さて、入院も終えて、寛解して、ほぼ普通の生活になっても、がんの影から逃れられるわけではない。
なぜなら、再発というものがありやがるからだ。
特に膀胱がんは再発率高いらしい。
なので再発防止のため、引き続きBCG療法を行う。尿道から膀胱に病原菌を打ち込み、病原体とともに癌をやっつけると言う古風かつ自爆的な治療をしばらくは続けるのだ。
ちなみに人によっては副作用は少しはキツく、予防としてこれを貫徹できるのは二割くらいだとか…ただ、俺の場合はこれまでそこまで酷くはない。だし、病気にやられる事を考えたらそんな事言ってる場合じゃない!
BCG治療は大体1〜2時間。その日に備えてNetflixをダウンロードし、尿道から管を突っ込まれてもスマホを見続けられる自分はもはやプロ、ベテランの領域だ!
とりあえず4週それをこなし、初の定期検診は寛解からまだ三ヶ月後。さすがにここでの再発はないだろう。
久々かつ2回目の膀胱鏡はやっぱり痛かった。最後膀胱内を水で洗う処置をしたので、しばらくは排尿痛もキツかった。
幸い病理検査の結果は異常なし!この治療〜検査の流れをしばらくは続けていかなければならない…
しかし早期発見だった事を思えば、その程度はどうにでもなる、とにかく再発しない事を祈るのみ!