まほろ駅前狂騒曲 | 雑読日記

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読んだ本の感想など

三浦しをん「まほろ駅前狂騒曲」です。

映画化やドラマ化もされた人気シリーズの

初長編にしてたぶん最終巻となります。

 

我が子を亡くし、妻とも別れて厭世にまみれ

便利屋などというわけのわからない商売を

始めてしまった主人公・多田。

 

そこに転がり込んできた、

子供の頃に虐待を受けた同級生・行天。

 

彼らが自分たちの過去と向き合って

不器用ながらの乗り越えようとしていく、

これまでのダラけた話とは一線を画す

きっちりとしたストーリーの作品でした