一新塾ニュース~市民力で社会一新!~
【第252号】 発行日:2006年8月30日
http://www.isshinjuku.com/
☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
目次
■ 一新塾講義ノート
「あらゆる市民は記者だ!~韓国インターネットメディアの衝撃」
(2006年7月5日 オ・ヨンホ氏による一新塾講義)
■『e-デモクラシーで政治は変わるか?』のご案内(8月31日 19:00~)
政治家証券市場「ポスダック・ウォッチ・ジャパン」オープニングセレモニー
http://www.posdaq.org
■一新塾第19期説明会のお知らせ(9月7日ほか)
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
======================================================================
メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
皆さんは「オーマイニュース」(大前ニュースではありません(笑))を
ご存知ですか?
●「オーマイニュース」とは?
「オーマイニュース」は韓国発の市民参加型のインターネットメディアです。
“あらゆる市民は記者だ!”をコンセプトに韓国で2000年に開始され、現在
では約4万2000人が市民記者として登録、1日に150件~200件の記事が寄せら
れています。その影響力は既存のメディアに大きな衝撃を与え、今では、
ソウルの全国紙・ネット局や海外メディアが記事を引用して報道することも
日常化していますす。
●「オーマイニュース日本版」が創刊
その「オーマイニュース http://www.ohmynews.co.jp/ 」が、いよいよ
日本にやってきました。一昨日8月28日より、オーマイニュース日本版
のサイトがオープン!
また同日、オーマイニュース日本版の編集長に就任したジャーナリストの
鳥越俊太郎氏と社長兼CEOの呉連鎬(オ・ヨンホ)氏による創刊の記者会見
が行われました。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200608290031a.nwc
●創刊に先駆け、オ・ヨンホ氏 2006年7月に一新塾で講義!
市民ジャーナリズムというパラダイム・シフトを日本に実現できるか?
オーマイニュース日本版のチャレンジに注目が集っていますが、
一新塾では、オーマイニュース日本版の創刊に先駆け、2006年7月5日
にオ・ヨンホ氏にお越しいただき「あらゆる市民は記者だ!~韓国インター
ネットメディアの衝撃」をテーマに講演をいただきました。
オ・ヨンホ氏は1988~1999年、月刊「マル(言)」の記者・取材部長を経て
2000年に「オーマイニュース」をスタッフ4名で創設されました。
一新塾講義では、オ・ヨンホ氏が、なぜ「オーマイニュース」を創刊した
のか? 「オーマイニュース」を通じて、どんな理想の社会ビジョンを描
いているのか、そして、なぜ日本進出というチャレンジを決意したのか、
ヨンホ氏の動機と、実践、そしてオーマイニュース日本版の今後の展望に
ついてお話いただき、後半は塾生と忌憚のない議論を展開いただきました。
本日は、一新塾講義ノートとして、7月5日のオ・ヨンホ氏講義から
質疑応答のやりとりに一部をご紹介させていただきます。市民ジャーナ
リズムの新しい息吹をぜひ感じていただければと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q:オーマイニュースと既存メディアとの違いは?
既存メディアとの記事の内容の違いは?
また、既存のメディアはしがらみがあって、政治的圧力があったりして
自由に記事が出せないと思います。オーマイニュースでは、しがらみの
ない記事をたくさん載せられるのでしょうか?
A:市民の目線で書きやすい方法で書いてくださいと。
記事の形式を破壊しようと思ったんです。
政治的な現場を10分ごとに伝えるとか、手紙形式のものとかでも
記事として受け取りました。
それからオーマイニュースの既存メディアと違っていた部分は、広告主の圧力
から非常に自由であったということ。既存メディアは常勤記者が書くので、
ある企業からその記者に圧力がかかればその記事は消えてゆくわけです。
ですが、私たちの場合はある日突然市民記者が記事を送ってくることができる
わけです。だから、その記事に価値があれば、オーマイニュースは載せるしか
ないわけです。
もし私たちが載せなかったとしたら、すぐに、その噂が市民に広がり、オーマイ
ニュースとしての価値はなくなってしまいます。私たちは広告主から受けるお金
よりも、“すべての市民は記者だ”というコンセプトに価値があると思っている
わけです。
Q:「オーマイニュース」によって韓国は、
どういう世の中からどういう世の中に変わったのか?
また、日本の変化の可能性はどうでしょうか?
