前回は眼球の構造について説明しました。
今回はそれに関連して、眼瞼の構造の説明をしたいと思います。
皮膚の後方には眼輪筋があります。眼輪筋は上下の眼瞼を閉じる作用があります。
つぎに眼輪筋をめくると、後方には瞼板という硬い結合組織があります。瞼板の中にはマイボーム腺という脂腺が一列に並び、脂肪性の液体を分泌しています。この液体により、涙が流れ落ちるのを防いでいます。麦粒腫(ものもらい)はマイボーム腺の管がつまって炎症を起こしたものです。
瞼板の後方には眼瞼結膜があります。眼瞼結膜は眼瞼の内面を被う膜です。実は眼球も結膜に被われています。眼球を被う結膜を眼球結膜といい、強膜の前を被っています。眼瞼結膜も眼球結膜も同じ1枚の膜で、眼瞼結膜は眼瞼の奥で折れ返り眼球結膜に移行しています。
◇あとがき◇
今回もフエルト布、スポンジ、テーブルクロスなどの身近な材料を使用して作ってみました。