米大統領 アジア重視強調 都内で演説 拉致解決に言及
サントリーホール 日本風お辞儀をしている様子は珍しい 知り合い撮影
米大統領 アジア重視強調 都内で演説 拉致解決に言及来日中だったアメリカのオバマ大統領は14日、日本の東京都内サントリーホールで米国のアジア政策について演説し、アジア太平洋地域への関与の基本は「揺るぎない日米同盟にある」と強調するとともに、同地域において米国が指導的役割を果たす決意を示した。北朝鮮に対しては、核問題をめぐる6カ国協議への復帰と日本人拉致事件の解決を求めた。さらに、日本と協力して「核兵器なき世界」の実現に向けて取り組む考えを表明した。今回核の件をいろいろ話されてよかったなと思いました。演説は私は行かなかったけれど内容は把握していました
たった30分の演説ではあったそうだが.演説骨子は以下でした。
◎アジア関与の基本は揺るぎなき日米同盟
◎日本はアジア安定の要
◎米国は太平洋国家 ◎北朝鮮は6カ国協議に復帰を
◎日朝国交正常化は日本人拉致問題の解決が前提
◎国際社会での中国の役割拡大を歓迎
◎日本と協力し「核なき世界」に向け取り組む
◎核兵器が存在する限り、日韓含む同盟国への核抑止力を維持
オバマ大統領はハワイで生まれ、少年時代をインドネシアで暮らしたことに演説で触れ、自らのアジア太平洋地域との結びつきの強さをアピールし、共通の価値観に基づく日本などとの同盟関係を強化すると同時に、諸国とのパートナーシップを構築していくと述べた。
そのうえで、「ともに核のない未来を追求しなければならない」と述べ、核廃絶に向けた日米協力の必要性を訴えた。一方で、核兵器が存在する限り、日本や韓国などへの「効果的な核抑止力を維持する」と明言。北朝鮮の核問題について、「脅しに屈しない」と述べ、北朝鮮に対して6カ国協議への復帰とともに核放棄を約束した協議の合意順守を求めた。また北朝鮮と日本との国交正常化は、拉致事件の解決が前提との立場を表明。
米国内には中国の急激な台頭を受け、米国の影響力低下を懸念する声も上がっている。しかし大統領は「中国を封じ込める意図はなく、関係強化が(日本などとの)同盟関係を弱めることを意味しない」とし、国際社会での中国の役割拡大を歓迎する、と述べた。また人権問題などを取り上げていく考えを示したが、チベット問題への具体的な言及はなかった。
さらに最近対話を始めたミャンマーに対し、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの無条件解放を要求した。演説には、約1500人が招待され、拉致被害者家族の横田滋さん夫妻も招かれた。 オバマ大統領は演説後、皇居での天皇、皇后両陛下との昼食会に出席。14日午後に、アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のためシンガポールに向かった。
11/15夕方はイタリアンパスタの店@麻布十番