志穂:小西真奈美
高宮彩菜:葵わかな
高宮怜司:七瀬公
山辺敬三:長塚京三
大島雅也:遠藤雄弥
大島恵美子:渡辺真起子
大島達也: 遠山俊也
長谷川巌:佐藤恒治
佐藤孝弘:マギー

<マジカルワンダー娘>
高宮彩菜:葵わかな
植田絵里花:舞川みやこ(ディア☆)
木村沙智子:長谷川玲奈(NGT48)