楽毅[二](再読)宮城谷昌光「楽毅」の第二巻です。隣の大国・趙の侵攻に耐える中山国。小国でありながら王号をとなえた中山王の愚行を尻拭いする形で楽毅は苦労に苦労を重ねます。それにしても、報われない努力をし続けなければならないというのは、まったくもって虚しいものだなと思います。歴史的な英雄でも、そういう瞬間はあるのでしょうね。 楽毅〈2〉 (新潮文庫)/新潮社¥680Amazon.co.jp