2015年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
■2015夏期☆日曜日にドラマ化された原作&コミック


ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




【7月5日(日)更新】
 ある日、アヒルバス/山本幸久

ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫)/実業之日本社

¥782
Amazon.co.jp

■ドラマタイトル:プレミアムドラマ 「ある日、アヒルバス」

7月5日スタート NHK BSプレミア 毎週日曜 午後10:00~午後10:50

■原作/原案…原作:山本幸久「ある日、アヒルバス」(実業之日本社)

■スタッフ
脚本:山室有紀子/脚本:横田理恵/脚本:鹿目けい子/演出:大谷健太郎/演出:水村秀雄/制作統括:後藤高久/制作統括:高石明彦

■主題歌:moumoon「IROIRO」

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■キャラクター紹介(キャスト)
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浅倉葉月(藤原紀香)
大手出版社「波川書店」の編集者だったが、担当していた女性誌「アズ」の休刊にともない、職を失う。7年越しの交際をしていた恋人とも破局。一生の崖っぷちに立って不安を抱える中、ひょんなことからバスガイドにスカウトされ、40歳にして未知の世界に飛び込んでいく。

澤田希子(トリンドル玲奈)
葉月たち新人バスガイドを指導する「アヒルバス」の先輩バスガイド。人付き合いは悪いが、バスガイドとしての腕は超一流。

並木浩介(山下健二郎)
「波川書店」勤務。葉月の元同僚で恋人。失業した葉月にプロポーズするが、その時の言葉が葉月を傷つけてしまう。

平なぎさ(青山倫子)
「波川書店」勤務。浩介の同僚。葉月が退職したのをいいことに、浩介にアプローチをかける。

アヒルバス社長(片岡愛之助)
「アヒルバス」のボンボン社長。人柄の良さで社員からは慕われているが、それがアダとなり会社を窮地に追い込んでしまう。

小田切次郎(袴田吉彦)
「アヒルバス」の運転手。バツイチ。軽い気持ちで葉月に言い寄るが、徐々に本気になっていく。

戸田夏美(キムラ緑子)
「アヒルバス」のベテランバスガイド。鬼教官と恐れられているが、自らがスカウトした葉月に期待をかけている。

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■ドラマ内容紹介…仕事も恋もなくしバスガイドの世界に飛び込む、崖っぷちのヒロイン役に藤原紀香が挑戦!
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ハートフルストーリーの名手として知られる作家・山本幸久による、お仕事&青春小説を、藤原紀香主演で連続ドラマ化。人生を懸命に生きる、ごく普通の人々の波乱と笑いに満ちた日常を、東京都内周遊観光バス会社を舞台に描く。藤原演じる、仕事も恋も行き詰った40歳崖っぷちのヒロイン・浅倉葉月が、バスガイドという仕事に出合い、恋に仕事に本気で立ち向かっていく。藤原のほか、トリンドル玲奈、三代目J Soul Brothersの山下健二郎、片岡愛之助らが出演。実際にバスに乗って都内を巡りながらの撮影が行われ、藤原自身もそのハードさに驚いたとのこと。バスガイドという仕事の舞台裏にも注目だ。

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■原作の感想
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バスガイドの仕事の大変さ、そして観光バス会社という男社会で生きる女性たちの姿!
Arikaアイコン(小)1
バスガイドさんのお話。バスガイドが新たに入ってくる新人に対して教育をしていく。また上司からの期待・要望も対応していかなければならない。そんな中で新人を教育する過程で、実は自分自身もステップアップする様が面白く描かれている。もう少し、バスガイドの仕事内容もいろいろ苦労話や面白い出来事などを盛り込んであったら良かったかな。一度はハトバスに乗ってみたいと思います。その時は、バスガイドさんを困らせずに、言うことをキチンと聞いておきたい。 軽く読めたけど、なんかわかんない不完全燃焼感が残っている。せっかくなので、もっと登場人物の深い話も読みたかった!最後の短編では、本編では完璧に見えた三原先輩にも人間らしさが感じられ、そこもまた良かったと思いました。





 DEATH NOTE/大場つぐみ・小畑健

DEATH NOTE 1 (集英社文庫コミック版)/小畑 健

¥778
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■ドラマタイトル:「デスノート」

7月5日スタート 日本テレビ系 毎週日曜 午後10:30~午後11:25(初回は午後10:00~午後11:25)

■原作/原案…原作:大場つぐみ・小畑健「DEATH NOTE」(集英社 ジャンプコミックス)