A:一つはメディアの民主主義。オーマイニュースを作ったときに目標は
5対5の社会をつくるというのを考えていました。2000年の韓国
は8対2の社会だったからです。8というのは保守。2は革新=進歩。
オーマイニュースの登場までは保守的なメディアによって世論が形成され
ていたと考えるならば、オーマイニュースが登場した後は、もちろん私達
だけがやったわけではありませんが、世論を形成するメディアが非常に
多様化したと思います。
既存の保守的なメディアも市民参加という部分については非常に取り入れる
ようになったわけです。大きな放送局も市民記者を募集しました。私の書い
たジャーナリズムの博士論文では「オーマイニュース流の市民メディアが登場
したことで既存メディアにも影響力を与えた」という内容から書き始めたの
ですが、韓国の言論社会全体で、市民の声が大きく反映されるようになった
と思います。
例としては、オーマイニュースは最初の頃、記事の下のところにコメント欄
というのを作ったのですが、他のメディアにも、だんだんとそういうコメント
欄がつくようになりました。今は読者の意見によって世論が形成されること
が重要視されるようになりました。
オーマイニュースのようなメディアの登場は、政治社会領域での民主主義
の形成にも大きな影響を与えたと思います。政治のプロセスの中で、社会
の問題を解決してゆく中で、今は市民の声を聞かなくてはならないというの
が韓国社会の中では必須の領域になってきています。
政治の領域でも、ある党の代表を選ぶにしても、その党の代表によって
選ばれるのではなく、相当な部分を一般国民の世論調査を通じた結果を
取り入れるとか。おそらく日本でもポスト小泉が選ばれなくてはならない
ということなんでしょうけど、そのプロセスで一般国民の世論がどれだけ
反映されるか。韓国で党の代表になるには国民の支持を得なくてはなら
ないわけです。そういう変化が韓国に最近の4~5年で生まれたわけです。
それは理念的なことではなくて、メディアであれ、社会であれ、政治で
あれ、市民がそのプロセスに参加するということなんです。日本でもその
部分では大きく違わないと私は考えています。
メディアの領域でも市民の声を反映させたいと。それから政治、経済、
社会の分野でも市民の声が反映されるようなシステムをつくってゆきたい。
何か今までは当然だと考えていた何かできあがった構造、閉じた構造を開か
れた構造にしてゆきたい。開かれたプラットホームをつくってゆきたいと
それがオーマイニュースの目指しているところなんです。
◎塾生へのにメッセージ
オーマイニュースの日本進出を検討するにあたって、私はたくさんの日本の
メディアの方にお会いしました。ある新聞社のジャーナリストの方が話して
くれました。目の見えない蛇が勇敢に動き回れる、と。もう少し解説すると、
私が日本社会のことをあまり知らないからこういうことができるのだと。
でも私はメディアの方々の話を聞く前から、日本を愛する言論人の方々から
日本の市民が作ってゆく市民メディアが必要だと、そういう言葉をたくさん
聞いたのです。
私はそういう試みを、「よりよい社会の為に、よりよい地球のために」
これが準備された市民によって連帯されてゆくんだと思います。
是非みなさんと一緒にいい作品をつくってゆければいいと思っています。
───────────────────────────────────
■ シンポジウムのご案内
───────────────────────────────────
主催:アジアへe民主主義を!「アジアの贈り物」社
-----------------------------------------------------------
~日韓シンポジウム&政治家証券市場デモンストレーション~
『e-デモクラシーで政治は変わるか?』
-----------------------------------------------------------
このたび、日韓交流シンポジウム『e民主主義は政治を変えるか?』
を8月31日に開催させていただくことになりました。
一新塾の日韓草の根交流をきっかけに、証券市場ナスダックの政治版、
政治家証券市場“ポスダック”が日本でもスタートすることを記念して
のシンポジウムです。
ポスダックは、実際の国会議員を上場させ、政治家にサイバーマネー
で投資する仕組みです。政治家の発言・行動によって政治家株が上下
するため、 国民は、24時間即効で、政治への意思表示することが出来、
直接、政治へ関与をすることができます。
IT先進国・韓国ではPOSDAQによって、国会議員と有権者に、
いい緊張関係が生まれ、間接民主主義を補完する装置となっています。
韓国での会員数は50万人、特に若者が政治に関心を持つきっかけと
なりました。
日本ではそれを分権推進の仕組みとして地方自治体でできないものか、
更には民主主義が必ずしも育っていないアジア諸国に広げることは出来
ないか、という問題意識の下に、片岡勝を代表に「アジアの贈り物」社
というNPO株式会社が誕生しました。
今回、韓国でポスダック創始者であるシン・チョルホ氏に、その取引の
デモンストレーションをしてもらい、その後、韓国の政権党でITを担当
するパク・ウォンウ議員、日本からは市民選挙の生みの親として市民政治
を推進する菅直人議員、そして、自治体で市民参加を推進された穂坂邦夫氏
(前志木市長)にご参加いただき、e民主主義が与える政治への影響を議論
いただきます。
ダニエルベルの言う「地域の問題を解決するには国家は大きすぎ、世界の
問題を解決するには国家は小さすぎる」という情報化時代に、ITと政治
を考えたいと思います。より多くの人が主体的市民として政治に関与する
システムとなることができれば、それが、政治への無関心や格差の問題解決
