≪本屋が舞台のコミック・2≫


、5巻に収録「EPISODE.23 ゴールデン ステアーズ」の異常に豪華な内装の古本屋が舞台
  Papa told me /榛野 なな恵

Papa told me (5) (ヤングユーコミックス (054))/榛野 なな恵

¥545
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りふれた日常の中、知世ちゃんの澄んだ瞳がとらえるのは、喜び、哀しみ、それとも不思議な世界? 読むたびにやさしくなれる現代の童話。全ての心やさしい人達に贈る、大ヒットシリーズ第5弾!!ううう(号泣)。愛娘を置いて逝った母、逝った妻を想い立ち直れない父、自分を気遣う親族を逆に気遣ってしまう賢い娘…。家族の死別というのは究極のストレスだそうです(次点くらいに離婚が来るらしい)。周りにそういう人がいたら、余計な慰めの言葉よりも、さりげなく支える手を差し伸べたい。けどそれが難しい。本屋さんが出てくるのは、5巻に収録されている「EPISODE.23 ゴールデン ステアーズ」。異常に豪華な内装の古本屋が舞台で、当然かのように(笑)不思議な世界につながっています(※他の話は古本屋は関係ありません)。メルヘンで良かった。女の子は可愛いな





えっ!?私(女・独身)がHな古本屋の店長に!?
  桃色書店へようこそ/わたなべ ぽん

桃色書店へようこそ<桃色書店へようこそ> (コミックエッセイ)/KADOKAWA / メディアファクトリー

¥価格不明
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化球でこういうのはどうですかw?突如アダルトショップ(本&DVD+グッズ)の店長になってしまった女子アルバイトのコミックエッセイです。作者が店長を勤める書店「はちどり堂」は、もともとは健全な古本屋。ところが、ある日突然社長の意向で、アダルトグッズも扱うことに!?それ以来、オトコゴコロを全開にする男性客(EX 夜のお供にダッチワイフを購入しに来たおじいさん。AV嫌いの奥さんにばれようとも、離婚覚悟でAVを購入しに来る新婚男性などなど)に日々是発見の毎日。18禁コーナーそこを利用するのは、ほとんどが男性客 …だけど 店長は独身女の子!確かにレジが女だったらやりづらいだろうな…。 露出のおじさんは、来たらヤダなあ…。女の客が増えると、男客が来づらくなるなど、なるほど。 可愛い系の絵なのでエロさはあまり感じず淡々と読めます。発注や仕入れ、売上向上のPOPや店内装飾は本屋と同じ。不思議なお店の裏側が見れておもしろい。マニアックな分野だけど、性と人との関係は複雑に結び付いてるんだな~と実感。女性客も入りやすい店作りは女性店長ならでは♪




とあるデンキ街にあるコミック専門店「うまのほね」で働く書店員さんたちとのディープで楽しい本屋の毎日。
 デンキ街の本屋さん /水あさと

デンキ街の本屋さん 1―BOOKSうまのほね (MFコミックス フラッパーシリーズ)/KADOKAWA

¥596
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ニメにもなった同作。とあるデンキ街にあるコミック専門店「うまのほね」で働く書店員さんたちとのディープで楽しい本屋の毎日。アルバイトをはじめたばかりの主人公くんの同僚たちはみんな、何かのマニアだったりとかして濃い人たちだらけ。可愛い女の子たちもとっても可愛いのに濃い趣味があったりして笑ってしまいます。個人的に一番の名言は「マンガは一期一会」…迷って買わなかったマンガがおもしろかったらもったいないって劇中の台詞に、そうそう買う後悔よりは買わなかった後悔のが後々おおきいんだよね、絶版とか連載終了とかで手に入りにくくなったりして…に激しく同意してしまいました。普通の街の本屋さんでは無くて、同人誌とか扱う秋葉の本屋さんの裏方ネタとか、コミケを絡めたネタとか、あくまでデンキ街の本屋という場所に集った男女の純愛漫画を読みたい人におすすめします。





唐突に始まる学生と古本屋店主の恋愛、甘いです。
  ふたりの恋愛書架/ヤマザキコレ

ふたりの恋愛書架 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)/芳文社

¥637
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ふたりの恋愛書架 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)/芳文社

¥637
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店を舞台にした作品は「書店員の奮闘記」「書店裏ばなし」「好きな文学作品へのアレコレ」が多いのですが、この作品は一風変わって「本に魅せられた人たち」を描いています。本をキッカケに出会った、年上のお姉さん「カナコ」と草食系男子高校生「秋生(アキオ)」。会話を交わすうちに、秋生を「運命の相手」と見初めて、不意にプロポーズをするカナコ。 戸惑いながらも、秋生はカナコに魅力を感じ始めて…。初恋から始まり婚約までの流れが凄まじく早い、その上激甘すぎで胃もたれしそうなぐらいなのに何故か嫌じゃないと言う作品。書店成分より恋愛成分多めかな?ですが、ただの恋愛モノではなくそれぞれ家庭に事情があって本の世界にのめりこんでいった秋生とカナコ。寂しさゆえに本の虜になった二人が出会い、ともに暮らしていく話。本に限らず、なにか人以外の物事に傾倒したり救われたりする事ってあると思うのですが、そんな人たちの気持ちを丁寧に描いているので共感する人も多いのではと思います。疑似家族(夫婦)ものというか、お互いが大切に思ってるのが伝わってくるのが好き。各話タイトルの元ネタを、何だっけなーと考えながら読むのも楽しい♪





内気な中学生の草子ちゃんが、読んだ本一冊一冊へ綴るブックガイド。
 草子ブックガイド/

草子ブックガイド(1) (モーニング KC)/講談社

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草子ブックガイド(2) (モーニング KC)/講談社

¥761
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草子ブックガイド(3) (モーニング KC)/講談社

¥761
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人公の草子が、毎回1冊の本を紹介するストーリーです。東京の小さな古書店・青永遠屋(おとわや)に、楽園を見つけた少女・内海草子。どこにも居場所がなかった草子が、青永遠屋を通じて出会った本を、ひたむきに読み解くことで、徐々に人々や世の中と結びついていきます。この作品の最大の魅力は、読んだ本のポイントを繊細にすくいあげ、イメージ豊かに語り尽くす草子独自の「ブックガイド」。毎回、内気な中学生の草子ちゃんが本の中に登場するキャラクターになりきって、鮮やかな「読み」を披露します。 本とか、その棚とか、線がとても丁寧に描きこまれていて、愛情というか思い入れの深さを感じます。なじみの古本屋「青永遠屋(おとわや)」さんも魅力的。1巻は「ロビンソン漂流記」、「ティファニーで朝食を」、「山月記」。蔵書票を取上げた話もあって楽しかった。