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いま、書店や図書館、出版社など本にまつわる場所が舞台の小説が人気を博している。
出会い、運命、ドラマのそばにはいつも
本がある。
なぜ、人は
「本」のなかにも
「本」にまつわる物語に惹かれ、また求めるのか?
なぜ、作家はそれを書くのだろうか・・・。
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総合的書籍構成編集人・・・・
Arika*読者を「本」の世界へ蠱惑する必読の6冊伝奇集 (岩波文庫)/岩波書店
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無限に広がる「本」の世界と幻想を記した名作!
ラテンアメリカの中心人物であるボルヘス(1899-1986)。その短編集に収集された『バベルの図書館』は本を取り憑かれた人にお薦めしたい作品。宇宙の隠喩である図書館の物語で、生涯に渡りそこから出ることのない司書の述懐。ボルヘスは後に30巻に及ぶ『バベルの図書館』というアンソロジーを編集しました。
海辺のカフカ (上) (新潮文庫)/新潮社
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¥767
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海辺のカフカ (下) (新潮文庫)/新潮社
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¥810
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村上春樹が描く、少年のひと夏と不思議な図書館!
主人公のひとり15歳の田村カフカは、東京の家を出て四国に流れ着く。知り合った図書館司書の薦めで住み込みの助手として働きだすが・・・・。ギリシャ悲劇や日本の古典文学との出会いを通して成長していく少年。図書館の静謐な空気と心沸き立つ文学との邂逅を実感できる名作です。話が交差するテクニカルは正直ちょっとまどろっこしいが、もちろんそこがおもしろくて、醍醐味なのだけれど。バイブルすぎてちょっと単調かな、なんて思ったりする。村上春樹をよく読みこんでいる人の間でさえ、本作は毀誉褒貶が定まらない。だから春樹デビューをしたい人は、まず図書館などで借りて下読みしてから注文されることをお勧めします。2006年世界幻想文学大賞受賞作。
本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)/光文社
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「本屋さん」にも、いろんな人達のドラマがあるのです!
大崎さんが本屋さんをテーマに豪華執筆陣にアンソロジー小説を依頼。色んな作家さんの短編集の本って、読んだ事のなかった作家さんの新規開拓になるから好きなんだけど、この本はそれを加えて、物語の中にもいくつか本が紹介されてて、いくつかメモって読んでみようと思わせてくれる。本屋が縛りということで、いろんなタイプの本屋があって、そして各作者の特徴が出ていて面白かった。書店業界のあるあるはもちろん、謎や喪失など多彩なテーマな作品を収録。
個人的には誉田哲也さんの「彼女のいたカフェ」、飛鳥井千砂さんの「空の上、空の下」も良かったが、一番のお気に入りは宮下奈都さんの「なつかしいひと」です。切なさの向こう側にある優しさが心に沁みる良作。テーマの決まったアンソロジーは作者さんの色や拘りが出てて面白いし楽しい。書店員さんの仕事の実態や、本に対する熱い思いがうかがえて、ますます本屋に行くのが楽しみになりました。本好きな方は読んで損はない一冊だと思います。
檸檬/新潮社
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かつては多くの読者が真似した書店員との交流
梶井基次郎の代表作のひとつ。教科書に採り上げられた期間も長く、知っている人も多いのでは? 舞台となった丸善はかつて京都に実在した店だったが、2005年に惜しまれつつ閉店。それまで年に何度も同書のファンが主人公を真似して爆弾に見立てたレモンを残していったという。本から飛び出たコミュニケーションのひとつです。
不思議図書館 (角川文庫)/角川書店
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鬼才が導く本と本のあいだのストーリー!
著者寺山修司が自ら発見した奇書・珍書の数々を紹介する。魔術、フェチシズム、フリークス、賭博、殺人百科、だまし絵、吸血鬼などサブカル好きの読者にはたまらない本ばかりです。本の世界の深淵を実感できるだけでなく、通販では決して味わえない書店における奇妙な本との出会いに心躍るはずです。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)/アスキーメディアワークス
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¥637
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持ち込まれる古書に隠された謎を美人店主が解決!
本が読めない特殊体質をもつ五浦大輔は、就職活動に失敗。亡くなった祖母の蔵書に持ち込んだ古書店で膨大な本の知識を持つ篠川栞子と出会う。そこで働くようになった大輔は栞子に持ち込まれる古書に関する謎解きに協力するように。古書店、つまり古本屋さんと古本を題材にした四話収録の連作短編集に近い作品で、その四話に四冊の本がそれぞれタイトルとして当てられているのも興味を引かれます。消えた母親、二人の恋など謎以外の展開も気になるシリーズです。なお、登場する本は作中で内容などが語られますので知らなくても全く問題はありません。