2016年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■7月土曜スタート! 夏ドラマ化される原作&コミック

ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




【7月9日(土)放送】
 「時をかける少女/筒井康隆(著)

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)/角川書店

¥475
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■ドラマタイトル:「時をかける少女」

■放送日:7月9日スタート 日本テレビ系 土曜 午後9:00~午後9:54(初回は午後9:00~午後10:14) 

■原作/原案…原作:筒井康隆「時をかける少女」(角川文庫

■スタッフ
脚本:渡部亮平/演出:岩本仁志/プロデューサー:松岡至/プロデューサー:松本京子/プロデューサー:難波利昭

■主題歌:AKB48「LOVE TRIP」

■エンディングテーマ:NEWS「恋を知らない君へ」

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■キャラクター紹介(キャスト)
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芳山未羽(黒島結菜)
高校3年生。ある日、理科実験室でラベンダーの香りをかいだことをきっかけに、時を自由に超える能力を身に付ける。部活一筋だったため女の子っぽい話題に興味がなく、特に“恋バナ”が苦手。深町に掛けられた催眠により、深町と吾朗は「ずっと3人で一緒に遊んでいた幼なじみ」だと思い込んでいる。

深町翔平/ケン・ソゴル(菊池風磨)
未羽のクラスメートだが、正体は2122年からやって来た未来人。優秀な研究者だが、未来に帰るための薬を落としてしまい、戻れなくなってしまう。高校生として初めての授業や学園祭などを経験し、思い出が増えていくたびに、ただ利用するつもりだった未羽や友達たちへ愛着を感じ、彼らが語る夢や友情をうらやましく思い始める。

浅倉吾朗(竹内涼真)
未羽のクラスメートで幼なじみ。物心ついてからずっと未羽のことを思っているが、彼女が深町に惹かれていることには気付いており、自分にとっても大切な親友である深町に複雑な気持ちを抱いている。スポーツ万能、成績優秀で学校ではかなりの人気者。

ゾーイ(吉本実憂)
ケンと一緒に未来からやって来た優秀な女性研究員。ケンが時を超える薬を落としてしまったことで未来へ帰れなくなってしまい、もう一度薬ができるまでケンとは別行動を取っている。だが、高校生活を満喫する彼の様子をうらやましく感じ始め、やがて意外な行動に出る。

矢野和孝(加藤シゲアキ)
未羽たちの担任の数学教師。熱血漢でノリがよく、男女問わず生徒から慕われている。いつも小じゃれたシャツを着こなしている。

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■ドラマ内容紹介…ヒロイン・黒島結菜、未来人・菊池風磨で筒井康隆の名作小説“時かけ”が復活!  
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1965年の発表以来、何度も実写化やアニメ化、舞台化されてきた筒井康隆の名作小説を基にした青春SFドラマ。女子高生のヒロインを黒島結菜、未来からやってきた謎の少年、ケン・ソゴルをSexy Zoneの菊池風磨が演じる。今作では、2016年の夏を舞台に、ある出来事がきっかけで「時を自由に超える能力」を身に付けた芳山未羽(黒島)が体験する不思議な出来事の数々と、彼女が未来人に抱く“究極の初恋”の行方が描かれる。また、映像化作品史上初の試みとして、未来人側から見た物語も展開。丁寧な描写でケン・ソゴルの心理を追っていく。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている―そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時をこえる。

時をこえて愛され続ける、永遠の物語!
何十年振りも新装版買っちゃいました…(´・ω・`)…

Arikaアイコン(小)1主人公は15、6歳の高校生で文体も読みやすく、面白い。 内容は所謂『不思議な話』なのだが、詳細な設定がありリアルに感じられる。何度も映像化されて、何度も観て、何度も読む度に現代のSFの礎となっている設定に驚きを感じた。初出は昭和67年で約50年も前に書かれた物語。セリフや背景に漂う昭和感が否めませんが今、読んでも、色褪せることなく、むしろ新鮮に映るのはSFが成せる術なのだと思う。短編+ジュブナイル作品ということもあり、とても読みやすく3つの話全てを楽しく読むことができた。 「読んでから見るか、見てから読むか」が70年代の角川文庫のコピーであったと解説に書かれていたが、私の場合は前者も後者もバリバリ読んで映画もドラマもアニメも観てきた。そして映画の原田知世は神だった…。 原作と映像ものを比べてはいけないとわかっていても、失礼ながら映像化したものを見てから読むと、物足りなさを感じてしまった自分がいた。でも、単純に面白かった。書かれた当時は、本当に夢のような出来事だったのだろうけど、西暦2660年の章で書かれていることは、今でも100年以上先だが、すでに起こっていることが多い気がする。 シンプルなのだけど、筋が通っていて、これは想像の羽根が羽ばたく人が多いだろうなと思う。 SF的な話なのに温かくロマンチックなラストはさすが。「多次元的宇宙」が漫画みたいで面白かった。『果てしなき多元宇宙』は今を精一杯生きろという警句のような物語で読んで良かったと思った。





【7月16日(土)放送】
 希望ヶ丘の人びと/(著)