■スタッフ
脚本:いずみ吉紘/演出:猪股隆一/演出:西村了/プロデューサー:神蔵克/プロデューサー:鈴木亜希乃/プロデューサー:大森美孝/プロデューサー:茂山佳則/プロデューサー:吉川恵美子

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■キャラクター紹介(キャスト)
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夜神月(窪田正孝)
「そこそこ食べていけて、毎日が平和で安定していればそれでいい」と願う、公務員志望の欲のない大学生。しかし、「デスノート」を拾ったことで運命が一変。秘めていたゆがんだ正義感と天才性に目覚め、犯罪者のいない世界を構築するため、ダークヒーロー“キラ”として次々と悪人を殺害し始める。

L(山崎賢人)
ICPOやFBIお墨付きの超天才探偵。ささいな情報を手掛かりに大胆なトラップを仕掛けて“キラ”の居場所を見抜き、その背後にある月の存在にも着々と迫っていく。

ニア(優希美青)
男とも女とも見分けがつかない謎の人物で、その思惑もベールに包まれている。

弥海砂(佐野ひなこ)
ガールズユニットのリードボーカル。家族を惨殺された過去から犯罪者を憎んでおり、“キラ”に共感。身を投げ打って彼に協力するようになる。

模木完造(佐藤二朗)
警視庁刑事部捜査一課3係の刑事。上司である総一郎とは刑事畑で長年の付き合いがある。

夜神総一郎(松重豊)
月の父で、警視庁刑事部捜査一課3係の係長。何事にも実直な熱血漢で、仕事を優先し、病死した妻を看取れなかった過去がある。事件の際に少女の身代わりとなって自ら人質になるなど、熱い正義感も持ち合わせており、Lが唯一、心を開く人物。

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■ドラマ内容紹介…伝説の漫画が待望の連続ドラマに! 初の実写化となるニアが登場し独自の結末も!
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2000年代に一世を風靡した漫画「DEATH NOTE」を初めて連続ドラマ化する話題作。名前を書いた人間を死なせることができる死神のノート「デスノート」を使って世界の再構築を目論む主人公・夜神月(ライト)を窪田正孝、彼の前に立ちはだかる天才探偵・L(エル)を山崎賢人、今回初めて実写化されるニアを優希美青が演じる。ドラマ版では、「デスノート」を手にしたことをきっかけに、内に秘めていたゆがんだ正義感と絶対的な天才性に目覚め、ダークヒーロー“キラ”へと変貌していく月と、圧倒的な推理力と洞察力を誇るLが繰り広げる緊迫の推理戦とともに、そこに絡む謎の人物・ニアの思惑といった新たな物語が描かれる。

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■原作の感想
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手段は兎も角犯罪者のいない世界を願った心は間違っていないはずなんだ…!
Arikaアイコン(小)1
ライトくんとは十年ぶりの再開である。改めて読み直して、記憶に残っているライトの印象と比べると割と綱渡りの頭脳戦と呼ぶに相応しい作品だったのだと気付いた。 死神が退屈しのぎに人間界に落とした「デスノート」。誰かの名前を書くと、その人物は死ぬ。ノートを偶然拾った高校生、夜神月(やがみ らいと)は、ノートで犯罪者を大量に殺す。世界中の人に、犯罪を犯すと殺されるという意識を持たせて犯罪を抑止し、平和な世の中を作る。新世界の神になるのが彼の目標なのだ。謎ばかりの大量殺人に対し、各国の警察は対応出来ない。そこで、ICPOは過去の難事件を解決してきた名探偵「L」に協力を依頼するのだった。月とLの二人の天才が繰り広げる対決。良く練られた二人の天才のギリギリの頭脳戦のシナリオが素晴らしく面白かった。 1巻の頃のライトの目はこんなにも輝いていたのに、話が進むにつれて目がだんだん濁っていく…。デスノートが無ければ、また違った人生があったかもしれないのに…。こんな純粋な子の目を濁らせた死神の罪は重い。 堕ちていく過程がしのびない 。読切版も収録。「デス消しゴム」もあったんだね。それにしても、表紙の月のドヤ顔だわww!




