■大人だから楽しんで読める、大人だから読んでほしい様々なジャンルの『大人本セレクト』をレビュー!

VOL・084

ほん運び大人だからこそ読んでほしい、豊かなと健やかなをつくる3冊


 宮本武蔵(全8巻)/吉川 英治(著)

宮本武蔵(一) (新潮文庫)/新潮社

¥637
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Arika報告書v1アイコンニ天一流の開祖であり、巖流島での佐々木小次郎との対決が有名な宮本武蔵。この小説は、検豪・宮本武蔵の剣術と心の成長を描いた作品です。全8巻を通して武蔵の成長してゆくさまが「豊かな心と健やかな体をつくる」というテーマにぴったりです。




 氷山の南/池澤 夏樹(著)

氷山の南 (文春文庫)/文藝春秋

¥1,048
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Arika報告書v1アイコンアイヌの血を引くジンは、南極の氷山を丸ごと持ち帰る一大計画に加わることに。冒険小説でありつつ、文明社会とその外側に広がる悠久の自然と宇宙までも透徹した眼差しで俯瞰するような、哲学の書。静かにじわじわと心に染み込む、長く残る物語です。






 粘菌 その驚くべき知性/中垣 俊之(著)

粘菌 その驚くべき知性 (PHPサイエンス・ワールド新書)/PHP研究所

¥864
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Arika報告書v1アイコン脳も神経も持たない粘菌だって、感じて考えて、迷路の脱出までできる! 本書を読むと、自分の体の隅々に改めて興味が湧きます。人間も、実は考えてるのは脳じゃなくて体のほうかも? ちょっと体の言うことを聞いてみようかな。そう思える一冊です。