世間の、人が書いてくれた
問題解決への道筋(ハウツー)は
だいたい筋のはっきりした
物語として整理されている。





その「最短距離コース」を見つけるまでの
無駄なじたばたや、
なんとも言えない不安や、
不完全燃焼感は省かれているので
迷いまくりの渦中に読むと
自分はダメだ、という方向に
感じてしまうことがよくある。





迷いや恐れや怠けや飽き、忘却も
やはり人生の一部で、
それがどのように
全体や結果に作用しているかは
なかなか分からない。





正直、確かにキツいのだが





それらを否定せずしっかり眺め
存在を認めるということは





結局、自分を認めて
愛するということなんだと思う。