へのきっかけになればと期待するものです。
-----------------------------------------------------------------------
開 催 日:2006年8月31日(木)19時~21時
開催場所:在日本韓国YMCAアジア青少年センター
(東京都千代田区猿楽町2-5-5)
地図→ http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm
参 加 者:150名程度
参 加 費: 1000円
申 込:http://www.posdaq.org
主 催:アジアへe民主主義を!「アジアの贈り物」社(理事長・片岡勝)
-----------------------------------------------------------------------
<スケジュール>
19:05 シンポジウム『e-デモクラシーで政治は変わるか?』
パク・ウォンウ氏(韓国ウリ党IT担当国会議員)
ミン・キョンベ氏(キョンヒサイバー大学NGO学科教授)
シン・チョルホ氏(ポスダック社CEO)
菅 直人氏 (民主党国会議員)
穂坂邦夫氏 (元志木市長)
司会:片岡 勝 (アジアの贈り物社・理事長)
通訳:黄 厚淵(韓国語→日本語)
朴 姫淑(日本語→韓国語)
20:40 質疑応答
21:00 閉会の言葉 片岡勝
───────────────────────────────────
■ 一新塾第19期 説明会~新しいリーダーシップ論をお伝えします!
───────────────────────────────────
お待たせいたしました!
一新塾第19期は11月12日に開講いたします。
開講に先駆け、一新塾に興味をお持ちいただいている皆さまに向けて
無料説明会を開催いたします。
一新塾の説明会は、単なる学校説明にとどまりません。
あなたが“社会創造のプロフェッショナル”になるための知恵をお届け
させていただきます。無料講義のつもりで、お気軽にお越しください!
申し込みは末尾フォーマットにてお願いいたします。
【 説明会の主な内容 】
●人口減少時代到来!パラダイムが変わる!
● 社会創造のプロフェッショナルになる6つの知恵とは?
● 現場主義でPlan-Do-Seeを回すには?
● ファシリテーター型リーダーシップとは?
● 一新塾の問題解決フレームワーク「6つの箱」
● タテ軸リーダー&横軸リーダーって何?
● 自己と社会を同時変革する「一新力」とは?
● OB/OGと語ろう!
【 日 時 】
-----------
◎東京会場
-----------
一新塾教室(東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F)
http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
(1)9月 7日(木) 19:30~21:30
(2)9月14日 (木) 19:30~21:30
(3)9月20日(水) 19:30~21:30
(4)9月23日(土) 15:00~17:00
(5)9月27日(水) 19:30~21:30
-----------
◎大阪会場
-----------
エール学園1号館(大阪市浪速区難波中3-9-3)
http://www.ehle.ac.jp/so.html
講演会&説明会
テーマ:「いよいよ訪れる“市民主導”の国づくり!」
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
(1)10月7日(土)15:00~17:30
-----------
◎名古屋会場
-----------
名古屋市芸術創造センター中会議室(名古屋市東区葵1丁目3番27号)
http://www.culture.city.nagoya.jp/naka/geijutu/main.html
講演会&説明会
テーマ:「タテ軸リーダー&ヨコ軸リーダーが日本を変える!」
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
(1)10月8日(日)15:00~17:30
-------------<申込フォーマット宛先:iss@isshinjuku.com >-----------------
■一新塾第19期説明会に参加します
◎東京会場
( )9月 7日(木) 19:30~21:30
( )9月14日 (木) 19:30~21:30
( )9月20日(水) 19:30~21:30
( )9月23日(土) 15:00~17:00
( )9月27日(水) 19:30~21:30
◎大阪会場
( )10月7日(土)15:00~17:30
◎名古屋会場
( )10月8日(日)15:00~17:30
氏 名:
ご住所: (〒 )
TEL: FAX:
E-mail:
【第252号】 発行日:2006年8月30日
http://www.isshinjuku.com/
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目次
■ 一新塾講義ノート
「あらゆる市民は記者だ!~韓国インターネットメディアの衝撃」
(2006年7月5日 オ・ヨンホ氏による一新塾講義)
■『e-デモクラシーで政治は変わるか?』のご案内(8月31日 19:00~)
政治家証券市場「ポスダック・ウォッチ・ジャパン」オープニングセレモニー
http://www.posdaq.org
■一新塾第19期説明会のお知らせ(9月7日ほか)
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
皆さんは「オーマイニュース」(大前ニュースではありません(笑))を
ご存知ですか?
