2016年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■3月日曜日・春ドラマ化される原作&コミック


ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!



【3月27日(日)放送】
 カッコウの卵は誰のもの/東野圭吾(著)

カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)/光文社

¥700
Amazon.co.jp

■ドラマタイトル:日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」

■放送日:3月27日スタート WOWOWプライム 日曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」(光文社文庫)

■スタッフ
脚本:田辺満/監督:耶雲哉治/監督:山下司/プロデューサー:井上衛/プロデューサー:渡邉浩仁

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■キャラクター紹介(キャスト)
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緋田風美(土屋太鳳)
「新製開発スキー部」に所属するアルペンスキー選手。幼少時に母親が他界し、父・宏昌の手ほどきを受け、トップスキーヤーを目指してきた。高い運動能力を示す特別な遺伝子を保有するが故に、出生にまつわる危険な事件に巻き込まれる。

上条文也(本郷奏多)
「KM建設」の社長・上条伸行の息子で、現在白血病で闘病生活を送っている。病院では、いつも子どもたちに囲まれ「才能」について語り続けている。

柚木洋輔(戸次重幸)
「新製開発スポーツ科学研究所」の副所長で遺伝子研究者。スポーツ選手の才能は、科学的に発掘し開発できると信じている。研究に対して真摯な情熱を持つ。

緋田宏昌(伊原剛志)
風美の父親で、アルペンスキーの元オリンピック選手。妻を早くに亡くし、男手一つで風美を育ててきたが、風美には決して言えない秘密を抱えている。

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■ドラマ内容紹介…現役体育大生の土屋太鳳が“スポーツ遺伝子”を持つ天才スキーヤー役で主演
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東野圭吾の小説をドラマ化する医科学ヒューマンサスペンス。トップアスリートを目指す若者たちの過酷だが輝きに満ちた日々と、主人公の出生の秘密によって巻き起こる事件、そんな彼らの遺伝子を研究する科学者の葛藤を描き、親子の絆、才能、また真の幸せとは何かを問う。高い運動能力を秘めた遺伝子パターンを持つ主人公の天才アルペンスキーヤー・緋田風美を演じるのは、現役体育大生の土屋太鳳。NHK連続テレビ小説「まれ」以来、初の連続ドラマ主演に注目が集まる。また、元五輪選手で風美の父親・緋田宏昌を伊原剛志、物語の鍵を握る青年・上条文也を本郷奏多、緋田親子の秘密に迫る遺伝子研究者・柚木洋輔を戸次重幸が演じる。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
カッコウはその卵をモズやホウジロの巣に卵を生み雛を育てさせる。アルペンスキー元オリンピック代表の緋田の娘風美は父のDNAを受け継ぎ、アルペンスキーで頭角を現す。しかし、そのDNAは緋田から受け継いだものではなく、妻智代から受け継いだものでもないことに緋田が気付く。智代が自殺したのは秘めた真実に苦悩した末のことだった。風美のDNAはだれからもたらされてものなのか。カッコウはどこにいるのか。調べていく中、緋田は風美が生まれた日、乳児の誘拐事件があったことを知り、次第に真相が解明されていく。

親子の絆は血縁関係と積み重ねた歴史のどちらが優先するのか?
Arikaアイコン(小)1遺伝子レベルでトップアスリートを育てる研究のせいで明らかになる親子の秘密。才能とは。親子とは。一筋縄ではいかないストーリー展開。タイトルからある程度のストーリー想像が出来たのですが、風美ちゃんの本当の両親にいきつくまでのスリルはさすが東野さん。才能とは。親子とは。一筋縄ではいかないストーリー展開。意外な犯人。様々な親子の愛の形を示すという意味では野圭吾らしい良い結末だったと思う。犯人が母親を思う気持ちや、父親に対する愛しているからが故の憎しみ。血が繋がっているが離れて暮らす娘を遠くから見守る父親。自分の子ではないと感じながらも、最大限に娘を慈しむ父親。どーしようもない父親を自分の才能で支えようとする息子。血が繋がっている、繋がっていないに関わらず、自分の大切な人を守りたいと思う気持ちは、表現方法は違ったとしても、とても大切な事だろう。「才能は磨くものなのか、与えられるものなのか」といったことから、ひいては「血縁と心縁はどちらが尊いのか」というふうなことまで、色々に考えさせられる内容でした。凡人の私は才能に恵まれた人を羨ましく思ったりするけど、慎吾のように中にはその才能も苦痛に感じる人もいて、才能があるから幸せとは限らないんだなと。才能て、受け取る人によってはものすごい力にもなるけど、諸刃の剣ともなる。遺伝子レベルでトップアスリートを育てる研究のせいで明らかになる親子の秘密の話だけど、最初から遺伝子だけで才能が決まるならきっと誰もスポーツなんてしないし、努力もしないだろう。遺伝子てなんなんだろね…・・・。原作では父の葛藤が長く風美はあまり登場しませんが、ドラマは主人公が風美なので、もう少し風美目線で物語が進行するのではないかと期待しています。