2015年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(6月13日全国公開)


映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




ジャンル:ドラマ
 海街diary  【6月13日公開】

海街diary コミック 1-6巻セット (フラワーコミックス)/小学館

¥3,346
Amazon.co.jp

■内容紹介
海の見える街、古都・鎌倉を舞台に清新なタッチで描く、家族の喪失と再生のものがたり。
吉田秋生が新境地に挑む、畢生(ひっせい)の感動シリーズ!

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!
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■原作の感想
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吉田秋生の人間洞察が光る
Arikaアイコン(小)1父が出て行き、母も出て行って祖母に育てられた三姉妹。それぞれキャラが違っても頼りあって生きてる。異母姉妹のすずを受け入れてあげて良かった。年相応というか、これは、若い人には描けないマンガだ。彼女もすでに50代後半である。私も歳をとったが、彼女も歳をとった。このマンガは、そんな年輪が活かされていると思う。ありふれた葬式が、彼女の人間洞察と優れた語り口、巧みな絵によって、劇的で感動的なドラマになっている。いま、吉田秋生以外の誰が、あの全ての音が消えたすずちゃんの2ページを描けるだろう? 私と同世代のマンガ家はこれからどんどん老年に入っていくが、このマンガのように、人生経験を活かしつつ、かつ若い人に負けない読み応えのあるマンガを描いていってほしいな・・・・。




■映画ストーリー
鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。こうして鎌倉での生活がスタートするが……。

映画チェック
ベストセラーを誇る吉田秋生のコミックを実写化したドラマ。鎌倉に暮らす3姉妹と父親がほかの女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。メガホンを取るのは、『そして父になる』などの是枝裕和。テレビドラマ「八重の桜」などの綾瀬はるか、『潔く柔く きよくやわく』などの長澤まさみのほか、夏帆や広瀬すずらが共演。実力派女優たちが繰り出す妙演はもちろん、舞台となる鎌倉の美しい四季の風景も見どころ。

■スタッフ
製作年:2015年
製作国:日本
上映時間:2時間6分
製作:フジテレビジョン / 小学館
製作・配給:東宝 / ギャガ
監督・脚本: 是枝裕和
原作: 吉田秋生
音楽: 菅野よう子
撮影: 瀧本幹也

■キャスト
綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず
大竹しのぶ
堤真一
加瀬亮
風吹ジュン
リリー・フランキー
前田旺志郎
鈴木亮平
池田貴史
坂口健太郎





ジャンル:青春/学園/音楽
 ラブライブ!The School Idol Movie  【6月13日公開】

ラブライブ! パーフェクトビジュアルコレクション ~Smile~/著者不明

¥2,700
Amazon.co.jp

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■原作の感想
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初期絵は噛めば噛むほど味がでる!
Arikaアイコン(小)1ラブライブ!のイラストブック。表情豊かなミューズの面々。初期絵からの移り変わりにはビックリしたけど、それぞれの雰囲気はしっかりと出てる。希の胸を縛るにこっち、のぞにこのキャミソール姿に眼力が! 雑誌やCDジャケット、アニメのポスターなどからのイラストがこれでもか!お満載。みんな可愛いし、本当に楽しそう。見ているこっちも笑顔になって、気持ちが明るくなるよう。また、ある程度初期のイラストもあるのでそよ変わり様に驚いた。 見ごたえがあるコレクションだと思う。




■映画ストーリー
秋葉原と神田、神保町の境界にある音ノ木坂学院のスクールアイドル、μ'sは、スクールアイドルの祭典「ラブライブ!」でのパフォーマンスで優勝を果たす。3年生になった彼女たちは卒業をもって活動終了としていたが、卒業式の直後にある知らせを受けて再びライブをすることに。そこでこれまでなかった世界に踏み込み、μ'sのメンバーは成長を遂げていく。

映画チェック
東京にある学校の女子高校生たちによるスクールアイドルグループの活躍を、アニメやコミックなどで展開したメディアミックス作品の劇場版。アイドルとしての活躍によって廃校の危機を救い、スクールアイドルの祭典「ラブライブ!」でも活躍した「μ's」のメンバーたちが、成長していく姿を映す。監督の京極尚彦をはじめ、新田恵海、南條愛乃、内田彩ら声優陣もテレビシリーズから続投。完全新作でつづられるオリジナルの物語やμ'sのライブに胸が躍る。