●「オーマイニュース」とは?
「オーマイニュース」は韓国発の市民参加型のインターネットメディアです。
“あらゆる市民は記者だ!”をコンセプトに韓国で2000年に開始され、現在
では約4万2000人が市民記者として登録、1日に150件~200件の記事が寄せら
れています。その影響力は既存のメディアに大きな衝撃を与え、今では、
ソウルの全国紙・ネット局や海外メディアが記事を引用して報道することも
日常化していますす。
●「オーマイニュース日本版」が創刊
その「オーマイニュース http://www.ohmynews.co.jp/ 」が、いよいよ
日本にやってきました。一昨日8月28日より、オーマイニュース日本版
のサイトがオープン!
また同日、オーマイニュース日本版の編集長に就任したジャーナリストの
鳥越俊太郎氏と社長兼CEOの呉連鎬(オ・ヨンホ)氏による創刊の記者会見
が行われました。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200608290031a.nwc
●創刊に先駆け、オ・ヨンホ氏 2006年7月に一新塾で講義!
市民ジャーナリズムというパラダイム・シフトを日本に実現できるか?
オーマイニュース日本版のチャレンジに注目が集っていますが、
一新塾では、オーマイニュース日本版の創刊に先駆け、2006年7月5日
にオ・ヨンホ氏にお越しいただき「あらゆる市民は記者だ!~韓国インター
ネットメディアの衝撃」をテーマに講演をいただきました。
オ・ヨンホ氏は1988~1999年、月刊「マル(言)」の記者・取材部長を経て
2000年に「オーマイニュース」をスタッフ4名で創設されました。
一新塾講義では、オ・ヨンホ氏が、なぜ「オーマイニュース」を創刊した
のか? 「オーマイニュース」を通じて、どんな理想の社会ビジョンを描
いているのか、そして、なぜ日本進出というチャレンジを決意したのか、
ヨンホ氏の動機と、実践、そしてオーマイニュース日本版の今後の展望に
ついてお話いただき、後半は塾生と忌憚のない議論を展開いただきました。
本日は、一新塾講義ノートとして、7月5日のオ・ヨンホ氏講義から
質疑応答のやりとりに一部をご紹介させていただきます。市民ジャーナ
リズムの新しい息吹をぜひ感じていただければと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q:オーマイニュースと既存メディアとの違いは?
既存メディアとの記事の内容の違いは?
また、既存のメディアはしがらみがあって、政治的圧力があったりして
自由に記事が出せないと思います。オーマイニュースでは、しがらみの
ない記事をたくさん載せられるのでしょうか?
A:市民の目線で書きやすい方法で書いてくださいと。
記事の形式を破壊しようと思ったんです。
政治的な現場を10分ごとに伝えるとか、手紙形式のものとかでも
記事として受け取りました。
それからオーマイニュースの既存メディアと違っていた部分は、広告主の圧力
から非常に自由であったということ。既存メディアは常勤記者が書くので、
ある企業からその記者に圧力がかかればその記事は消えてゆくわけです。
ですが、私たちの場合はある日突然市民記者が記事を送ってくることができる
わけです。だから、その記事に価値があれば、オーマイニュースは載せるしか
ないわけです。
もし私たちが載せなかったとしたら、すぐに、その噂が市民に広がり、オーマイ
ニュースとしての価値はなくなってしまいます。私たちは広告主から受けるお金
よりも、“すべての市民は記者だ”というコンセプトに価値があると思っている
わけです。
Q:「オーマイニュース」によって韓国は、
どういう世の中からどういう世の中に変わったのか?
また、日本の変化の可能性はどうでしょうか?
