久々の、三国志故事成語シリーズ!

「呉下の阿蒙にあらず」
ごかのあもうにあらず

三国時代、「呉」の国に、武を誇る勇将
「呂蒙(りょもう)」がおりましたが、
オツムがよわく、「阿蒙」(アホの蒙ちゃん)という、不名誉な渾名をつけられておりました。
ある時、呉の国を治めていた首領「孫権」に、「いつまでも、バカにされたままでよいのか?勉強して、阿蒙呼ばわりする奴らを見返してやれ」と助言を受け、一念発起。
根が真面目なヤンキーが、本気だすと意外にヤルように、「呂蒙」もめきめきと知識を身につけ、なんと孫権軍有数の“軍師”にまで登りつめるというサクセスストーリー。

このことば、三国志に限らず、あらゆることわざのなかでも、指折りに好き。

座右の銘にしてもいいですね。

今の中国共産党の基をつくった「毛沢東」もこのことばを、気に入っていたよう。

非エリートの諸君、いずれ周りのエリートどもを見返して

「呉下の阿蒙にあらず!!」とさけんでやれ。

ちなみに「呂蒙」コーエーのシミュレーションゲームだと、イマイチ使えない。
天才軍師「陸遜(りくそん)」には、知力では勝てないし。途中知的キャラにシフトチェンジしちゃったから武力もそこまで高くない。
能力値のつけかたドライすぎっすよ。
「馬謖」もそうだけど、
もうチョッと贔屓してやってよね。