【7月12日(日)更新】
 死の臓器/麻野涼

【文庫】 死の臓器 (文芸社文庫)/文芸社

¥778
Amazon.co.jp

■ドラマタイトル:日曜オリジナルドラマ連続ドラマW『死の臓器』

7月12日スタート WOWOWプライム 毎週日曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:麻野涼「死の臓器」(文芸社文庫)

■スタッフ
脚本:高山直也/脚本:鈴木智/監督:佐藤祐市/監督:植田泰史

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■キャラクター紹介(キャスト)
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沼崎恭太(小泉孝太郎)
テレビ制作会社「イフプロ」のディレクター。2年程前まで、総合出版社で週刊誌の記者をしていたが、あるトラブルを起こし退社した過去を持つ。真実を報道することにこだわる誠実な性格。自らが富士の樹海で発見した遺体と臓器売買の関係について取材をする。

白井守 (豊原功補)
山梨県富士鳴沢署の刑事。沼崎とは一応協力し合い、事件の情報を与えるが、線を引くところは引いている。富士の樹海で発見された女性の遺体が、法医解剖の結果、片方の腎臓が摘出されていたことに違和感をおぼえる。

雨宮由香里(小西真奈美)
「イフプロ」のディレクター。沼崎の同僚で、元恋人。沼崎の過去を知りながらも、事件を追う沼崎に真実を見てほしいと願う。「療聖会日野病院」院長・日野の娘。

日野誠一郎(武田鉄矢)
「療聖会日野病院」の院長。人工透析を受けている患者の娘から、腎臓移植を依頼されるが拒否する。しかし、実は腎臓病患者に、がん患者から摘出した腎臓を修復して移植する、レストア腎移植という手術を行っている。

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■ドラマ内容紹介…小泉孝太郎主演の社会派サスペンス。臓器売買をテーマに医療や命の在り方を問う!
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作家・麻野涼による、医療制度や人の命の在り方を問う社会派医療サスペンス小説を連続ドラマ化。腎臓が摘出された女性の遺体の発見と、ある医師に掛けられた臓器移植手術による人体実験容疑という二つの事件を通して、臓器売買の背景にある人間ドラマを描き出す。小泉孝太郎が女性の遺体を発見し、事件の真相に迫っていくテレビ番組制作会社のディレクター役で連続ドラマWで初主演を飾るほか、医療倫理のはざまで葛藤する外科医師を武田鉄矢が演じる。

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■原作の感想
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癌患者の肝臓でもいいから移植してもらいたい。
難しい問題だけど、ほとんどの患者さんはそう思うんじゃないかな・・・?

Arikaアイコン(小)1
臓器移植をめぐる医療サスペンス。内容的には、臓器移植の必要性や問題点を訴えかけながらもちゃんとミステリーになっている。 割と好きな分野だけど、前半は専門的な内容が多く難しかった。核となる部分を隠して話を進行させる手法が多く読みづらかったが、真相の核に入る中盤から一気に畳みかける展開に。特に上海に舞台が変わってから、単純なカラクリでも面白く読めた。医者と政治家、さらに医薬業界の癒着構造は日常化だな…。 日野先生のやり方は制度的には問題あるかもしれないが(同意書不備等)患者を助けたいという信念は察するものがあります。そんな先生がマスコミにいいように悪者にされ続けるのが辛かった、肝臓が無い樹海の死体まで日野先生に結び着け、証拠もないのにさも関係あるように報道するのはいかがなものか?って怒りさえ覚えました。調査委員会の中にも日野先生の手術に有効性があると理解してくれる人がいたり柿沼さんがテレビ謝罪がうれしかった。悪者がすべて罰を受けるみたいな終わり方にすっきりした。





【7月19日(土)更新】
 ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?/高野誠鮮

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?/講談社

¥1,512
Amazon.co.jp

■ドラマタイトル:ナポレオンの村

7月19日スタート TBS系 毎週日曜 午後9:00~午後9:54(初回は午後9:00~午後10:19)

■原作/原案…原案:高野誠鮮「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?」(講談社)

■スタッフ
脚本:仁志光佑/演出:岡本伸吾/演出:平野俊一/演出:塚原あゆ子/プロデューサー:高橋正尚

■主題歌:平井堅「君の鼓動は君にしか鳴らせない」

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■キャラクター紹介(キャスト)
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浅井栄治(唐沢寿明)
星河市に赴任した東京都職員。東京オリンピックのプロジェクトに携わるなど、やり手として活躍。持ち前の奇抜なアイデアと飛び抜けた行動力で、東京の西の果てにある星河市神楽村を生まれ変わらせようと決意する。

岬由香里(麻生久美子)
星河市役所の農林商工課職員。職員の中でも異彩を放つ都会的な女性。市長の福本から浅井を見張るよう命じられるが、次第に浅井の相棒的存在になっていく。