■スタッフ
製作年:2015年
製作国:日本
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:サンライズ
製作:2015 プロジェクトラブライブ!ムービー
配給:松竹
原作: 矢立肇
原案: 公野櫻子
監督: 京極尚彦
脚本: 花田十輝
キャラクターデザイン・アニメーションディレクター: 室田雄平
セットデザイン: 高橋武之
美術監督: 守安靖尚 / 岡崎えりか
色彩設計: 加藤里恵
デザインワークス: 西田亜沙子
撮影監督: 野上大地 / 杉山大樹
CGプロデューサー: 松実成
編集: 今井大介
音響監督: 長崎行男
音楽: 藤澤慶昌

■キャスト(キャラ名:声の出演)
高坂穂乃果: 新田恵海
絢瀬絵里: 南條愛乃
南ことり: 内田彩
園田海未: 三森すずこ
星空凛: 飯田里穂
西木野真姫: Pile
東條希: 楠田亜衣奈
小泉花陽: 久保ユリカ
矢澤にこ: 徳井青空






ジャンル:犯罪/サスペンス
 アナーキー  【6月13日公開】

シンベリン―シェイクスピア全集〈22〉 (ちくま文庫)/筑摩書房

¥972
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■内容紹介
ブリテン王シンベリンの娘イノジェンは、イタリア人ヤーキモーの罠にはまり、不貞を疑われる。嫉妬に狂う夫ポステュマスの殺意を知らぬまま、イノジェンは男装してウェールズへ行くが、薬で仮死状態になった彼女の傍らにはいつしか夫の首のない死体が―。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈のなか、最後は赦しと幸福な結末を迎える「ロマンス劇」の傑作。
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■原作の感想
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シェイクスピア有名作品のエッセンスが盛りだくさんに詰め込まれた作品!
Arikaアイコン(小)1色々な悪事が交錯し、それぞれが復讐であったり、望みを叶えるために誤解が誤解を生み続ける、そんなブラックストーリー。この物語の中で救い用の無い悪人であった妃とその息子、クロートンは無惨な最期を迎えましたが、そのお陰でブリテン王国に平和が訪れました。そもそもローマと戦争担ったのも欲深い妃のせいですしね。全体的に悪事に悪事が重なり交錯していく感じがします。復習や望みを叶えるためだったりとはいえ、誤解が誤解を生み続けるのが面白いところです。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈の物語が展開していくので見所だらけですね。不貞を疑われたイノジェンも最後は赦されて幸福な終わり方をするのが良かったです。シェイクスピア劇のエッセンスが全て入れこまれた作品なのではないでしょうか。見所は多いのだが、とりわけ気に入ったのはヒロイン・イノジェンが仮死状態になる場面である。彼女を悼む仲間達の比喩表現に満ちた哀切な台詞や、深遠なレクイエムを含んだこの場面は、全体的に明るい印象の戯曲に暗い影を落とし、本作を多面的なものにしている。 最後にはみんながハッピーエンド。すごく面白かったです。




■映画ストーリー
バイクギャング軍団を率いる麻薬王シンベリン(エド・ハリス)は、後妻のクイーン(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にぞっこんだった。だが、彼女がローマ警察からの献金を拒否するように仕向けたため、血で血を洗う権力闘争が発生する。一方シンベリンの娘イノジェン(ダコタ・ジョンソン)は、すでに幼友達のポステュマス(ペン・バッジリー)と結婚していたが、シンベリンはクイーンの息子と自分の娘を一緒にさせたいと考えていて……。

映画チェック
『ハムレット』のマイケル・アルメレイダ監督とイーサン・ホークが再び手を組み、前作同様シェイクスピア劇を映画化したクライムアクション。舞台を現代のアメリカの寂れた町に移し、過酷な宿命に振り回される恋人たちの姿を描く。『めぐりあう時間たち』などのエド・ハリスが麻薬王を演じ、その後妻を『バイオハザード』シリーズなどのミラ・ジョヴォヴィッチが好演。真実の愛が試される、偽りに満ちた世界に引き込まれる。

