2017年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(1月28日全国公開)

映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!



ジャンル:ファミリー
 恋妻家宮本  【1月28日公開】

ファミレス (上) (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

¥価格不明
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■内容紹介
中学校教師の宮本陽平は、子どもたちが家を出て、妻・美代子との初めての二人暮らしに困惑中。ある日陽平は、美代子の署名入りの離婚届を見つけてしまう。彼女は離婚を考えているのか?唯一の趣味である料理を通じた友人の一博と康文は、様子のおかしい陽平を心配するが、彼らの家庭も順風満帆ではなく…。「人生とは、腹が減ることと、メシを食うことの繰り返し」。50歳前後の料理好きオヤジ3人を待っていた運命とは?

ファミレス (下) (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

¥価格不明
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■内容紹介
中学校教師の宮本陽平が見つけた離婚届には、妻・美代子の署名が入っていた。彼女に問いただすこともできずに途方に暮れる陽平。そして料理仲間の一博の家では、料理講師のエリカとその臨月の娘がなぜか居候。陽平と、幼なじみの康文も巻き込んだ出産騒動に。50歳前後のオヤジ3人それぞれの奮闘の行方は―?「メシをつくって食べること」を横軸に描き出す、夫婦、家族、友情。人生の滋味がぎゅっと詰まったおいしい物語。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 料理は、優しさなんだ。食べる相手の笑顔を見たいと思う、ってことなんだ。 
「メシをつくって食べること」を通して描く、オヤジ3人の奮闘×家族問題

映画「恋妻家 宮本」原作。40代後半で子どもが自立した後のふたりきりの生活。陽平は妻の本に離婚届が挟まれていることを発見してしまう。友人の一博は妻と別居中なのに、若い女が転がり込む。康文はバツイチで、2番目の妻は17歳も年下。もうこれだけでドキドキしてしまう。軽いタッチで物語が進行するが、そこは重松先生の作品。あちこちに珠玉の言葉が散りばめられている。「確かにそれは正しい。正しいのだが優しくない。」大人が子供に向き合うとき必要なのは、正しさではなく優しさだと説くのだ。心に沁みる教訓と美味しそうな料理のレシピをいっぱい教えてもらった。興味深く読みました。上巻の終わりが切なすぎる。もともと重松清さんは裏切らない正しい作家さんではありますが(だから中学受験で多用されたんですね)オジサン3人の在り方は「3匹のオッサン」によく似てます。50歳の中年おっさん、3人の関係が楽しい。面白かった。家族の生活から夫婦の生活に舵取りをするのは、いろいろと見つめ直すものが多いのかもしれませんね。




■映画ストーリー
子供が独り立ちした中学教師の宮本陽平(阿部寛)と妻・美代子(天海祐希)は、25年ぶりに訪れた夫婦二人きりの生活に困惑してしまう。ある夜、妻側の記入欄がきっちり記載された離婚届を見つけた陽平は激しく動揺するが、美代子に意図を聞き出すこともできず悶々とした日々を過ごす。混乱しながらも陽平は、料理教室の仲間や教え子と関わる中で家族の在り方を見つめ直し……。

★映画チェック★
テレビドラマ「家政婦のミタ」「偽装の夫婦」など数々の話題作を送り出してきた人気脚本家・遊川和彦の初監督作。作家・重松清の小説「ファミレス」を脚色し、子供が独立して二人きりになった夫婦が、家族の在り方を模索していくさまがコミカルに展開する。熟年離婚の危機に瀕した主人公には阿部寛、その妻をテレビドラマ「女王の教室」など遊川脚本作品に出演経験のある天海祐希が演じる。さまざまな家族の姿を描き続けてきた遊川が、どんな家族像や夫婦像を示すのか注目。