A:一つはメディアの民主主義。オーマイニュースを作ったときに目標は
5対5の社会をつくるというのを考えていました。2000年の韓国
は8対2の社会だったからです。8というのは保守。2は革新=進歩。
オーマイニュースの登場までは保守的なメディアによって世論が形成され
ていたと考えるならば、オーマイニュースが登場した後は、もちろん私達
だけがやったわけではありませんが、世論を形成するメディアが非常に
多様化したと思います。
既存の保守的なメディアも市民参加という部分については非常に取り入れる
ようになったわけです。大きな放送局も市民記者を募集しました。私の書い
たジャーナリズムの博士論文では「オーマイニュース流の市民メディアが登場
したことで既存メディアにも影響力を与えた」という内容から書き始めたの
ですが、韓国の言論社会全体で、市民の声が大きく反映されるようになった
と思います。
例としては、オーマイニュースは最初の頃、記事の下のところにコメント欄
というのを作ったのですが、他のメディアにも、だんだんとそういうコメント
欄がつくようになりました。今は読者の意見によって世論が形成されること
が重要視されるようになりました。
オーマイニュースのようなメディアの登場は、政治社会領域での民主主義
の形成にも大きな影響を与えたと思います。政治のプロセスの中で、社会
の問題を解決してゆく中で、今は市民の声を聞かなくてはならないというの
が韓国社会の中では必須の領域になってきています。
政治の領域でも、ある党の代表を選ぶにしても、その党の代表によって
選ばれるのではなく、相当な部分を一般国民の世論調査を通じた結果を
取り入れるとか。おそらく日本でもポスト小泉が選ばれなくてはならない
ということなんでしょうけど、そのプロセスで一般国民の世論がどれだけ
反映されるか。韓国で党の代表になるには国民の支持を得なくてはなら
ないわけです。そういう変化が韓国に最近の4~5年で生まれたわけです。
それは理念的なことではなくて、メディアであれ、社会であれ、政治で
あれ、市民がそのプロセスに参加するということなんです。日本でもその
部分では大きく違わないと私は考えています。
メディアの領域でも市民の声を反映させたいと。それから政治、経済、
社会の分野でも市民の声が反映されるようなシステムをつくってゆきたい。
何か今までは当然だと考えていた何かできあがった構造、閉じた構造を開か
れた構造にしてゆきたい。開かれたプラットホームをつくってゆきたいと
それがオーマイニュースの目指しているところなんです。
◎塾生へのにメッセージ
オーマイニュースの日本進出を検討するにあたって、私はたくさんの日本の
メディアの方にお会いしました。ある新聞社のジャーナリストの方が話して
くれました。目の見えない蛇が勇敢に動き回れる、と。もう少し解説すると、
私が日本社会のことをあまり知らないからこういうことができるのだと。
でも私はメディアの方々の話を聞く前から、日本を愛する言論人の方々から
日本の市民が作ってゆく市民メディアが必要だと、そういう言葉をたくさん
聞いたのです。
私はそういう試みを、「よりよい社会の為に、よりよい地球のために」
これが準備された市民によって連帯されてゆくんだと思います。
是非みなさんと一緒にいい作品をつくってゆければいいと思っています。
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■ シンポジウムのご案内
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主催:アジアへe民主主義を!「アジアの贈り物」社
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~日韓シンポジウム&政治家証券市場デモンストレーション~
『e-デモクラシーで政治は変わるか?』
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このたび、日韓交流シンポジウム『e民主主義は政治を変えるか?』
を8月31日に開催させていただくことになりました。
一新塾の日韓草の根交流をきっかけに、証券市場ナスダックの政治版、
政治家証券市場“ポスダック”が日本でもスタートすることを記念して
のシンポジウムです。
ポスダックは、実際の国会議員を上場させ、政治家にサイバーマネー
で投資する仕組みです。政治家の発言・行動によって政治家株が上下
するため、 国民は、24時間即効で、政治への意思表示することが出来、
直接、政治へ関与をすることができます。
IT先進国・韓国ではPOSDAQによって、国会議員と有権者に、
いい緊張関係が生まれ、間接民主主義を補完する装置となっています。
韓国での会員数は50万人、特に若者が政治に関心を持つきっかけと
なりました。
日本ではそれを分権推進の仕組みとして地方自治体でできないものか、
更には民主主義が必ずしも育っていないアジア諸国に広げることは出来
ないか、という問題意識の下に、片岡勝を代表に「アジアの贈り物」社
というNPO株式会社が誕生しました。
今回、韓国でポスダック創始者であるシン・チョルホ氏に、その取引の
デモンストレーションをしてもらい、その後、韓国の政権党でITを担当
するパク・ウォンウ議員、日本からは市民選挙の生みの親として市民政治
を推進する菅直人議員、そして、自治体で市民参加を推進された穂坂邦夫氏
(前志木市長)にご参加いただき、e民主主義が与える政治への影響を議論
いただきます。
ダニエルベルの言う「地域の問題を解決するには国家は大きすぎ、世界の
問題を解決するには国家は小さすぎる」という情報化時代に、ITと政治
