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前回に引き続き、男性生殖器に関わる教材です。前回、精子は精細管でつくられる、という話をしましたが、今回はその部分をもう少し詳しく説明したいと思います。


↑前回の教材です。精巣小葉は精細管と間質から構成されると話しましたが、精細管の断面はどうなっているかというと‥‥

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こんなごちゃごちゃした構造になっています。精細管の外周には薄い基底膜(黄色の部分)があり、その内方にはさまざまな発達段階の細胞が集まって構成される「精上皮」があります。精上皮の間には、セルトリ細胞が存在しています。

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さまざまな段階の細胞は、基底膜側から精祖細胞→精母細胞→精娘細胞→精子細胞→精子の順に存在し、成熟すると外側から内側に押し上げられていきます。精子として完成されると、精上皮を離れ、精細管を進み、精巣上体に蓄えられます。

セルトリ細胞は精上皮のあちこちに点在し、精子に栄養を与えて精子の成熟を助ける役割を担います。

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精子に棒をつけると

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セルトリ細胞から栄養を受け取る様子や、動き回る様子も表現することが可能ですよ。