■スタッフ
監督・脚本: 遊川和彦
原作: 重松清
音楽: 平井真美子
劇中歌: 吉田拓郎
製作: 中村理一郎 / 市川南
共同製作: 高橋誠 / 茂田遥子 / 大川ナオ / 堀内大示 / 市村友一 / 吉川英作 / 荒波修
プロデューサー: 福山亮一 / 三木和史
共同プロデューサー: 上田太地
撮影: 浜田毅
照明: 高屋齋
録音: 南徳昭
美術: 金勝浩一
装飾: 高畠一朗
編集: 村上雅樹
音響効果: 斎藤昌利
VFX: 小坂一順
衣装: 片柳利依子
ヘアメイク: 小泉尚子 / 原田ゆかり
スクリプター: 八木美智子
助監督: 菅原丈雄
製作担当: 今井尚道
ラインプロデューサー: 本島章雄
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年1月28日 (全国東宝系)
上映時間:1時間57分
製作:『恋妻家宮本』製作委員会
制作プロダクション:ビデオプランニング
配給:東宝

■キャスト(役柄:俳優)
宮本陽平: 阿部寛
宮本美代子: 天海祐希
五十嵐真珠: 菅野美穂
門倉すみれ: 相武紗季
宮本陽平(大学生時代): 工藤阿須加
宮本美代子(大学生時代): 早見あかり
井上尚美: 奥貫薫
五十嵐幸次: 佐藤二朗
井上礼子: 富司純子
宮本正: 入江甚儀
宮本優美: 佐津川愛美
井上克也: 浦上晟周
菊地原明美: 紺野彩夏
井上エミ: 豊嶋花
陽平の母: 渡辺真起子
陽平の父: 関戸将志
時森: 柳ゆり菜





ジャンル:青春
 なりゆきな魂、   【1月28日公開】

成り行き/ワイズ出版

¥価格不明
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■内容紹介
つげ忠男、74歳。 描き下ろし2作品(「夜桜修羅」「成り行き」)、そして 名作「懐かしのメロディ」をリメイク、新・旧同時収録! 「これまでイロイロな漫画を描いてきたが、中に自身気に入っているものが幾つかある。 「懐かしのメロディ」がその一つである。 月刊漫画誌「ガロ」(青林堂刊)1969年1月号に描いた。 ストーリーにまあまあの思い入れがあり、若干の自信を持っていた。ただストーリーは良いのだが、絵が付いていかなかった。 〝これはいつか描き直してみたい〟 以後、そうした想いは常に頭の隅にあり、ふとした折に〝機会さえあれば〟と溜息をついていたのだった」(本文より)

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 描き下ろし2本とリメイク1本収録 
つげ忠男は青春漫画の作家ではないんだけど「懐かしのメロディ」(『ガロ』1969年1月号初出)の本人によるリメイク版と旧作版も併録されており、表紙だけを見比べると絶対旧作の方が良いだろうと思っていましたが、読んでみるとリメイク版も無頼漢たちの迫力が増してなかなか良いです。ただ、戦後間もない時期における特攻帰りのサブをはじめとする人々の、生き残ってしまった者の哀感が薄れてしまっているようにも感じる。今はない特定の時代の雰囲気というものは、時代を超える普遍性からは溢れ落ちてしまう一瞬の輝きを放つのだろう。描き下ろしの「夜桜修羅」「成り行き」では、作者が今の時代や若者を「享楽的」「アッケラカン」と見ていることが分かるが、昔よりも上部は綺麗で楽になっても芯が腐りつつある現在という状況における若者や人々とは恐らく異質なものだろう。が、だからこそこれらも現代版つげ忠男青春漫画といえる。70代にしてこの感性。40代で感性も頭脳も鈍った自分の姿を反省。



■映画ストーリー
終戦直後の下町で、アメリカ兵に何度も殴られても立ち向かうサブ(三浦誠己)とその姿を凝視する少年。川原で釣りを楽しんでいる中、城ヶ崎(後藤剛範)という男に襲われる有希(山田真歩)を見つけて助けに入る花村(柄本明)と仙田(足立正生)の老人たち。不倫相手と一緒に乗る予定だった上高地行きの高速バスに乗り遅れるも、そのバスが事故を起こして彼を亡くしたOLの夏海(國元なつき)。時代や境遇の違う者たちの生と死のドラマが、どこか通じ合うように映し出される。

★映画チェック★
カルト的な人気を誇る漫画家・つげ忠男の作品集「成り行き」「つげ忠男の『シュールレアリズム』」に収められた作品をベースにした、異色のドラマ。予期せぬ殺人や悲愴な運命に翻弄(ほんろう)されていく人々の姿を描く。メガホンを取るのは、『64−ロクヨン−』シリーズなどの瀬々敬久。さまざまな作品で異彩を放つ佐野史郎、『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』などの山田真歩らが出演する。深遠な物語と、異能ぞろいのキャストによる展開に引き込まれる。


■スタッフ
監督・脚本: 瀬々敬久
企画・製作: 岡田博
原作: つげ忠男
音楽: 安川午朗
撮影: 鍋島淳裕
照明: かげつよし / 松本竜司
美術: 布部雅人
録音: 高田伸也 / 橋本一郎
編集: 早野亮
監督補: 菊地健雄
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2017年1月28日 (渋谷ユーロスペース)
上映時間:1時間47分
製作:ワイズ出版

■キャスト(役柄:俳優)
忠男: 佐野史郎
仙田: 足立正生
有希: 山田真歩
花村: 柄本明
京成サブ: 三浦誠己
サブの女: 町田マリー
高野: 柳俊太郎
あつ子: 中田絢千
直売所の店長: 川瀬陽太
仙田の妻: 石川真希
城ヶ崎: 後藤剛範
警官: 飯田芳
デヴィッド: ハーガ―丈士
米兵: Andy
花村(少年時代): 佐藤優太郎
野次馬: 吉岡睦雄 / 翁華栄 / 小林節彦
忠男の妻: ほたる
アイドル: ユメミルク
援助交際の女子高生: 松竹史桜
OL: 速水今日子 / 和田光沙
國元夏海(OL): 國元なつき
阿部幸治(会社員): 関 幸治
阿部の妻: 阿部栞奈
蟹瀬瑠菜(バレリーナ ): 蟹瀬令奈
安野恭太(夫): 安野恭太
安野玉緒(妻): 吉村玉緒
安野嘉世(娘): 坂上嘉世
亀岡園子(母): 亀岡園子
亀岡萌由(娘): 島津萌由
小林寧子(母): 小林寧子
小林愛美(娘): 葵 來沙
木口健(愛美の婚約者): 木口健太
ウエダ(高校同級生3人組): 植田靖比呂
クドウ(高校同級生3人組): 工藤優太
ミヤウチ(高校同級生3人組): 宮内勇輝
バス会社社員: 大門崇
バス運転手: 増田健一 / 管勇毅
小田哲也: 小田哲也
真菜美(小田の同棲相手): 廣川真菜美
真菜美の新しい恋人: 佐藤勇真





ジャンル:人間ドラマ
 破門 ふたりのヤクビョーガミ   【1月28日公開】

破門 (角川文庫)/KADOKAWA

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■内容紹介
「疫病神」シリーズ第5弾。〈受賞情報〉直木賞(第151回)
映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪した詐欺師を追い、邪魔なゴロツキふたりを病院送りにした桑原だったが、なんと相手は本家筋の構成員だった。組同士の込みあいに発展した修羅場で、ついに桑原も進退窮まり、生き残りを賭けた大勝負に出るが―!?疫病神コンビVS詐欺師VS本家筋。予想を裏切る展開の連続で悪党たちがシノギを削る大人気ハードボイルド・シリーズの最高到達点!!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 ハードボイルドと銘打ってはいるが、桑原・二宮コンビのやりとりも実にいい!!
映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮は、資金回収のため、関西とマカオを奔走する。巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶体絶命の危機が!ヤクザ世界の切った張ったの物語。良い所(悪い所?)で話が終わる。ストーリーは実際の地名やお店が出て来て面白かったんですが、マカオでのカジノシーンやヤクザ界のルールなど分からないことだらけで頭の中を整理するのが大変でした。 特に数字には疎く、お金の計算など誰が損して、誰が得をしてと面白い点の理解がすぐできなかったのが悔やまれます。 続編はでるのだろうか…。 桑原と二宮の大阪弁の掛け合いは漫才のような軽快さがあり、とても◎。映画を見る前から登場人物が重なる。これ関ジャニの横山さんはハマリ役じゃないかな。暴力的な描写が多いだけにコメディタッチでいったら最高に面白そうだ。桑原の洋服のセンスも最高ですな(笑)




■映画ストーリー
建設現場での暴力団対策の仕事を通じてヤクザの桑原保彦(佐々木蔵之介)と知り合った建設コンサルタントの二宮啓之(横山裕)は、ある日桑原のいる二蝶会に映画製作企画を仲介する。しかし企画を持ち込んだ映画プロデューサーの小清水(橋爪功)は、二蝶会が用意した出資金を持ったまま姿をくらます。桑原は二宮を巻き込んで小清水を追い、関西からマカオまで資金回収に奔走するが……。

★映画チェック★
黒川博行の直木賞受賞作「破門」を、佐々木蔵之介と関ジャニ∞の横山裕の主演で映画化したハードボイルドアクション。映画製作出資金を持ち逃げされたこわもてヤクザと建設コンサルタントが、詐欺師を追って資金回収に奮闘する中、組同士のトラブルに巻き込まれていくさまを描く。監督は、『マエストロ!』などの小林聖太郎。主演の佐々木と横山をはじめ、北川景子、橋爪功、國村隼らによる掛け合いにも注目。


■スタッフ
監督・脚本: 小林聖太郎
脚本: 真辺克彦 / 小嶋健作
音楽: 後関好宏 / 會田茂一 / きだしゅんすけ
製作総指揮・大エグゼグティブプロデューサー: 関根真吾
企画: 吉田繁暁
プロデューサー: 秋田周平
撮影: 浜田毅
照明・美術: 西村貴志
録音: 鈴木肇
編集: 橘樹陽児
装飾: 湯澤幸夫
スクリプター: 森直子
衣装: 浜井貴子
ヘアメイク: 西村佳苗子
疑斗: 二家本辰己
VFXスーパーバイザー: 浅野秀二
音楽プロデューサー: 茂木英興
音響効果: 岡瀬晶彦
助監督: 村上秀晃
プロダクションマネージャー: 小松次郎
ラインプロデューサー: 大熊敏之
製作担当: 松田憲一良
主題歌: 関ジャニ∞
原作: 黒川博行
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年1月28日
上映時間:2時間0分
製作:木下グループ / KADOKAWA / ケイファクトリー / ジェイ・ストーム / 毎日放送 / 朝日放送 / テレビ大阪 / 関西テレビ / 読売テレビ
制作プロダクション:松竹撮影所 / 東京スタジオ
制作協力:松竹映像センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
製作・制作・配給:松竹

■キャスト(役柄:俳優)
桑原保彦: 佐々木蔵之介
二宮啓之: 横山裕
渡辺悠紀: 北川景子
木下: 濱田崇裕
セツオ: 矢本悠馬
玲美: 橋本マナミ
多田真由美: 中村ゆり
初見: 木下ほうか
中川: 高川裕也
牧内: 佐藤佐吉
村居: 勝矢
金本: 山本竜二
内藤: 佐藤蛾次郎
森山組長: 月亭可朝
二宮悦子: キムラ緑子
滝沢: 宇崎竜童
嶋田勝次: 國村隼
小清水隆夫: 橋爪功






ジャンル:ホラー
 人狼ゲーム ラヴァーズ   【1月28日公開】

人狼ゲーム LOVERS (竹書房文庫)/竹書房

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■内容紹介
『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイして頂きます。この中には二人の人狼役がまぎれこんでいます。それ以外は村人。毎日二十時に、十人は自分が人狼だと思う相手に投票してください。最も多くの票を集めた住人が死亡します。人狼は零時から二時までの間に部屋を出て、村人の中から一人を選んで殺害してください―』今回の参加者は、全員が過去にも同じような殺戮ゲームを勝ち上がった経験者らしい。あたし、高野蘭子も同じ。家族を借金から救うために、もう一度このゲームに勝たなくちゃいけない。新しく追加された“キューピッド”と“恋人”のルールで混迷する状況のなか、“人狼”に加えて“恋人”の役職を得たあたしは、見え隠れする殺戮ゲームの運営側の気配を感じつつゲームの完全勝利を目指す…!

◎【人狼ゲーム】とは?
ヨーロッパ発祥の伝統的パーティゲームとその亜種の総称。
日本では「汝は人狼なりや?」という名前でも普及している。
〈ゲームの概要〉
1村の中には村人に扮した人狼が混ざっている。
2人狼は夜になると一人ずつ村人を殺す。
3昼は全員で相談し、人狼だと思う相手を多数決で一人選び、処刑する。
4すべての人狼を処刑すれば村人の勝利。すべての村人を食べつくせば人狼の勝利。
ゲーム終了時に恋人が生き残っていた場合、恋人とキューピッドだけの勝利となる。

〈プレイヤー〉
*人狼……毎晩、一人だけ村人を殺すことが出来る。村人を騙し、村人を全滅させるのが目的。
*村人……ほかの村人と協力して、人狼を探す。多数決で、一日一人づづ処刑。
*予言者……村人側。毎晩、一人を選ぶ。その人物が人狼側か村人側かわかる。
*用心棒……村人側。毎晩、一人を選ぶ。その人物が人狼に襲われた場合、守れる。
*霊媒師……村人側。毎晩、投票で処刑された者が人狼側か村人側かがわかる。
*キューピッド………能力は村人と同じ。自分以外のふたりを〈恋人〉として指定。恋人の一方が死んだ場合、もう一方も自動的に死亡。ゲーム終了時に恋人が生き残っていた場合、恋人とキューピッドだけの勝利となる。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1全員経験者。全員人殺し。
互いの欲望と策謀が交錯する、究極のデス・ゲーム!

人狼ゲームをデスゲームに置き換えたもの。新役職の『キューピッド』は複雑で、読んでいて何度も「?」となりました。しかし、プレイヤー全員が ”人狼ゲーム愛好者” という設定であるため、ゲーム外の要素(ルール違反による死亡、推理以外での役職バレ、私利私欲な投票 等)がほとんどなく、今までの人狼シリーズにない濃密で知的なゲームになったと思います。逆に、ゲーム終了後の展開が、この作品内でみられた唯一の ”今までの人狼シリーズらしさ” のような気がします。作者のあとがきを読んで、本作をもって人狼シリーズが終了することを知りました。シリーズ最後の作品を飾るのにふさわしい一冊だったと思います。




■映画ストーリー
高野蘭子(古畑星夏)は家族を借金から解放するため、もう一回だけ命懸けの人狼ゲームに参加することを決意する。一方、吉原虎之介(池田純矢)や海老原一香(佐生雪)をはじめとする参加者たちも一様に、殺りくゲームでサバイバルしてきたつわものたちだった。そして今回は新たに“キューピッド”と“恋人”のルールが設けられ、現場はカオスと化す。

★映画チェック★
『L−エル−』などの古畑星夏を主演に迎え、アプリゲームでもスマッシュヒットを飛ばした「人狼ゲーム」を実写化した劇場版第5弾。プレイヤー同士が互いの正体を探る心理戦に参加した面々が、決死の覚悟でデスゲームに挑む姿を活写する。『海すずめ』などの佐生雪や、『海賊戦隊ゴーカイジャー』シリーズなどの池田純矢らが共演。究極の生き残りを懸けた戦いに固唾(かたず)をのむ。


■スタッフ
製作総指揮: 吉田尚剛
監督・脚本: 綾部真弥
脚本・原作: 川上亮
企画: 永森裕二
プロデューサー: 岩淵規
助監督: 田口桂
撮影: 伊藤麻樹
照明: 藤森玄一郎
録音・音響効果: 長部彰
美術・装飾: 中谷暢宏
小道具: 大鳥政幸
特機: 野村美恵
スタイリスト: 岡本佳子
ヘアメイク: 佐々木愛
編集: 岩切裕一
音楽プロデユース: 塚田良平
劇伴: ペイズリィ8
スチール: 向井宗敏
制作担当: 田中清孝
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年1月28日 (新宿武蔵野館ほか)
上映時間:1時間48分
企画・配給:AMGエンタテインメント

■キャスト(役柄:俳優)
高野蘭子: 古畑星夏
海老原一香: 佐生雪
佐久間弘人: 平田雄也
八木ひなた: 溝口恵
菅すばる: 前田航基
戸谷佳奈: 森高愛
梅津楓: 春川芽生
山門拓海: 安藤瑠一
河合陸: 鈴木知尋
牧詩央里: 中村萌
吉原虎之介: 池田純矢