を考えたいと思います。より多くの人が主体的市民として政治に関与する
システムとなることができれば、それが、政治への無関心や格差の問題解決
へのきっかけになればと期待するものです。
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開 催 日:2006年8月31日(木)19時~21時
開催場所:在日本韓国YMCAアジア青少年センター
(東京都千代田区猿楽町2-5-5)
地図→ http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm
参 加 者:150名程度
参 加 費: 1000円
申 込:http://www.posdaq.org
主 催:アジアへe民主主義を!「アジアの贈り物」社(理事長・片岡勝)
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<スケジュール>
19:05 シンポジウム『e-デモクラシーで政治は変わるか?』
パク・ウォンウ氏(韓国ウリ党IT担当国会議員)
ミン・キョンベ氏(キョンヒサイバー大学NGO学科教授)
シン・チョルホ氏(ポスダック社CEO)
菅 直人氏 (民主党国会議員)
穂坂邦夫氏 (元志木市長)
司会:片岡 勝 (アジアの贈り物社・理事長)
通訳:黄 厚淵(韓国語→日本語)
朴 姫淑(日本語→韓国語)
20:40 質疑応答
21:00 閉会の言葉 片岡勝
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■ 一新塾第19期 説明会~新しいリーダーシップ論をお伝えします!
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お待たせいたしました!
一新塾第19期は11月12日に開講いたします。
開講に先駆け、一新塾に興味をお持ちいただいている皆さまに向けて
無料説明会を開催いたします。
一新塾の説明会は、単なる学校説明にとどまりません。
あなたが“社会創造のプロフェッショナル”になるための知恵をお届け
させていただきます。無料講義のつもりで、お気軽にお越しください!
申し込みは末尾フォーマットにてお願いいたします。
【 説明会の主な内容 】
●人口減少時代到来!パラダイムが変わる!
● 社会創造のプロフェッショナルになる6つの知恵とは?
● 現場主義でPlan-Do-Seeを回すには?
● ファシリテーター型リーダーシップとは?
● 一新塾の問題解決フレームワーク「6つの箱」
● タテ軸リーダー&横軸リーダーって何?
● 自己と社会を同時変革する「一新力」とは?
● OB/OGと語ろう!
【 日 時 】
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◎東京会場
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一新塾教室(東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F)
http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
(1)9月 7日(木) 19:30~21:30
(2)9月14日 (木) 19:30~21:30
(3)9月20日(水) 19:30~21:30
(4)9月23日(土) 15:00~17:00
(5)9月27日(水) 19:30~21:30
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◎大阪会場
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エール学園1号館(大阪市浪速区難波中3-9-3)
http://www.ehle.ac.jp/so.html
講演会&説明会
テーマ:「いよいよ訪れる“市民主導”の国づくり!」
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
(1)10月7日(土)15:00~17:30
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◎名古屋会場
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名古屋市芸術創造センター中会議室(名古屋市東区葵1丁目3番27号)
http://www.culture.city.nagoya.jp/naka/geijutu/main.html
講演会&説明会
テーマ:「タテ軸リーダー&ヨコ軸リーダーが日本を変える!」
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
(1)10月8日(日)15:00~17:30
-------------<申込フォーマット宛先:iss@isshinjuku.com >-----------------
■一新塾第19期説明会に参加します
◎東京会場
( )9月 7日(木) 19:30~21:30
( )9月14日 (木) 19:30~21:30
( )9月20日(水) 19:30~21:30
( )9月23日(土) 15:00~17:00
( )9月27日(水) 19:30~21:30
◎大阪会場
( )10月7日(土)15:00~17:30
◎名古屋会場
( )10月8日(日)15:00~17:30
氏 名:
ご住所: (〒 )
TEL: FAX:
E-mail: