ジャンル:ノンフィクション/エッセイ


*13人の音楽家が語る作詞術と歌詞論
 新しい音楽とことば 13人の音楽家が語る作詞術と歌詞論/磯部 涼 (編)

新しい音楽とことば (SPACE SHOWER BOOKs)/スペースシャワーネットワーク

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Arika報告書v1アイコン「J‐POPの歌詞が劣化した」と嘆かれる昨今、“音楽のプロフェッショナル13名のロング・インタビュー。「歌詞がツマらなくなった」ともいわれる日本のポップス。だが、「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉どおり、社会の変化とともに歌詞も変化したのであって、それについていけない人が嘆いているにすぎない。そして、ひとつの歌詞がすべての人の気持ちを代弁できる時代でもない。だからこそ、様々な音楽家の作詞術を探ることで、今の歌詞のありかたをモザイク状に浮かび上がらせられるのではないか――。

そんなアプローチで、石野卓球(電気グルーヴ)、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、菊地成孔、 七尾旅人、前野健太、大森靖子、髙城晶平(cero)、若旦那(湘南乃風)、ティカ・α(やくしまるえつこ)、じん、の子(神聖かまってちゃん)、
三浦康嗣(□□□(クチロロ))、tofubeatsらが熱く語る。

社会の変容とともに変わっていく歌詞のリアリティ。そんな考察が興味深い。