≪チョコレート&スイートな映画4≫洋菓子店コアンドル | *音 楽 画 廊 2*

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Arikoのその日の気分で内容がかわります♪



物語:2/配役:4/演出:3/映像:3/音楽:2
総合評価 :★★
邦画:洋菓子店コアンドル
 2011年2月11日公開

洋菓子店コアンドル [Blu-ray]洋菓子店コアンドル [Blu-ray]
(2011/09/21)
江口洋介、蒼井優 他

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★作品情報
製作国:日本
製作年:2010年
上映時間:115分 
監督・脚本: 深川栄洋
脚本: いながききよたか / 前田こうこ
音楽: 平井真美子
撮影: 安田光
美術: 岩城南海子
編集: 坂東直哉
配給:アスミック・エース


出演
江口洋介
蒼井優
江口のりこ
ネイサン・バーグ
嶋田久作
加賀まりこ
佐々木すみ江
戸田恵子


★内容
東京で人気の洋菓子店を舞台に、恋人を追って上京した頑固一徹なヒロインと心に傷を抱えた元天才パティシエが織りなすほろ苦くも心温まる人間模様を綴るハートフル・ドラマ。主演は江口洋介と蒼井優。監督は「60歳のラブレター」の深川栄洋。東京で評判の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”。ある日、鹿児島から上京したての田舎娘、臼場なつめがやって来る。ここで働いているはずの恋人・海に会うためだったが、当の海は店を辞めてしまっていた。海を見つけるまで田舎に帰ることもできず、行く宛てのないなつめはすっかり途方に暮れてしまう。そこでオーナーの依子に泣きつき、どうにか見習いとして住み込みで働かせてもらうなつめだったが…。


Arika報告書v

主人公の成長を美しいケーキとともに堪能・・・


朴な女の子が「ケーキ屋の娘」から一人前の「パティシエ」に成長する物語。

素朴な女の子演じる蒼井優ちゃんは等身大の現代っ子、少し田舎っ子で自然な演技で好感が持てました。

伝説のパティシエを演じるのは江口洋介さん。 江口さんは個人的に好きな俳優さんで、こういう腕は一流…でもどこか取っ付きにくい役、というのがハマる。所謂ツンデレと言うのか、時折見せる優しさや照れ隠しが素敵。

少女が修行する中で、彼氏との失恋、同僚との確執、オーナーの病気など様々な苦難がありながら、一歩一歩前へ進んでいく・・・まぁそんな展開。そして伝説のパティシエと呼ばれた男が、なぜパティシエをやめ、評論家に甘んじているのかも見所の一つです。

主演の蒼井優ちゃんの自然体の反面、江口のりこさんの役は満たされないものを感じながら・・・良かったです。

全体的にはかわいくまとまった作品。ただ、原作でも思ったけど、 せっかくのおもしろそうな設定が、 あまり生かされていないのは残念です。 九州の田舎出身であり、 また同郷のカリスマパティシエとの関係、 幼なじみのモチベーション、 などなど、 もう少し知りたい、 と思える部分が未消化で、 そこがもったいない。 いい素材の調理法を間違えたような…もっと美味しそうなスイーツに焦点を当て、パティシエと弟子になった少女との交流や絆をメインに描けば良かったかなと感じた作品です。

登場してくるケーキはどれも綺麗で美味しそうなケーキばかり、しかもみんなケーキを綺麗に食べる、愛おしそうに食べる・・・・だから、ちゃんとした専門店で食べると美味しいんだろうなぁ~と思う。当然ながら観ているとケーキが食べたくなるので深夜に見るのはかなり危険やね(笑)