昨日の続きです。
もちろん作品にもよりますが
キャラクターはひとりよりふたり。
恋愛関係であったりとか、相棒であったりとか、ライバルであったりとか、師弟関係であったりとか
別にいつも一緒でなくてもいいんです。
形は様々ですが、言ってみればボケとツッコミのコンビの方が動かしやすく、演出のバリエーションも増え、またそれぞれのキャラクターの魅力を際立たせやすいものです。
そのストーリーの核となる人間関係というのはある意味必須とさえ言えるでしょう。
長編連載作品になってくると登場人物の数もどんどん増えてゆき
キャラクターの関係も複雑になってきます。
そんな中でも話の中でより重要な核となる関係というものがあるはずです。
この核となる関係さえしっかりとしていれば物語の世界が破綻することはそうそうありません。
しかし、話の中で気に入ったキャラクターが出来てしまい、そのキャラクターの魅力を描いていくうちにストーリーが横道にそれてしまうことはよくあることです。
そんな時も作品世界を俯瞰的に見ることが出来ていれば物語の核となる部分は決して見失うことは無いでしょう。
たとえ物語が横道にそれたとしても、それはあくまでも本道を生かすための横道であることをちゃんと意識しておく必要があります。
これはストーリーでもそうですが、キャラクター構成においてはより顕著と言えましょう。
友人の作品のケースですと
ヒロインの動きを封じてしまう天敵のようなキャラクターを登場させたことによって
ボケ系キャラの主人公が突っ込み役であったヒロインを失ってしまったようなものだったのです。
突っ込み役がいないとボケ役は自由にボケられないものです。
当初はこのキャラクターはゲストキャラでした。
が、なかなか魅力的なキャラクターだったのでレギュラー化してしまったのです。
ゲストで済ませていれば単に魅力的なサブキャラで済んだのですけどね。
友人は魅力的なキャラクターを生みだし、動かす才には長けていました。
彼は生み出したキャラクター
どんなしょうもないキャラクターでもめっちゃ愛していました。
この気持ちはまんがを描く上ですっごく大切なことです。
ただ、その気持ちは諸刃の剣であることも意識しておいた方がいいでしょう。
結局友人はその作品の中で問題のキャラクターをレギュラーから外すことで物語り世界を修復しました。
天敵のようなキャラクターが居なくなったことによりヒロインは生き生きと動けるようになり、突っ込み役を取り戻した主人公も思う存分ボケられるようになったからです。
主人公が生き生きと動くと物語全体が生き生きとしてきます。
シリアスドラマで主人公がひとりで悩んでいてもいいんです。
直接でも間接的でも関わる核となる人間関係
これはきっちりと練り込み、意識しておく必要があります。