沈黙の王(再読)宮城谷昌光「沈黙の王」です。 10年振りの再々読ですね。 宮城谷作品には珍しい短編集ですが、 扱っているのは古代中国の夏王朝から 春秋時代までにかけてです。 冒頭の表題作が一番古い時代で、 そこから段々下っていくのですが 古い時代の作品の方が読みにくいのは偶然か? この著者の文体的に、古い時代の方が 使える漢字が少なくなってゆく傾向はあるので その辺が読みやすさ、読みにくさになっているかも。 沈黙の王 (文春文庫) Amazon