戸川真人(山本耕史)
浅井の幼なじみ。経営コンサルタント会社を経営し、金もうけの才能がある。東京の片田舎・星河市の神楽村を復興させると言い切る浅井を一番の理解者として支える。

山田大地(ムロツヨシ)
星河市役所の農林商工課課長。市長の福本の腰ぎんちゃく的な存在。神楽村の村おこしをするという浅井をけむたがり、何かと邪魔をする。

菰田孝三郎(イッセー尾形)
星河市神楽村にある菰田神社の神主。村人たちから絶大な信頼を得ているため、影響力もある。

福本純也(沢村一樹)
星河市長。市の発展のために過疎化している神楽村の廃村を陰で進めている。自分の方針と真逆を行く浅井を疎ましく感じている。

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■ドラマ内容紹介…ビジネス書原案のエンタメ作品で、唐沢寿明が限界集落を再生させるスーパー公務員に!!
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東京の西端にある限界集落を舞台に、都庁から派遣されてきたスーパー公務員が、村を再生させようと奮闘する爽快サクセスストーリー。主人公・浅井栄治を演じる唐沢寿明は、「過疎化という現実に起きている問題を、テレビドラマで扱うのがとても面白いと思いました。どんな方法で問題を解決していくのか、僕個人も興味がありますし、どう表現していくのか楽しみにしています」と意気込みを語る。浅井は東京オリンピックのプロジェクトに携わるなど、都庁でもやり手のスーパー公務員だが、持ち前の奇抜なアイデアと飛び抜けた行動力で、単身、星河市神楽村に飛び込み、限界集落の復興に取り組んでいく。

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■原作の感想
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地域を変えたい!に心から、根っから向き合うスーパー公務員 !
Arikaアイコン(小)1過疎高齢化により18年間で人口が半分に落ちこんだ“限界集落”の石川県羽咋市の神子原地区を、年間予算60万円で、わずか4年間で立ち直らせた“スーパー公務員”・羽咋市役所職員の高野誠鮮氏。どの組織にも新しいことをしようとすると必ず否定的な意見を言う者がいる。立派な企画書、会議ばかりでは何も進まない。“不安な人は必ず失敗した時のことを先に言う。「誰が責任取るんだ」「転んだらどうするんだ」失敗したら起き上がればいいだけの事。いくら理論が分かっていてもできない、転ぶうちにどうにかバランスを取れるようになる” 。建設的なものなら一聴に値するのだが、本書でもあったように、往々にして大した理由ではない。「可能性の無視は最大の悪策」はその通りだと思う。とにかく行動あるのみ!と様々な策で限界集落をブランド化し人を呼び込んでいく。その実行力が凄いのですが、小さな市役所の公務員でありながら行ったという点が印象に残りました。また臨時職員の時点から町づくり計画を考え、早い段階からTPPに対抗する手段を用意しているなど、公益のために仕事をする公務員のあるべき姿に感じ、前に読んだ「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか」を思い出した。






【8月16日(日)更新】
 石の繭 警視庁殺人分析班/麻見和史

石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
麻見 和史
講談社 (2013-05-15)
売り上げランキング: 13,498


■ドラマタイトル:日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 「石の繭」

8月16日スタート WOWOWプライム 毎週日曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:麻見和史「石の繭 警視庁殺人分析班」(講談社文庫)

■スタッフ
脚本:渡辺謙作/監督:内片輝

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■キャラクター紹介(キャスト)
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如月塔子(木村文乃)
警視庁捜査一課十一係の殺人分析班に所属する巡査部長。正義感が強く努力家だが、経験が少ないため危なっかしい一面も。刑事だった父の形見の時計を常に身に着けている。“トレミー”と名乗る連続殺人犯との交渉役となり、事件解決を目指す。

鷹野秀昭(青木崇高)
警視庁捜査一課十一係殺人分析班の警部補。塔子の指導的立場でコンビを組む。仕事はできるが、ひょうひょうとしていて人を寄せつけない雰囲気がある。

神谷太一(段田安則)
警視庁捜査一課の課長。

如月功(仲村トオル)
塔子の亡き父親。警視庁捜査一課の刑事だったが、ある事件から体を壊し、それが原因で警察を辞めた。その1年後に39歳で病死した。

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■ドラマ内容紹介…木村文乃が刑事役で主演。人気警察小説シリーズが原作のクライムサスペンス!
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作家・麻見和史による人気警察小説シリーズ「警視庁殺人分析班」の第1作目を、木村文乃主演で連続ドラマ化。刑事だった亡き父の後を継いで警視庁捜査一課の刑事となった主人公が、連続殺人事件の犯人との交渉役となり、事件解決に奮闘するノンストップ・クライムサスペンス。これまでにも刑事ドラマを数多く手掛けてきた内片輝が監督、映画「舟を編む」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が脚本を担当し、二転三転する展開で多くの伏線が張り巡らされ、クライマックスには事件の驚愕の真相と犯人の真の目的が明かされる。原作の世界観を忠実に再現するのも見どころ。

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■原作の感想
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物語を成立させるピースとして登場人物の生い立ちがうまく練られており、最初から最後の意外な犯人の指摘まで実によく計算された1冊!
Arikaアイコン(小)1モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子だった。自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件が――緻密な推理と捜査の迫力が光る傑作警察小説! 猟奇殺人を追う警視庁捜査一課の女性刑事が主人公。警察を挑発してくる犯人と対峙しながら真相に迫っていく。主人公がスーパー刑事でないところもいい。女性刑事ものって男勝りだったりじゃじゃ馬だったり個性強いイメージだけど、この作品は落ち着いた主人公で読みやすい。女が良い同僚に恵まれて成長していく様子は、微笑ましかったです。途中で犯人と捕まってる人が誰か察しはついたのですが、犯人の周到さとそれを覆した如月の最後の対決が良かったです。 最後の展開は凄かった。全く予想外の展開に唖然としてしまいました。



 妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻 /豊田正義 

妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻 (角川文庫)
豊田 正義
KADOKAWA/角川書店 (2015-03-25)
売り上げランキング: 1,442



■ドラマタイトル:戦後70年ドラマスペシャル「妻と飛んだ特攻兵」

8月16日(1回のみ) テレビ朝日系 午後9:00~放送

■原作/原案…原作:豊田正義「妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻」(角川文庫刊)

■スタッフ
脚本:岡本貴也/音楽:安川午朗/監督:田﨑竜太/ゼネラルプロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日)/プロデューサー:中込卓也(テレビ朝日)、菊池淳夫(東映)/制作:テレビ朝日、東映

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■キャラクター紹介(キャスト)
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山内房子(堀北真希)
陸軍特別操縦見習士官(特操)の試験に合格した祝いの席で遠縁の節夫と出会う。節夫は戦死を覚悟し、結婚を躊躇していたが、「そばにいたい」「もらってやってください」と自らプロポーズをして結婚。さらに、夫が待つ満州へと単身渡るなど、一途で強い想いと行動力をあわせ持っている。

山内節夫(成宮寛貴)
関東軍第五練習飛行隊・教官。1年余りの訓練で少尉になれる、陸軍特別操縦見習士官の試験に合格したエリート。青森の実家が映画館を経営している関係で、映画に親しんでおり、またハーモニカも得意とするなど教養人でもある。教え子の少年兵たちから慕われており、死を覚悟する自分と結婚した妻・房子に対しても細やかな気遣いを見せる。

道場一男(杉本哲太)
関東軍第五練習飛行隊・隊長。妻・房子を呼び寄せたことを気にする節夫を気遣うなど、部下の面倒見もいい上官。戦況が悪化することで苦渋の決断を迫られることになる。

西村 強(八嶋智人)
関東軍第五練習飛行隊・教官。階級・准尉。たたき上げのベテラン飛行士。特操試験に合格し、たった1年で少尉に昇格した節夫らに批判的ではあったが、今では特操出身者の実力を認め、彼らのまとめ役となっている。

小熊 勇(荒川良々)
関東軍第五練習飛行隊・教官。若い整備兵のミスにも厳しくしかりつける血気盛んな性格。精神論を振りかざすなど、日本のために自らの命を捧げる思いが人一倍強い。伊予屋旅館の手伝い・キミ子に密かに思いを寄せている。

湯浅鉄男(堀井新太)
関東軍第五練習飛行隊・教官。井上ハナと恋仲となり、伊予屋旅館で婚約祝いの宴が開かれるが、実はハナの母・文子に結婚を反対されている。

木下達夫(三浦涼介)
関東軍第五練習飛行隊・教官。正義感の強い若手少尉。一見、無邪気だが、日本のために戦うことを信条とするまっすぐな青年。

重永キミ子(小西真奈美)
飛行隊本部の教官らが出入りする伊予屋旅館でお手伝いとして働いている。男だったら戦死した夫の仇をとる、と口にするほど勝気な女性。

井上ハナ(竹富聖花)
飛行隊本部の教官・湯浅との結婚を望んでいるが、母・文子に反対されている。夫を戦争で失った母が娘にも同じ思いをさせたくない、という理由だけに、母に反抗することができない。

藤田真知子(趣里)
伊予屋旅館のお手伝い。満州開拓団長・藤田秀雄の娘。自分の家族が中国人と共に開拓を行ったこともあり、中国人との対立に戸惑う。

道場 悦(羽田美智子)
道場隊長の妻。満州に来たばかりの房子に、満州での暮らし方などを世話する。中国人の子供にもやさしく接するなど、心優しい日本女性。

井上文子(高島礼子)
ハナの母親。夫を戦争で失い、娘のハナが教官の湯浅との結婚を望んでいるのは知っているが、自分と同じ思いをさせたくないと反対している。

藤田秀雄(國村 隼)
満州開拓団団長。妻、娘、孫と満州に入植。荒れた土地を開墾し、農民として暮らしていたが、ソ連軍の侵攻を受けて開拓村を脱出。家族を連れて第五練習飛行隊本部を目指して避難を始める

ナレーション(市毛良枝)

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■ドラマ内容紹介…最後の特攻機には、女性が乗っていた。知られざる太平洋戦争の史実を、堀北真希&成宮寛貴で初映像化!!
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昭和20年6月、房子(堀北真希)は関東軍少尉の夫・節夫(成宮寛貴)が待つ満州へと向かっていた。当時、日本の植民地だった満州には20万人もの日本人が開拓団として入植。藤田秀雄(國村隼)の一家も荒れ地を懸命に開墾していたが、北からはソ連が満州への侵攻を虎視眈々と狙っていた。

満州・大虎山にある関東軍第五練習飛行隊本部で無事に夫と再会した房子。節夫も愛する妻をいたわるが、その立場はやがて特攻する少年兵たちの教官だ。そんな自分が妻を呼び寄せて良かったのか…。複雑な思いを口にする節夫に、隊長の道場中尉(杉本哲太)は来るべき本土決戦を前に女房を大切にしろと気遣う。

道場の妻・悦(羽田美智子)から満州での生活について教えてもらう房子。内地と比べ、野菜や米など食糧も豊富に揃っているだけでなく、空襲もない。夜には房子の歓迎会と、節夫の同僚・湯浅(堀井新太)とハナ(竹富聖花)の婚約を祝う会が催される。西村(八嶋智人)、小熊(荒川良々)、木下(三浦涼介)ら教官たちは酒を酌み交わし、少年兵たちは無邪気に房子らの料理を頬張る。
結婚して初めて節夫と生活をともにする房子は、戦争を忘れたかのような幸福に浸っていた。

しかし、藤田ら開拓団が暮らす国境近くの村に、ついにソ連軍が侵攻した。必死で開墾した田畑を捨て、村から大虎山を目指して避難する藤田たち。そして、いよいよ節夫ら関東軍にも出撃命令が下る…。
房子の平穏な日々は早くも音を立てて崩れ去ろうとしていた…。

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■原作の感想
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なぜ妻は、夫と散ったのか? なぜ夫は、妻を乗せたのか?
70年の時を経て明らかになる、究極の夫婦愛!!!

Arikaアイコン(小)1「女が乗っているぞ!」その声が上空を旋回する11機の特攻機まで届くことはなかった。白いワンピース姿の女性を乗せた機体を操縦していたのは谷藤徹夫少尉(当時22歳)、女性は妻の朝子(当時24歳)だった。1945年8月19日、満州。20代の青年将校たちの、ある者は許嫁の自決を見届け、ある者は恋人を連れ、そして谷藤徹夫は妻を乗せ、空に消えていった。「妻と飛んだ特攻兵」、その衝撃の事実を迫った歴史ドキュメント!!皆さんは満州で特攻があったことを知っていましたか?それも終戦後に…。そもそも満州って『満州事変』くらいしか知らないし…。でも大丈夫!この一冊で開戦の経緯、満州建国の意図、関東軍のあくどさ、なぜロシアと今も北方領土で揉めてるのかも全部わかっちゃいます。歴史本として◎。満州国建国や、ソ連侵攻が如何にして行われたか詳細に書いてあって、すごく面白かった! 戦争がいけないというのはもちろんだ。でもあの時代の侵略行為や裏切り行為など戦争へと突き進むしかなかった時の流れを強く感じた。ソ連兵の辱しめを受けるくらいなら夫と共に特攻機に乗りたいと思うのもあの時代だからこそなのだろう。読んでよかった。