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44歳でFIREした僕が教える FIRE後のリアル Kindle版

 

 

 

 

以下は本からの一部抜粋です。

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「3億円貯まって、妻と意見が合わないから、別のところに一人で住むようにするわ」
これが、もうFIREを目前に迎えて話をしていたとある男、僕の友人の話です。
「いや、FIREってそういうものじゃないよ。少し考えなおしたほうがいい。
別のところに一人で住むと言ったら、奥さんも何か他に女ができたのではないか、とか
いろいろと別の邪推をしたりするし、FIRE自体が奥さんにとっては、受け入れられない概念かもしれないから。
奥さんにとっては、今まで家に誰もいなくて、昼間は自由時間だったのだよ。
それなのに、そんな定年前に定年後の想定はいきなり無理だって。大の男が、うろうろ家にいるような生活を早めに想定しろって言ったって、奥さんにはまだまだ受け入れがたいのだよ」

僕と友人は古く同じ職場で働いていたもの同士、同僚だった。
僕は、44歳でFIREを迎えたから、先に、職場を離れた。そんな過去の同僚が仕事から離れた姿をみて、友人自身が刺激を受けていたのかもしれない。
友人は、この50代、おそらく51歳だったのではないかと思うが、
もう目前にFIRE(Financial Independent Retire Early)、
すなわち経済的に支えられた自ら選ぶことのできる早期退職を迎えられるところにいた。
……。
僕は44歳にFIREしたから、ある意味、経済的な自由の生活をしていた。
ただ、素直に現実に目を向かわせるセリフを時に、人は嫌がる。
ただ、単に、賞賛の言葉だけを会話の中で求めていた人、
「俺ってすごい」とか「自分の功績だけを賞賛してほしい」と思っている人には
FIRE後のリアルな話はうざい話かもしれない。
でも、お金があるからと言って、思ったままに進んだときに
取返しのつくこととつかないことがあると思うから、僕は今回、筆をとることに決めた。
FIRE―すなわち
昔で言うセミリタイア前後での気持ちや現実のとらえ方が変わる人がいると思う。
それは自分自身もそうだが、周囲の反応もときに変わってきた。
僕の友人自身もFIREを目前に迎え、いろいろと心の中で夢を描いたこともあったでしょう。
そんな魅力的な立ち位置であるFIREではありますが、僕自身が44歳でFIREを迎え、
それがリアルな実際・現実になってみると、
実は、これは日常生活の延長戦上だった、と気づいた部分もあります。
FIRE後から、特に何かが変わるというわけでもなく日常生活が続いたりする部分もあります。
FIRE達成も本来は人生の一通過点にすぎなかったりします。
FIREは一つの達成ではあるが、人生の通過点の一つにすぎない、ということの自覚が一つ目にはFIREを迎えるにあたっての心構えとして大切だと思っています。
この読者の中には経済的にはFIREに達しているが、
心理的にFIRE後の生活がイメージできないような読者もいるかと思います。
そんな読者に
実際にそこに一歩踏み出す際のヒントになるような本を描けたらいいと思っています。
それではすすめていきたいと思います。

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