■スタッフ
英題:CYMBELINE
製作年:2014年
製作国:アメリカ
上映時間:1時間38分
提供:ハピネット
配給:武蔵野エンタテインメント
監督・脚本・製作: マイケル・アルメレイダ
製作: アンソニー・カタガス / マイケル・ベナローヤ

■キャスト
イーサン・ホーク
エド・ハリス
ミラ・ジョヴォヴィッチ
ジョン・レグイザモ
ペン・バッジリー
ダコタ・ジョンソン
アントン・イェルチン





ジャンル:ドラマ
 ライアの祈り  【6月13日公開】

ライアの祈り (小学館文庫)/小学館

¥767
Amazon.co.jp

■内容紹介
映画『ライアの祈り』森沢明夫原作小説!

吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』原作者としても著名な著者が描く話題映画の原作小説が待望の文庫化。
縄文時代から豊穣な土地として営みが続けられてきた青森八戸に赴任してきた桃子。バツイチ、35歳で恋に臆病になっている。人数あわせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。彼の誘いで遺跡発掘に目覚めた桃子。古代の人々の、豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な二人の思いは成就するのか……。縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく2つの感動物語。
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■原作の感想
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純粋でジーンと心温まる小説!
Arikaアイコン(小)1森沢さんの青森3部作の最後に当たる作品。津軽百年食堂(弘前)から始まって、青森ドロップキッカーズ(青森)を経て八戸の話。家族っていいな、子供欲しいな、親ってすごいなと思わせてくれる大森家は自分のなかで理想の家族象になった。縄文時代の部分も血の繋がりのない家族のいいお話だった。どの作品も優しさに満ちており、読後感がとっともいいです。ライアの祈りで大森もも子姉ちゃんが素敵な、そして運命的な出会いをして、幸せになる。誰も不幸になる人は居ない。予想のできる展開で、皆が優等生。悪役すらわかりやすい定番のタイプなので、毒っ気のある小説が好きな私としては物足りない気はしましたが、読みやすさは花丸でした。なにより、青森ローカル過ぎるネタが散りばめられていて、地元の読者はきっと笑ってしまうんだろうな…。




■映画ストーリー
青森県八戸市でめがね店の店長をしている35歳の桃子(鈴木杏樹)。不幸な離婚を経て、恋に積極的になれない桃子の前に、風采の上がらない考古学者のクマゴロウ(宇梶剛士)が現れる。桃子はクマゴロウの話に耳を傾けるうちに、縄文文化や遺跡発掘に興味を覚えるようになる。

映画チェック
恋や人生に弱気なヒロインが縄文文化に触れるうちに幸せを見つけだし、前向きになる姿をハートウオーミングに描く人間ドラマ。原作は、映画化もされた「津軽百年食堂」の森沢明夫が「青森3部作」の完結編として発表した小説。監督は、『殺人者 KILLER OF PARAISO』などの黒川浩行。『相棒』シリーズなどの鈴木杏樹が主演を務め、宇梶剛士、武田梨奈、藤田弓子らが共演する。青森県八戸の街並みや縄文時代の集落遺跡・是川遺跡、世界遺産の白神山地のブナ林などの風景にも癒やされる。

■スタッフ
製作年:2015年
製作国:日本
上映時間:1時間59分
企画・製作:エム・ケイ・ツー
制作プロダクション:TOブックス
配給:アイエス・フィールド
製作総指揮: 川阪実由貴
監督: 黒川浩行
脚本: 寺田敏雄
原作: 森沢明夫
音楽: 加羽沢美濃
主題歌: WEAVER
撮影: 渡部健
照明: 木川豊
録音: 西岡正巳
美術: 大町力
アソシエイトプロデューサー: 金澤秀一
プロデューサー: 林哲次
宣伝プロデューサー: 植田繁
宣伝補: 曽根和子

■キャスト
鈴木杏樹
宇梶剛士
武田梨奈
宅間孝行
鈴林みてき
水嶋仁美
村田雄浩
中本賢
大島蓉子
河相我聞
前田倫良
岩本多代
伊藤晃一
黒島蓮
神谷昇
瑞木るう
百香
あどばるーん
利咲
沼山華子
伊藤寛子
秋野太作
藤田弓子