2016年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■10月水曜日スタート!秋ドラマ化される原作&コミック


ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




【10月5日(水)放送】
 「校閲ガール」シリーズ/宮木あや子(著)

校閲ガール<校閲ガール> (角川文庫)/KADOKAWA / 角川書店

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校閲ガール ア・ラ・モード<校閲ガール> (角川書店単行本)/KADOKAWA / 角川書店

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校閲ガール トルネード/KADOKAWA

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■ドラマタイトル:「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」

■放送日:10月5日スタート 日本テレビ系 水曜 午後10:00~午後11:00(初回は午後10:00~午後11:10) 

■原作/原案…原作:宮木あや子「校閲ガール」シリーズ(KADOKAWA・角川文庫)

■スタッフ
脚本:中谷まゆみ/演出:佐藤東弥/プロデューサー:小田玲奈

■主題歌:栞菜智世「Heaven’s Door ~陽のあたる場所~」
■オープニングテーマ:chay「12月の雨」

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■キャラクター紹介(キャスト)
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河野悦子(石原さとみ)
ファッションエディターを目指して総合出版社「景凡社」に途中入社した28歳。地味な校閲部に配属されるが、持ち前の好奇心と集中力、行動力を発揮して情熱的に業務と向き合う。気になることがあれば現場に直接赴くなど、衝動的で破天荒な悦子の校閲に同僚はあきれるが、時に彼女のやり方は作品を思わぬ方向に導いたり、取材の中で出会う人々の心を動かしていく。

折原幸人(菅田将暉)
悦子が一目ぼれする、謎めいた大学生。正体を隠しているが実は作家。小説の校閲を通して悦子と関わり、その容貌からモデルとしても誘われることになる。

森尾登代子(本田翼)
悦子の高校の後輩。景凡社のファッション誌「Lassy」の編集者。幸人をモデルとして発掘する。

貝塚八郎(青木崇高)
景凡社の文芸編集部で働く売れっ子編集者。校閲部のことを見下している。

茸原渚音(岸谷五朗)
景凡社の校閲部部長。悦子を採用し、その才能を感じ取り、温かく見守る。

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■ドラマ内容紹介…石原さとみ演じる“校閲ガール”が破天荒に大暴れするお仕事ドラマ 
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出版社の校閲部を舞台にした宮木あや子のシリーズ小説を石原さとみ主演でドラマ化。校閲とは、編集者から途中段階の文章や原稿を預かって深く読み込み、内容の誤りや不備な点を調べて直し正すこと。例えば、「『一番最初』だと、『一番』の意味が二重になる」「現在○○線に○時○分の列車は存在しない」などと指摘するのが校閲者の仕事だ。ドラマでは、ファッション雑誌の編集者を目指して出版社に入ったものの校閲部に配属された河野悦子(石原)が、文章と対峙することにやりがいと喜びを見いだし、作家に直接会いに行ったり、事実確認のために現場に乗り込んだりと、本来は地味な校閲の仕事に新風を起こしていく姿が描かれる。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
憧れのファッション誌の編集者を夢見て出版社に就職した河野悦子。しかし「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、配属されたのは校閲部だった。校閲の仕事とは、原稿に誤りがないか確かめること。入社して2年目、苦手な文芸書の仕事に向かい合う日々だ。そして悦子が担当の原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり…!?読んでスッキリ元気になる!最強のワーキングガールズエンタメ。

ファッション誌の編集者になるはずだったのに、どうして私が校閲に!?
Arikaアイコン(小)1ファッション誌の編集部で働きたくて入社した出版社で、悦子が配属された先は「校閲部」。校閲という仕事、それは単に誤字脱字を直すだけでなく、時代考証、事実の確認から、話の前後の整合性まで、こと細かにチェックをすること。成果を出せば希望のファッション誌編集部に移れるかもしれないの一心で仕事に注力する悦子だが、いつのまにか、文章を見ると思わず文章の誤字脱字を指敵したくなっている姿に大笑いw。電車の時刻やら歴史やら、何でもいちいち確認するのも校閲のお仕事だなんて大変すぎる。知識が増えていくのは楽しそうだとは思うけど…。 それでも結構単行本になった本でも、誤りを見つけたり、つじつまが合わないところを見つけたりもします。今思うと私が読んだ「球形の荒野」は校閲もれだったんだなと気付く。一夜にネグリジェとパジャマがでてきてたからね…(笑)。 パワフルな登場人物。校閲の意味を見出すことができた悦子。解があるとやっぱり落ち着く。もやもやするよりいい。ありのままの自分って意味、はき違えちゃいけないなと思った。求めるなら、その分自分も美しくないといけない、確かにそうだ。原作とドラマとはちょっと違うけど非常に気楽にあっさりと読めました。





 売国/真山仁(著)

売国 (文春文庫)/文藝春秋

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■ドラマタイトル:六本木3丁目移転プロジェクト特別企画「巨悪は眠らせない 特捜刑事の逆襲」

■放送日:2016年10月5日 テレビ東京系列 水曜日 午後9時00分~11時08分

■原作/原案…原作:真山仁「売国」(文春文庫刊)

■スタッフ
プロデューサー:田淵俊彦(テレビ東京) 藤尾隆(テレパック) 石井満梨奈(テレパック)/脚本:金子ありさ/監督:若松節朗/制作協力: テレパック/制作著作:テレビ東京 

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■キャラクター紹介(キャスト)
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冨永真一( 玉木宏)
東京地検特捜部に赴任した検事。世間が注目する幼児誘拐事件で成果を上げ、東京地検特捜部への異動を命じられた気鋭の検事。

橘洋平(仲代達矢)
「永田町のドン」と呼ばれる大物政治家。数々の大臣を歴任した元副総理。闇献金疑惑に関与しているとされる。

八反田遙(相武紗季)
幼い頃からの夢を叶え、宇宙航空研究センターの研究者となった。

羽瀬喜一(奥田瑛二)
東京地検特捜部の副部長。「永田町のドン」と呼ばれる大物政治家・橘洋平を追いかけている。

本郷登紀子(草笛光子)
本郷土木会長・本郷五郎の妻。疑惑のかかる亡き夫を信じる。

寺島光太郎(勝村政信)
遙の指導教授の、宇宙航空研究センター・教授。かつて宇宙センターでロケット開発に携わっていた遙の父を知っている。

近藤左門(鈴木浩介)
文部科学省の官僚で冨永の親友。謎の告発メッセージを残し失踪してしまう。

五十嵐鉄夫(萩原聖人)
検察事務官。赴任してきた冨永を的確に補佐する。

岩下希美(羽田美智子)
気が強い、東京地検特捜部・部長。上層部の思惑で部長となる。

中江信綱(西村雅彦)
官房長官。宇宙開発事業を民営化しようとしている。

冨永一雄(田村亮)
冨永の父。京都の老舗菓子屋「冨永」の和菓子職人。

鷹取章(東幹久)
橘の秘書。長年、私設秘書として、橘を陰ながら支える。

小松一平(田中健)
最高検察庁・次長。羽瀬を特捜部に戻し、特捜部の復権を目指す。

裁判長(真山仁)
冨永真一を法廷で見守る裁判長。

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■ドラマ内容紹介…玉木宏演じる東京地検特捜部・冨永はその使命を果たし、親友を救うことができるのか? 
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本番組はテレビ東京本社六本木3丁目移転プロジェクトの一環として放送。原作は、正義と夢をテーマにした真山仁の社会派長編小説『売国』で、真山作品が民放でドラマ化されるのは初。気鋭の特捜部検事と宇宙開発を志す若き研究者の視点を通して描く社会派エンターテインメント。主演の玉木は、NHK連続テレビ小説「朝が来た」(2015NHK総合ほか)以来、民放ドラマ初主演となる。また、テレビ東京のドラマに初出演、社会派ドラマも初挑戦となります。30代後半という、自身の年齢に近い役柄で、さらに重厚な検事という設定です。これまで指揮者、教師、刑事、医者、探偵…いろんな職業を演じてきて今回は検事。あの声、台詞回し、役の解釈を読んで、彼がどう演じるのかすっごい楽しみになる。 東京地検特捜部の気鋭の検事・冨永真一(玉木宏)と、宇宙開発の最前線に飛び込んだ若き研究者・八反田遙(相武紗季)。2人の視点を通し、日本の政界・産業界に巣食う深い闇をあぶり出す。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
検事・冨永真一は、東京地検特捜部に赴任して闇献金疑惑事件、「永田町のドン」と呼ばれる大物政治家・橘洋平が絡む捜査に奔走していた。そのさなか、謎めいたメッセージを親友の近藤左門から受け取る。左門は、宇宙開発を担当する文部科学省のキャリア官僚だが、冨永に宇宙開発にまつわる疑獄事件の告発メッセージを託し失踪してしまう。宇宙開発をめぐる闇献金疑惑と、疑獄事件。双方に関わる大物政治家によって、2つの事件は、繋がりをみせ始める。一方、八反田遙は幼い頃からの夢を叶え、宇宙航空研究センター(通称・宇宙セン)の研究者となり憧れの研究生活を始めるが、次第に厳しい宇宙開発の現実に直面する。ある日、パソコンの不審な操作ログの痕跡を遙は見つけたことから、思いがけない事実を知る。 知りえた事実を、捜査で以前、宇宙センを訪れた冨永と面識があったことから、遙は冨永に接触するが…。「巨悪は眠らせない」――。冨永はその使命を果たし、親友を救うことができるのか?

日本が誇る宇宙開発技術をアメリカに売り渡す「売国奴」は誰だ!? 
検察官・冨永と若き研究者・八反田遙。陰謀渦巻く骨太社会小説。

Arikaアイコン(小)1主人公は、気鋭の検察官・冨永真一と、宇宙開発に挑む若き女性研究者・八反田遙か。物語は二人の視点から描かれる。ある汚職事件と、親友の失踪が二人をつなぐ。そして炙り出される、戦後政治の闇と巨悪の存在。正義を貫こうとする者を襲う運命とは!?雄渾な構想と圧倒的熱量で頁を捲る手が止まらない!真山仁の超弩級謀略小説。文章も読みやすく、展開も早いので、すぐに物語に入り込めました。富永検事の正義感と八反田遥の一途さが胸に残った。ただ、親友の告発も、文中でもあったように具体的な証拠が乏しくぼやっとした感じ。「あるべき強い正義」東京地検特捜部も、「世界一の制御技術固体燃料ロケット」も刺激的で話が広がっていく前半は滅法面白かった。冨永がこれから巨悪に対峙するぜ! というあたりからお約束の公安が入ってきたらモヤモヤっと終了。巨悪である売国奴は表には登場せず、対決することもなかった。大きな悪の存在があまり感じられなかったのは残念でした。それと2つの軸が何処かで交わり、どのように売国奴に立ち向かっていくのかとワクワクしていましたが、最後までそれもなかた・・・。結局、アメリカの支配から逃れられない感じが何とも現実的過ぎてモヤっとした感じが残りました。技術、科学、金融等々を純粋に追求することも重要でその積み重ねが国力に直結する気がします。しかし、その国力で自国に恩恵をもたらし、いかに世界貢献できるかは別問題だなと感じました。純粋に追求する人々の努力を国力に昇華する部分が日本には足りないかな?と感じました。最後にスカッとするに違いないと思って読み進めたのに、脅しに屈したような終り方に唖然だった。二重スパイも実際ありそうだし、巨悪に負けてません? なんなのでしょうか、読んだあとのこの閉塞感は・・・今まで読んだ真山小説は未来は少しは明るいと期待しても良いのかなと思わせる物が多かっただけに、これが日本の現状という事だとすれば哀しいな…。