≪おばけ図書館が出てくる絵本・児童書≫

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  おばけとしょかん/デイヴィッド メリング (著)、山口 文生 (翻訳)

おばけとしょかん (児童図書館・絵本の部屋)/評論社

¥1,512
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る夜、ボーが魔女のお話を読んでいると、明かりが消えてあやしい影が! 本といっしょに空にとびだし、ついたところは「おばけとしょかん」。いったいここは、なんなの!? 絵本を読んでいると、オバケが忍び寄ってきて…という語りだしのお話ですがやさしくてほっこりする絵本です。本棚が空っぽの図書館の本をみんなでつくるのがなんとも楽しそう。文字の一切ないページがあるので読み聞かせとかをするときは工夫が必要そうですが、暗闇で表紙が光る細工も楽しくて素敵です。自分たちで作った物語が図書館いっぱいに並んでいる情景はきっと幸せだろうなあ。ボーは、図書館司書さんに向いてるね。おばけとしょかんの、館長さんでもいいかも?





  スミス先生とおばけ図書館/マイケル ガーランド(著)、山本 敏子 (翻訳)

スミス先生とおばけ図書館/新日本出版社

¥1,404
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る秋の日の朝、今日もスミス先生がご陽気に教室へ入って来て図書室へ行きますと明るく告げます。けれど何やら不気味な図書館で女司書のクリーパー先生が怖い話をどんどん読み始めるのでした。本がもつ不思議な力をおしえてくれるスミス先生のワンダーランドのシリーズの3冊目。「首のない騎士」や「ドラキュラ」や「フランケンシュタイン」の何て恐ろしい事!でもミステリー小説「バスカビル家の犬」がホラーとして扱われているのはちょっと意外!?外国のお化け、悪者、怪物、全員集合!子供たちとパーティーという内容だけど、絵がかなり怖いのよね。 今回は、いろんな本の悪役たちの登場。くせのあるものばかりだから、どうなることかと、ハラハラ。恐ろしい吸血鬼ドラキュラも首筋に噛みつきさえしなければ一応OKみたい!とっつき難い怖い物語を逆に笑いにして親しみ易くしたのは著者のお手柄だと思います。最後はお約束で本の中にひとり戻りそこねたのは、いかにも悪戯が大好きそうな愛嬌のあるキャラクターで、まあ普段はおとなしく隠れていてくれて、時々こっそりと出て来て子ども達と遊んでくれたらいいかな?また、登場人物を呼び出しちゃう司書のクーパー先生のひとくせある外見がなかなかいいですね。それぞれ、生徒に気になる本がみつかってよかったケロ♪