希望ヶ丘の人びと(上) (講談社文庫)/講談社

¥価格不明
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希望ヶ丘の人びと(下) (講談社文庫)/講談社

¥799
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希望ヶ丘の人びと/小学館

¥1,836
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■ドラマタイトル:土曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 「希望ヶ丘の人びと」

■放送日:7月16日スタート WOWOWプライム 土曜 午後10:00~午後11:00 

■原作/原案…原作:重松清「希望ヶ丘の人びと」(講談社文庫)

■スタッフ
脚本:岡田惠和/監督:深川栄洋

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■キャラクター紹介(キャスト)
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田島徹(沢村一樹)
東京都内に住み、出版社に勤めていたが、妻の圭子をがんで亡くし退職。圭子の育った町である希望ヶ丘に引っ越す。優しいが、少し頼りない。

田島圭子(和久井映見)
徹の妻。膵臓がんが発覚し、わずか3カ月で急逝。家族思いで芯の強い女性。

田島美嘉(桜田ひより)
徹の娘で、中学2年生。亡き母・圭子に代わり家事を担当している。圭子に似てしっかり者。

田島亮太(二宮慶多)
徹の息子で、小学3年生。徹に似ておっとりした性格の甘えん坊。

阿部和博(寺脇康文)
圭子の中学時代の同級生で元不良。圭子の初恋の相手でもある。現在は「ゴールドラッシュ」というカフェバーのオーナー。

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■ドラマ内容紹介…直木賞作家・重松清原作のヒューマンドラマで、沢村一樹が連続ドラマW初主演 
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「とんび」「流星ワゴン」などで知られる直木賞作家・重松清の同名小説を連続ドラマ化。妻を失った男が、亡き妻の故郷に移り住み子供たちと新しい生活を築いていく感動のヒューマンドラマ。子供たちのために奮闘するちょっと駄目な主人公・田島徹役は、連続ドラマW初主演の沢村一樹、その妻・圭子役は和久井映見が務める。圭子の初恋の相手である元不良・阿部和博に寺脇康文が扮するほか、伊藤かずえ、六角精児、宮川一朗太、やついいちろう、平泉成ら個性豊かな俳優陣が顔をそろえる。脚本は、NHK連続テレビ小説「おひさま」などを手掛けた岡田惠和。監督は映画「神様のカルテ」「トワイライト ささらさや」の深川栄洋が務める。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
《わが家は、とてもたいせつな家族を、ずっと一緒にいたかったのに、失ってしまったのだ。会いたくても会えない。それはもう自分の力ではどうにもならない「不可能」なことで、その悲しみの傷を心に負ったまま、私たちは生きているのだ》
四十歳になった私〈田島〉は、今春から中学三年生になる美嘉と小学五年生の亮太とともに、ニュータウン「希望ヶ丘」へとやってきた。ここは、二年前にガンで亡くなった妻・圭子の“ふるさと"であり、今度の引っ越しは、塾の教室長に転職した私自身の再出発でもあった――。
しかし、父子三人の新生活は、出だしから難問続出。亮太は母の面影ばかりを追い求め、美嘉は新しい学校になじめず、塾には生徒が集まらない。そんな中、妻の中学時代の親友が、衝撃の一言を漏らす――「圭子の好きだったひとって……」。
泣いて笑って心あたたまる、感涙必至のニュータウン小説。

子どもたちの「もしも」は未来に向いている。
大人たちの「もしも」は過去にしか向かわない。
泣いて笑って心温まるニュータウン小説

Arikaアイコン(小)1妻を癌で亡くした夫と、中学に通う長女と小学生の長男が、妻の生まれ育った街である「希望が丘」に転居することから始まる物語。 母の思い出の街に引っ越してきて、父は新しいビジネス、長女、長男は新しい学校へ通いだすとこから始まる。 重松さんらしいテーマ。 主人公の田島さんは、2年前に奥さんを亡くして、男手ひとつで2人の子供を育てています。でも、どうしても後悔することが多い。もしも、奥さんが自分じゃなくて他の人と結婚していたら、きっと彼女は違う人生を歩んで、もっと幸せになっていたんじゃないか。もしも、奥さんが生きていたら、子供たちはもっと幸せな生活を送れてたんじゃないか。もしも、もしも、もしも……そう思わずにはいられないのです。転居して知り合うのは、亡き妻の中学時代の同級生たち。孤高のツッパリのエーチャンとその娘である帰国子女のマリア。チクリの宮嶋、書道の先生とその孫のショボさんなど。当時ニュータウンと呼ばれた希望が丘で繰り広げられる今と昔、街に暮らす人、学校でのいじめなどで展開されるとても良い作品です。きっとこの作品を読まれたら、中学時代に戻って見たくなるでしょうし、育った街へ行ってみたくなるかも知れません。子どもたちの「もしも」は未来に向いている。大人たちの「もしも」は過去にしか向かわない。わかっていても、大人はやっぱり後悔や愚痴を言ってしまうものです。もしも、「過去のもしも」ばかりでつらい時には、是非この本をおすすめします。